宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「魂に聞く」

2008年06月22日 | Weblog
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ルネ・ヴァンダール氏は80年代に、自分のこれから取ろうとする
行動や選択を本来の自分自身が承認しているか否かを確かめる
という方法を紹介されています。

人が顕在意識で何かを選ぶ時、それが正しい場合もありますが、
外部からの誘導や強制や誤情報、もしくは自分自身の混乱や
葛藤、欲望の充足の優先などによって判断を誤る場合もあります。

しかし正しい選択がより容易になると言っても、ただ「真に正しい」
という事と、「幸福を得る」「より安楽である」という事は必ずしも
イコールではないと思います。

ですから時に「魂からの選択を取る」事によって、却って苦しみの連続に
陥ったり、表面的、一時的に不幸になったように見えるような事も
場合によってはあるであろうと感じます。

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さて、魂の方は体と違って目に見えるものではありません。
ただ体を動かす形を借りてそれとわかるだけの事です。

目に見えない魂を鍛える方法は昔から開発されてきました。
美しい自然に触れる事、美しい芸術に接する事、誠実な心を持つ事。

このように昔から言われてきている、魂の磨き方はみんなそれぞれに
正しい方法です。
でも日常生活の中で、中々そういう状況にひたっている事は難しいです。

ですから、ここでは毎日の生活の中で比較的簡単に出来る魂の訓練法を
教えましょう。

【心音認識法】

これは、あなたが何か一つの事をしようとする時に、果たしてその行為を
魂が納得しているだろうかと問いただし、確認してみる法です。

その行為をするべきかどうかを決定する時がきたら、静かに座り、
深呼吸をして、体と魂を安定させます。
両方が安静になったら、右の手を高く挙げ、次に心臓の所にあてがいます。

そして右手が心臓の鼓動を感じるまで集中させ、落ち着いた状態が完成
したら、自分自身の行為について自身に問いかけます。

もしあなたの行為が魂の承認したものであれば、鼓動は規則正しく、
呼吸も乱れません。
しかしあなたの行為を魂が喜ばなければ、体の動きの乱れによって
それが伝えられます。

この訓練を少し続けると、物事に対する判断力が増し、行動が沈着、
確実になり、冷静に物事が見られるようになります。

あなたの魂はこうした認識、確認作業を繰り返す事で、少しずつ
鍛えられていくのです。

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「宇宙の動きに同調する」

2008年06月21日 | Weblog
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ルネ・ヴァンダール氏の80年代に書かれた本からです。

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私達の住んでいる地球は、宇宙から見れば本当に小さなチリのような
ものですが、そのチリのようなものでさえ、自分で勝手に動いている
のではなく、宇宙の摂理に支配されているのです。

宇宙の動きを体感するようになる事は、潜在的な能力を開発する
上で大きなプラスになります。

少なくとも、あなたの街の夜空に見える星座の名前と惑星くらいは
憶えましょう。
そして月の満ち欠けについても関心を持ちましょう。

すぐには体感できないかもしれませんが、練習していくうちに、あなた
自身も宇宙に浮かぶ星の一つだという実感が持てるようになり、
心が今よりずっと広くなるはずです。

また全ての物には精霊が宿っているという、有史以前からの根源的な
自然観を持って万物の精霊との心の交流を持つように心がけましょう。
花には花の精、水には水の精が宿っています。
それらと優しく心を交わす事で、大自然となごやかな付き合いをしましょう。
やがて自然の精霊達の力はあなたの潜在的なパワーを大きくして
くれるでしょう。

少し時間が出来たら、ハイキングやピクニックに出かけてごらんなさい。
そこで出会う野花や虫、岩や水や風と仲良くなりましょう。
野山を散歩するだけでも、ずいぶん心の栄養になります。

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わたくし自身は少女雑誌「マイバースデイ」を小学校低学年から読み
親しんでいた為、自然と「自然のあらゆるものの中に精霊が宿る」
という考え方が身につき、また成人した今も一切変わっていません。

一方西洋合理主義の考え方では、植物や石や水というものの物質や
生命としてのそれ以上の事を認めず、またそれが多くの西洋人の
考え方、感性となっており、自分とは合わない事をしばしば肌で感じます。

