”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

冬至のかぼちゃ

2016-10-04 09:55:05 | 野菜

私たちがウォーキングをするのは夜。

懐中電灯で辺りを照らしながら、

時折聞こえる獣の声にびくっとしながら歩いております。

  

そんな中、8月頃からとっても気になる畑がありました。

かぼちゃのような苗が植えられたのです。

 

でも、8月と言えば、かぼちゃの収穫を終える時期。

そんな時に、新たに何を植えているのでしょう。

毎晩、その畑の前を通る時は、懐中電灯を向けて観察し、

「どう見てもかぼちゃだよね。

 でも、なぜこれから寒くなる時期に植えるの?」

と話し合っていました。

  

今、その畑はこうなっています。

 

  

 

明らかにかぼちゃの赤ちゃんらしきものが見えます。

 

   

 

それでも、どうしても真実が知りたかった私は、

昼間、その畑の横を通る時は、車のスピードを落とし、

畑の主が出てこないか見続けました。

 

そして、ついにお目にかかることができました。ヽ(^。^)ノ

  

やはり、この野菜はかぼちゃだそうです。

冬至に、自分の作ったおいしいかぼちゃが食べたくて、

8月に苗を植えたとのこと。

  

冬至にかぼちゃを食べるのは、厳しい冬を乗り越えるため。

1年中どんな野菜でも食べられる現代と違って、

昔は、冬に緑黄色野菜を食べることは簡単ではありませんでした。

そこで、保存がきく夏のかぼちゃを冬まで取っておいて、

豊富なビタミンをいただいていたのです。

 

さて、現代では冬至の時期に店頭に並ぶかぼちゃは、

メキシコ産かニュージーランド産。

夏に収穫して貯蔵しておいた国産かぼちゃもあるのですが、

やはり味は落ちます。

 

新鮮な南半球のかぼちゃを食べるべきなのか?

昔ながらの国産かぼちゃを食べるべきなのか?

栄養価はどちらが優れているのかしら?

毎年、冬至が来るたびにこんなことを考えていました。

  

でも、この畑のかぼちゃがうまく育てば・・・。(*^-^*)

「今年の冬至は、おいしいかぼちゃが食べられますね。」

「うまくできるといいんだけどね。」

 

これからも、夜のウォーキングの時に

かぼちゃの成長を見守っていきたいと思います。

 

コメント (2)
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