遠州地方、特に大井川~天竜川にかけての地域では
昔から、うるち米の「くず米」を粉にしたものを使って、
おはたきというお餅が作られていました。
今でも、おはたきは直売所や道の駅で売られていますが、
今のおはたきは昔のものとは比べ物にならないくらい
おいしいお米で作られていたり、
もち米が加えられてなめらかな口当たりになっています。
中遠の農山漁村ときめき女性のグループでは、
この伝統食おはたきを、今年度の食育のテーマに決め、
昨夜は第一回の勉強会が開催されました。
今回は、プレーンなもち米入りのおはたき以外に、
みかん、お茶、いちご、ドライトマト、黒米、黒豆入りの
ものも作りました。(黒豆以外はパウダーにしてあります。)
米粉と水を混ぜて、餅つき機にセットします。
蒸し上がりは、こんな感じになります。
みかん、お茶、いちごは、蒸し上がってから加えます。
これは、色をきれいに保つためです。
ドライトマト、黒米、黒豆は最初から米粉と一緒に
餅つき機にセットします。
つき上がったものは、手でのばし、
竹を半分に割った筒に入れ、
形を整えます。
それをスライスしたものを焼いたり、煮たりして
まさにお餅のように食べるのですが、
うるち米で作られているので、
伸びるわけではありません。
ただ、胃にもたれないという理由で、
お餅よりもおはたきを好む方もいらっしゃいます。
さあ、次はこのおはたきの新しい食べ方を考えなくては。
頑張ります。 (^^)v