キリスト教信仰、若しくはサイエンスの世界のみに生きるのであれば、
そうした西洋合理主義の考え方の方が妥当なのでしょうが、魔法の世界に
入ろうとする人であれば、やはり万物に宿る存在に対する親しみと畏敬の
念を持たなければ、前進する事はまず出来ないのではないかと思います。

また自然とそこに宿る精霊との交流というものに関心を抱いたとしても、
そこから何らかの自己利益を引き出そうというような駆け引き的姿勢で
あっては、決して上手くいかない事と思います。

同氏はまた別の所で、植物への挨拶の方法も紹介されていました。


………

魔女達は、午前中には木や花の精達に「おはよう」と声をかけ、
夕暮れ時には「おやすみなさい」と挨拶を交わして、心に自然の
エネルギーを取り入れるのです。

午前中、若しくは夕暮れ時に木や花に右手をかざして、しばらくして
落ち着いてきたら、右手の指をパチンと鳴らして完了です。
(これは2分以上行わないで下さい。)

………





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「カルマは急に止まれない:間寛平」
http://jp.youtube.com/watch?v=LmtLxDWa1KY

「クルマは急に止まれない」をもじったタイトルのようです。
歌詞中にはギャグも含まれていますが、少し考えさせられる
所もあります。
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「夏至の魔法」

2008年06月20日 | Weblog
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明日21日が夏至で、毎年恒例となった「100万人のキャンドル
ナイト」が今年は一週間に延長されて行われるようです。
http://www.candle-night.org/jp/


西洋の伝統的なキリスト教暦では、6月24日が「洗礼者
聖ヨハネの誕生」を祝う祭日で、夏至とこの日がしばしば
同一視されて扱われていたようです。
これは冬至祭を「キリストの降誕祭」として同一視して扱われて
いる事を思い出させます。

鏡リュウジ氏は以前に「夏至:聖ヨハネの日(6月24日)に行う
木の力をもらう魔法というものを紹介されていました。

………

この日は太陽の力、命の力をお祝いする日。
シェイクスピアの「真夏の夜の夢」は、この日の不思議な出来事を
描いた作品です。

この日のおまじないは外でやるもの。
公園や林に出かけて行って、一番元気がいいな、と思う木を
見つけて下さい。
見つかったら、その木の根元に座ってしばらく深呼吸。
そして木に向かって心の中で、
『ドリュイドの精よ、ヨハネ様の名にかけて私の願いを叶えて
下さい。』
とお祈りします。
そうすればあなたの願いはきっと叶うはず。


………

また同氏は「魔法使い・魔女」というものについて、次のように説明
されていました。

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魔法が使えたらいいな…

誰でも一度はそう思った事があるでしょう?
僕も実はその一人。
小さい頃からずっと不思議な事に憧れて、魔法使いになりたいな、と思い
続けてきました。

それから魔法や占いの本を沢山読んだり、挙句の果てにはイギリスに
出かけて、魔法使いのグループに入って魔女や魔術師達に魔法を
習ったり。

でも、その間にわかった事は一つ。
魔法使い、魔女というのは何も特別な人じゃない、という事。
魔女は、毎日の生活にちょっとした工夫を加える事で毎日を楽しく、
そして一生懸命に生きる人の事を言うのです。

おまじないは、そんな工夫の一つ。
呪文を唱えるだけで願いが叶うわけではなく、呪文の一つをきっかけに
して願いに向かって一歩一歩あるいて行く事が出来る人が、本物の
魔法使いなのです。

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「博多っ子純情:チューリップ」
http://jp.youtube.com/watch?v=iKr3KspGU3o&feature=related

「いつか君行くといい 博多には夢がある♪」
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「魂は飢えたままでいる」

2008年06月19日 | Weblog
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漫画の「魔女入門書」というものを見つけました。
http://www.furuta.com/manga/majomanga/majomanga1.html

どなたが描かれたのかは存じませんが、絵と内容が可愛らしい
一方、示唆に富んだ箇所もあるように感じました。

画像の方は昭和63年に大陸書房から出版された本です。
この中は「魔法」についての初歩的な教えや考え方が多く
掲載されています。

その中に「魂は飢えたままでいる」という、個人的に特に関心を
抱いた箇所がありました。

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伝統的な既成宗教は心の中の自己の訴えに応えてくれないと、
現代人の多くは不満を抱いています。

