”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

ふんわり丸ぼうろ

2024-12-06 15:06:50 | お菓子

佐賀県佐賀市を代表するお菓子、丸ぼうろをいただきました。

 

こちらは、北島の丸ぼうろで「丸芳露」と表記されています。

  

  

袋から出してみましょう。

  

  

■ぼうろって何?

丸ぼうろの「ボーロ」というのは、ポルトガル語で「ケーキ」を表します。

  

■丸ぼうろの歴史

寛文年間(1661年~1672年)に長崎在住のオランダ人から、

佐賀藩御用菓子司の横尾市郎右衛門が

小麦粉に琉球糖(黒糖)を合わせて練り、天火で焼く製法を習ったことが始まり。

             ↓

その後、卵やはちみつ、ふくらし粉を加えるなど改良が加えられ、

日本人向きの味に仕上げられました。

  

■丸ぼうろとカステラ

丸ぼうろの材料を見てみると、カステラと同じであることに気づきます。

ここで出てくるのが、以前の記事にも書きましたシュガーロードです。

長崎から小倉までの57里(約228キロ)で、

オランダや中国からもたらされた大量の砂糖を運んだ道です。

 

もう一度、こちらの地図をご覧ください。

 

     【sugar-road.net様より画像お借りしました。】

  

 

つまり、長崎のカステラが、全く同じ材料を使って、

佐賀では丸ぼうろに変化したことがわかります。

  

  

丸ぼうろは、やさしい甘みとふわりとした食感が特徴で、

手で簡単に半分に分けることができます。

  

 

  

実は、12月8日が賞味期限なのですが、少し時間をおくとふんわり感がなくなり、

硬くなり始めていました。

こちらは、包丁で切ったものです。

  

 

  

しかし、これをオーブントースターで焼くと、

外側はカリッ、サクッ、中はふわっとした新しい食感になりました。

子どもの頃に食べた「たまごボーロ」というお菓子を思い出しました。

  

 

佐賀にも歴史に根付いた魅力的なお菓子がいっぱい!!

シュガーロード、佐賀の旅、まだ続きますよ~♪

 

 


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