これまで、食卓の強い味方であった鮭。
他の魚が高い時でも、価格が安定していたので、
色々なお料理に便利に使っていました。
それが、去年あたりから
「マリネにしたいけど、鮭は高いからししゃもで作ろう。」
なんてことが増えてきました。
ここで備忘録として、鮭の価格高騰の理由をまとめておきます。
理由はずばり、食べ頃である4~5歳魚の資源量が少ないことです。
その原因は・・・。
2013年と2014年の海水温
鮭は、稚魚が川に放流された後、ベーリング海やアラスカ湾などを回遊しながら成長します。
そして、4〜5歳(一部は3歳)の成魚になると産卵のため故郷の川に戻ってきます。
ということは、今4~5歳になった鮭は2013年と2014年の春に放流されたもの。
その2年とも、放流直後(5月)の北海道沿岸の海水温は大雪の影響などで
太平洋側中心に平年より2〜3度低かったのです。
そのため、稚魚の多くが生き残れずに死んでしまったと言われています。
鮭の価格が高騰しているということは、
おにぎりの具に使う鮭(切り身でもフレークでも)も高騰しているということで、
「鮭は利益が出ないから、製造から撤退することも視野に入れている。」
というおにぎり製造会社も出てきているとか。
コンビニの人気おにぎりランキングも、顔ぶれが変わってしまうのでしょうか? (?_?)