人々の魂は飢えたままで、それが何だかわからない欲求不満に
つながっていくのです。
せっかく良い家庭を持ち金銭にも恵まれ、20世紀に相応しい
暮らしをしているのに、愛されていないと感じ、何か物足りなく、
虚しい気分になります。
何かが欠けているのです。

心理学者のカール・グスタフ・ユング博士は、人間の心理分析を
現在認められているよりはるかに進歩させ、「魂を探し続ける
現代人」という本を発表しました。

博士は肉体面の欲求を満たすと同時に、私達の心も満たされ
なければいけないと述べました。
もしその心が無視され放置されたままであれば、その存在を
知らせるための手段があり、さまざまな精神病などが発生する
根源だと云うのです。

これらの多くは心の病気であり、落ち込み、分裂症、恐怖症、
躁鬱病などが挙げられます。
きっと忘れられていた魂が自分に寄りかかって、その孤独感
から落ち込みを起こしているのでしょう。

ユング博士は、全ての人は自分と正反対の性の内面を持って
いると言います。
自己の内面をもっと理解出来れば、他の人の事ももっとよく
理解出来て、他人が何の意味で行動するかがわかるように
なります。

これは、もっとよく観察していくべきもう一つの課題でしょう。
ユング博士の考えの多くは錬金術や東洋の易経、人間の観察に
基づいており、寛容なオカルト研究家や魔術師達に認められて
います。

(後略)

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この本が出版された当時と違い、今は21世紀になりましたが、
精神的な探求をすると言っても実は80年代よりもより一層商業性が
強まっており、情報の多くも薄く軽くなってしまったように感じます。
また現在は精神的な探求、研鑽というよりも、現世的な幸福を得るとか、
「癒される」とか、そうした向きの方に焦点が当てられているように
感じます。

この「魂は飢えたままでいる」という言葉に共感を覚えられる方は少なからず
いらっしゃるだろうと思いますが、精神世界の方に目を向けてみても結局
「金の切れ目が縁の切れ目」的なものも少なくなかったり、それぞれの
「スピリチャアル・カウンセラー」だとかいう肩書きの人々の独特のクセや
胡散臭さについていけなかったり幻滅したりして「自分が精神的な面で
何をして良いかわからない」という方もいっらしゃるのではないかと思います。

精神世界に関する情報や物は非常に多く氾濫していますが、単なる商売や売名や
搾取も多く、この本のあとがきには幾つかの店の名前を挙げ、次のような
注意の喚起があります。


「魔術師でも何でもない商売人が、ただ商売のために店を開いている
だけである。
質問に対して専門的知識が返ってくるか、霊的汚染の心配がないかどうか
よく考えてみて欲しい。」

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バケット+オリーブオイル

2008年06月18日 | Weblog
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日本のバター不足について知ったのはつい先日で、日々
バターを食されている方はどのようにされているのか、
とても気になります。



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【オリーブオイルのガーリックトースト 】

(材料)
フランスパン 1本
エクストラバージン・オリーブオイル .大さじ3~4
塩コショウ 少々
みじん切りニンニク 2片分
パセリ少々

(作り方)
①フランスパンをスライスし、軽く焼く。
②オリーブオイルをフライパンで温め、ニンニクを入れて
香りを移し、塩コショウを味を確認しながら加え、パセリも加える。
③ ②をパンの表面に塗って、パンに焼き目が出来るまで
焼いて出来上がり。

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コメント (2)

「当たり前の見方しか出来なかった男」

2008年06月17日 | Weblog
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「スーフィーの物語」からです。

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様々な苦難を体験してきた真理の探究者が、ついにある日
通常の人間をはるかに超えた認識力を持つ悟りを開いた
聖者に出逢った。

探求者は聖者に側について学ぶ事を願ったが、聖者は
「お前は様々な出来事から常に真剣に学んでいくだけの
忍耐力に欠け、学ぶ代わりに常識的な行動を取ろうとする
だろう」と言って断った。

