”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

福田(ふくで)の岩牡蠣

2018-05-30 17:49:08 | ブログ

昨日、ウォーキングをしていたら、ご近所さんが

「福田の岩牡蠣、食べるかね?」と言われ、

夫と私に一人1個ずつ牡蠣を渡されました。

 

袋に入れて・・・じゃないですよ。このまま・・・。

つまり、この牡蠣を手に持って歩いたことになります。

重いのなんのって!! (@_@。

1kg弱ありました。

   

また、殻を開けるのも一苦労。

夫が、色々な工具を駆使して、汗だくになって、

1時間かけてやっと、2つとも開けることができました。

  

晴れて、このように網焼きにしていただくことができたのですが・・・。

    

 

牡蠣って、こんなに重かったっけ?

それに、こんなに開けるの大変?

  

私にとって殻の付いた牡蠣と言ったら、

岡山のお友達から送っていただく、こちらのイメージ。

    

だいたい、福田で牡蠣が採れるなんて初めて聞いたし・・・。

一体、福田のどこに牡蠣がいるの?

   

疑問を持つと、居ても立っても居られないのが私です。

福田港へ行きましたよ。

   

防波堤に、牡蠣の殻が落ちています。

  

  

で、波打ち際を見てみると

何かがくっついている!!

これは、まさに昨日ウォーキングで運んだものと同じ!!

岩牡蠣です!!

  

  

防波堤にも!

  

   

こちらは、防波堤に寝そべって、上から恐々撮った写真。(>_<)

岩牡蠣が、出っ張っているのがわかります。

    

改めて、送っていただく牡蠣との違いを考えました。

養殖の牡蠣は、人のために作られています。

 ・食味をよくするためにはどうしたらよいか?

 ・どうやったら育てやすく、漁もしやすいか?

  

一方、この岩牡蠣は自生しています。

天敵、あるいは海水温の変化などから身を守るために、

殻をこんなにも分厚くし、岩にへばりついています。

つまり、人のためではなく、岩牡蠣自身のために生きています。

 

牡蠣の殻の重さ。

やっとの思いでこじ開けても、貝の上に殻の破片が散らばり、

取り除くのに苦労したこと。

それを考えると、岩牡蠣は厳しい環境の中で生き抜いてきて、

もっともっと生きたかったんだろうなぁと思います。

 

 

コメント (6)
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