こちらの白いにんじん、スノースティックと言います。
最近は、直売所やマルシェに行くと、
カラフルなにんじんが、何色かセットになって売られているのを
目にする機会が多くなりました。
一般的なオレンジ色に加え、
黄色、紫、白などがセットになって売られていたら、
楽しい気分になりますね。
そして、それが野菜スティックとなって食卓に上ったら、
会話も弾みそうです。
しかし、にんじんはもともと、
今のようなオレンジ色ではありませんでした。
アフガニスタン原産のにんじんがヨーロッパに伝わった時、
その色は黄色、紫、白など・・・。
でも、決してカラフルではなく、くすんでいたと言われています。
その中の黄色が突然変異を起こして生まれたのが、
オレンジ色のにんじん。
黄色、紫、白のにんじんに比べると、オレンジ色のにんじんは、
スープに入れた時、彩りが大変良くなります。
そこで、オランダで品種改良がおこなわれ、
今のようなにんじんが誕生しました。
スノースティックも、オレンジ色のにんじんと一緒に
お料理に使ってみました。
色味では、オレンジ色に負けてしまうかもしれませんが、
味と香りはすごい存在感。
昔のにんじんの強さが思い出されます。
オレンジ色のにんじんが誕生する以前に
白いにんじんは存在していたのですから、
当たり前のことかもしれませんね。 (*^_^*)