しかし探求者は、最大限の努力を持って直面する出来事から
既成の概念に従って行動しないように努めると約束した。

聖者はそこで、「自分が明かすまで、何事が起こっても
何も尋ねたりしないという約束」を提示し、二人は一緒に
旅に出た。

その後しばらくして広河を渡るために渡し舟に乗った時、
聖者は舟底に穴を開けて舟を沈め、更に助けの手を差し伸べた
こぎ手にさえ酷い仕打ちで応えた。

探求者は我慢出来ずに言った。
「あなたのせいで舟は沈んでしまい、船頭は大変な被害を
蒙りましたが、これが聖者の取る行動ですか。」

聖者は穏やかに答えた。
「だから最初に言ったはずだ。
お前は我慢出来ずに結論を急いでしまうだろうと。」

探求者は平伏して詫びたが、疑念は晴れなかった。

次に訪れた国では二人はとても温かいもてなしを受け、
王に歓迎されて狩りに誘われたが、聖者は王の息子を
一緒に馬に乗せ、一行から茂みによって隔てられた時、
幼い王子の両足をへし折って茂みに捨てると、国境まで
全力で馬を走らせた。

探求者はあまりのショックに混乱し、罪悪感から叫んだ。
「あの王は私達を友人として迎え、王子を託したというのに
私達は何と恐ろしい事をしてしまったのだろう。
尤も悪辣な男でさえ、こんな事はしませんよ。」

聖者は言った。
「友よ、私は為すべき事を行っているだけだ。
お前は観察者だが、しかし観察者の域に達する者も少ない。
お前はそこに達したにも関わらず、固定的な見方から
離れられずにいる。
約束を思い出してもらいたい。」

探求者は言った。
「もう一度だけ私を許して下さい。
もしあと一度でもあなたの行為を疑うような事をしたら、その時は
私を追放して下さい。」

彼らは次に非常に繁栄している国に入ったが、誰一人として
一片の食料さえくれなかった。
この国には慈悲という考えが全くなく、更には野犬を放って
二人を追い払った。

やっとの思いで国境まで辿り着いた時、二人は空腹のために
体がふらつき、死ぬほど喉が渇いていたにも関わらず、聖者は
「ここに留まって、ここにある壊れた壁を修復しなければならない」
と言った。

探求者は疲労感から約束を忘れてしまい、不満を訴えた。
「こんな事をしても1ディナールにもならない。
私達は二度も善に対して悪で応え、悪に対して善で応えて
いる。
これ以上我慢出来ません。」

「我慢する必要はない。」と聖者は言った。
「私達はここで別れよう。
私には未だ為さねばならない事が沢山あるのだ。
だが別れる前にこれまでの私の行為について説明しておこう。」

「私が舟底に穴を開けて沈ませた舟の行く手には、戦争の
ためにあらゆる舟を強奪している独裁者が待っていたのだ。

私が足首をへし折ったあの少年は、あのまま育てば将来
暴君になるはずだったのだが、もう王国の跡継ぎにはなれない。
五体満足な者しか国を導いてはならないと定められているからだ。

そしてこの憎しみの国には二人の孤児がおり、その二人が
成年に達した時、この壁は再び崩れて父親が彼らのために
遺した財産が現れるだろう。
二人はその財産を手に入れ、この国を改革する力を得るのだ。

このように私は神の意思に従ったのであり、自分勝手に
振る舞ったのではない。
平安のうちに去れ。」

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単なる非常識、若しくは精神異常と、もっと大きな次元で働いて
いる人の行動は、普通一般の限定的な見地から見れば同じように
見える場合があり、そうした聖者の足跡が理解されて多くの
人から尊敬を集めるのは存命中ではなく没後少ししてからという事が
多いように思います。

確かに非常識とか精神異常とかといったレッテルを貼り付けて非難する
のは簡単ですが、聖者が常に紳士的で超俗的で暴力を振るわないと
いった固定概念や期待は、時に役立たないようです。

真理を探究しているという人の中にもこの伝承の探求者のような態度を
取ってしまう人が少なくないのではないか、と感じてしまいました。

しかし真理に達するという事を願わない人、真理よりも自分の概念に
従わせるのを好む人、探求さえも商売に利用しようというような人に
とっては、むしろこうした聖者の行動の背後にあるものを知る必要が
ないのかもしれません。



