”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

鮭、値上がりの原因

2018-05-22 11:04:12 | ブログ

これまで、食卓の強い味方であった鮭。

他の魚が高い時でも、価格が安定していたので、

色々なお料理に便利に使っていました。

  

  

  

それが、去年あたりから

「マリネにしたいけど、鮭は高いからししゃもで作ろう。」

なんてことが増えてきました。

    

ここで備忘録として、鮭の価格高騰の理由をまとめておきます。

理由はずばり、食べ頃である4~5歳魚の資源量が少ないことです。

  

その原因は・・・。

2013年と2014年の海水温

 

鮭は、稚魚が川に放流された後、ベーリング海やアラスカ湾などを回遊しながら成長します。

そして、4〜5歳(一部は3歳)の成魚になると産卵のため故郷の川に戻ってきます。

ということは、今4~5歳になった鮭は2013年と2014年の春に放流されたもの。

  

その2年とも、放流直後(5月)の北海道沿岸の海水温は大雪の影響などで

太平洋側中心に平年より2〜3度低かったのです。

そのため、稚魚の多くが生き残れずに死んでしまったと言われています。

 

  

  

鮭の価格が高騰しているということは、

おにぎりの具に使う鮭(切り身でもフレークでも)も高騰しているということで、

「鮭は利益が出ないから、製造から撤退することも視野に入れている。」

というおにぎり製造会社も出てきているとか。

コンビニの人気おにぎりランキングも、顔ぶれが変わってしまうのでしょうか? (?_?)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする