先日、お友達がFacebookで、ご自身が出席されたスパイス講座での
カレー作りの様子を投稿されていました。
そこには、コリアンダーの役割として
「とろみづけ」と書かれていました。
私も、インド人の先生にスパイスから作るカレーは
ご指導いただいたことがあり、
我が家のカレーは、私の「いい加減ブレンド」ですが、
コリアンダーでとろみが付くとは思ってもいませんでした。
ずっと、香り付けに使われると思っていたのです。
が、検索してみると「コリアンダーでとろみを付けます。」
と書かれたものが出てくる、出てくる!!
いったい、コリアンダーの何の成分がとろみを付けているの?
気になると、そのままにはしておけないので、
調べまくりましたが、特殊な成分は出てきません。
そこで、植物学者の方に質問してみました。
なんと、コリアンダーには15%もでんぷんが含まれており、
それがとろみを付けているのだそうです。
このコリアンダーというのは、上の写真のように
スパイスのコーナーで売られているもので、
コリアンダーの「種」をパウダーにしたものです。
あの苦手な人が多い「葉っぱ」の部分とは違います。
(パクチーといった方がわかりやすいかな?)
コリアンダーは、葉っぱと種だと香りが全く異なります。
葉っぱは、特有のクセのある香りで、好みが分かれますが、
種は、生姜のような柑橘類のような香りがします。
決して個性が強い香りではありませんので、
ビールの香り付けにも使われていますよね。
とろみのあるカレーがお好きな方は、
小麦粉を使わなくても、
決して出しゃばらないコリアンダーで
とろみを付けることができるということですね。
こちらは、私がブレンドしたスパイスで作ったチキンカレーです。
いつもは、もっとシャビシャビしていますが、
コリアンダーのおかげで、自然のとろみが付いています。
今回も、勉強になりました。(*^-^*)