私たちがウォーキングをするのは夜。
懐中電灯で辺りを照らしながら、
時折聞こえる獣の声にびくっとしながら歩いております。
そんな中、8月頃からとっても気になる畑がありました。
かぼちゃのような苗が植えられたのです。
でも、8月と言えば、かぼちゃの収穫を終える時期。
そんな時に、新たに何を植えているのでしょう。
毎晩、その畑の前を通る時は、懐中電灯を向けて観察し、
「どう見てもかぼちゃだよね。
でも、なぜこれから寒くなる時期に植えるの?」
と話し合っていました。
今、その畑はこうなっています。
明らかにかぼちゃの赤ちゃんらしきものが見えます。
それでも、どうしても真実が知りたかった私は、
昼間、その畑の横を通る時は、車のスピードを落とし、
畑の主が出てこないか見続けました。
そして、ついにお目にかかることができました。ヽ(^。^)ノ
やはり、この野菜はかぼちゃだそうです。
冬至に、自分の作ったおいしいかぼちゃが食べたくて、
8月に苗を植えたとのこと。
冬至にかぼちゃを食べるのは、厳しい冬を乗り越えるため。
1年中どんな野菜でも食べられる現代と違って、
昔は、冬に緑黄色野菜を食べることは簡単ではありませんでした。
そこで、保存がきく夏のかぼちゃを冬まで取っておいて、
豊富なビタミンをいただいていたのです。
さて、現代では冬至の時期に店頭に並ぶかぼちゃは、
メキシコ産かニュージーランド産。
夏に収穫して貯蔵しておいた国産かぼちゃもあるのですが、
やはり味は落ちます。
新鮮な南半球のかぼちゃを食べるべきなのか?
昔ながらの国産かぼちゃを食べるべきなのか?
栄養価はどちらが優れているのかしら?
毎年、冬至が来るたびにこんなことを考えていました。
でも、この畑のかぼちゃがうまく育てば・・・。(*^-^*)
「今年の冬至は、おいしいかぼちゃが食べられますね。」
「うまくできるといいんだけどね。」
これからも、夜のウォーキングの時に
かぼちゃの成長を見守っていきたいと思います。