山形市今塚産の長~い豆が入っていました。
30cmは軽く超えています。
こういった野菜のことを「ささげ」と呼んでいるので、
「最近『ささげ』がめっちゃおいしく感じられるので、うれしいです。」
と、何の疑問も持たずに、お礼のメッセージを送ったのですが・・・。
よくよくラベルを見てみると、
「いんげん 長ささぎ」となっているではありませんか!?
『ささぎ』!
初めて聞きましたが、調べてみると、
山形では、いんげん豆全般を『ささぎ』と呼んでいることがわかりました。
つまり、莢の長さに関わらず、若莢のいんげん豆も、
乾燥の金時豆やうずら豆も『ささぎ』と呼ばれています。
そんな『長ささぎ』と家庭菜園の野菜を使って、
3品ほどお料理を作ってみました。
長ささぎと紅はるかのマスタードサラダ
長ささぎ入りチャプチェ
長ささぎとなす(千両)の味噌炒め
細い莢に調味料がしっかりしみ込んで、とてもおいしくいただきました。
さらに不思議なことが!!
この「長ささぎ」を茹でたお湯を捨てずにそのままにしておいたら、
最初は無色だったお湯の色が、
時間が経つにつれて赤くなっていきました。
中に「長ささぎ」は残っていないのに、色が変化していきます。
これは、たぶん「長ささぎ」の莢に含まれるアントシアニンが溶け出したのでしょう。
アントシアニンは、熱や酸、アルカリ、温度変化により、色が変わっていきます。
茹でた時の高温では色が出ませんでしたが、
温度がだんだん下がっていく中で、赤い色に変化していったのか?
それとも、このお鍋がホーローだから鉄に反応したのか?
でも鉄に反応したなら、茶色っぽくなるはず…。
こんな疑問を残してくれた「長ささぎ」。
ミステリアスなところも魅力です。
山形の恵みに感謝です。(^-^)
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