佐賀県佐賀市を代表するお菓子、丸ぼうろをいただきました。
こちらは、北島の丸ぼうろで「丸芳露」と表記されています。
袋から出してみましょう。
■ぼうろって何?
丸ぼうろの「ボーロ」というのは、ポルトガル語で「ケーキ」を表します。
■丸ぼうろの歴史
寛文年間(1661年~1672年)に長崎在住のオランダ人から、
佐賀藩御用菓子司の横尾市郎右衛門が
小麦粉に琉球糖(黒糖)を合わせて練り、天火で焼く製法を習ったことが始まり。
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その後、卵やはちみつ、ふくらし粉を加えるなど改良が加えられ、
日本人向きの味に仕上げられました。
■丸ぼうろとカステラ
丸ぼうろの材料を見てみると、カステラと同じであることに気づきます。
ここで出てくるのが、以前の記事にも書きましたシュガーロードです。
長崎から小倉までの57里(約228キロ)で、
オランダや中国からもたらされた大量の砂糖を運んだ道です。
もう一度、こちらの地図をご覧ください。
【sugar-road.net様より画像お借りしました。】
つまり、長崎のカステラが、全く同じ材料を使って、
佐賀では丸ぼうろに変化したことがわかります。
丸ぼうろは、やさしい甘みとふわりとした食感が特徴で、
手で簡単に半分に分けることができます。
実は、12月8日が賞味期限なのですが、少し時間をおくとふんわり感がなくなり、
硬くなり始めていました。
こちらは、包丁で切ったものです。
しかし、これをオーブントースターで焼くと、
外側はカリッ、サクッ、中はふわっとした新しい食感になりました。
子どもの頃に食べた「たまごボーロ」というお菓子を思い出しました。
佐賀にも歴史に根付いた魅力的なお菓子がいっぱい!!
シュガーロード、佐賀の旅、まだ続きますよ~♪
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