宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「魂に聞く」

2008年06月22日 | Weblog
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ルネ・ヴァンダール氏は80年代に、自分のこれから取ろうとする
行動や選択を本来の自分自身が承認しているか否かを確かめる
という方法を紹介されています。

人が顕在意識で何かを選ぶ時、それが正しい場合もありますが、
外部からの誘導や強制や誤情報、もしくは自分自身の混乱や
葛藤、欲望の充足の優先などによって判断を誤る場合もあります。

しかし正しい選択がより容易になると言っても、ただ「真に正しい」
という事と、「幸福を得る」「より安楽である」という事は必ずしも
イコールではないと思います。

ですから時に「魂からの選択を取る」事によって、却って苦しみの連続に
陥ったり、表面的、一時的に不幸になったように見えるような事も
場合によってはあるであろうと感じます。

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さて、魂の方は体と違って目に見えるものではありません。
ただ体を動かす形を借りてそれとわかるだけの事です。

目に見えない魂を鍛える方法は昔から開発されてきました。
美しい自然に触れる事、美しい芸術に接する事、誠実な心を持つ事。

このように昔から言われてきている、魂の磨き方はみんなそれぞれに
正しい方法です。
でも日常生活の中で、中々そういう状況にひたっている事は難しいです。

ですから、ここでは毎日の生活の中で比較的簡単に出来る魂の訓練法を
教えましょう。

【心音認識法】

これは、あなたが何か一つの事をしようとする時に、果たしてその行為を
魂が納得しているだろうかと問いただし、確認してみる法です。

その行為をするべきかどうかを決定する時がきたら、静かに座り、
深呼吸をして、体と魂を安定させます。
両方が安静になったら、右の手を高く挙げ、次に心臓の所にあてがいます。

そして右手が心臓の鼓動を感じるまで集中させ、落ち着いた状態が完成
したら、自分自身の行為について自身に問いかけます。

もしあなたの行為が魂の承認したものであれば、鼓動は規則正しく、
呼吸も乱れません。
しかしあなたの行為を魂が喜ばなければ、体の動きの乱れによって
それが伝えられます。

この訓練を少し続けると、物事に対する判断力が増し、行動が沈着、
確実になり、冷静に物事が見られるようになります。

あなたの魂はこうした認識、確認作業を繰り返す事で、少しずつ
鍛えられていくのです。

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