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「外省人に乗っ取られつつある台湾の現状」
http://jp.youtube.com/watch?v=cNkrltyoPhE
http://jp.youtube.com/watch?v=d8SpS5PiYHg
http://jp.youtube.com/watch?v=zzlRnWWv3P4

宮崎勤死刑囚の死刑執行のニュースが大きく流れていますが、わたくし
個人には、この時期の執行は、台湾との問題の隠蔽か、もしくは
オタク叩きかどちからの理由ではないかと感じられます。

台湾政府の不穏な動向、そして18日に馬総統が来日しますが、あまり大きく
報道されておらず、意図的なものを感じます。

更に台湾との開戦に向けた世論誘導が日本と台湾の両方で為されて
いますが、開戦によって台湾→沖縄侵攻を可能にする大陸の戦略です。

現在の馬総統は大陸の外省人であり、台湾の本省人は親日で戦争を望んで
いませんが、現在は更に「台湾人の全てが反日」という見方への誘導の跡も
見られます。

昨日台湾人(本省人)のオジサンのお店に行きましたが、昨日は日本人が
来ただけで食べ物を出したり、沢山話したりしていました。
わたくしも頂きましたが、この件がどれほど独立を望む親日の台湾の
本省人を苦しめているか、ひしひしと感じました。
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「真夏の夜の……」

2008年06月16日 | Weblog
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画像の方は少女雑誌「マイバースデイ」の昔の付録で、
愛の力を強めたい時、愛に関する願い事がある時に、
このシンボルを左の掌に置いて右手の薬指で三度
撫でるようにという説明つきでした。)

21日は夏至ですが、この日、また冬至や春分秋分というのは
魔法の世界でも妖精の世界でも特別な時と捉えられています。

わたくしの手元にあるこの本の中には、ラベンダーやカモミール
といったハーブをブレンドした袋を作って焚き火にくべる祝祭の
方法について書かれていますが、どちらかと言えば子供向けで
ある「魔法のおまじない」の方ではキャンドルを灯してパーティーを
行う事が書かれていました。

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【太陽は天頂にあります。昼が長く夜が一番短いです。】

キャンドルを門から玄関までの両側に置きます。
やって来る人達がキャンドルの間を通ってくるようにします。
もしアパート住まいで前庭が無い場合は、玄関から廊下に
容器入りのティーライトを並べます。

扉の近くにはボウルに水を張って、上には薔薇の花びらを
浮かべます。
ヒースを一枝この水につけ、お客様に軽く水をかけます。

パーティーを終え夜になったら、鏡を見ながらリンゴをかじります。
こうすると鏡に将来あなたが結婚する相手が映るという事です。
本当に見えるかはわかりませんが、心を開いて鏡を見ていると
相手のパーソナリティーなど感じるに違いありません。

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わたくし自身も試した事がないのでこれについては何とも言えませんが、
欧州の一部では、夏至の前日の正午丁度にナナカマドの葉を
12枚摘むと近いうちに恋人が現れる、また24日の聖ヨハネ祭の日に
自分のベッドの上に天上から薔薇の花を吊り下げると、クリスマス
までに恋人が現れる、などといった言い伝えも存在したようで、
西洋では何か恋愛に関する願い事や占いに結びつけられる
事が少なくないようです。
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「水妖記」

2008年06月15日 | Weblog
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少女雑誌「マイバースデイ」の妖精シリーズの中では、
水の妖精ウンディーネ(画像向かって左)は、澄んだ川や湖に
葉を一枚流してみてクルクルと回転する所にいるとか、
画像向かって左の絵を真っ白い正方形の紙でしっかりと包み、
それをラブレターに同封すると愛が早く育つとか、
自然を大切にする人に幸運を授けるとかといった紹介が
されていましたが、80年代に同雑誌において「水妖記
という作品も簡単にですが紹介されていました。

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水妖記」(フーケー)

これは魂を持たぬ水の精ウンディーネが人間と愛し合う事により、
始めは幸福だったが、夫の裏切りにより精の掟で自らの
愛する夫を殺さなくてはならなくなってしまうお話し。

この作品を読んで、男なんてこんなものなのねっと思ったけれど、
それと同時にステキな面も持ち合わせている事に気づいたり
しましたよ。

「百聞は一見に如かず」と申すではありませんか。
是非一度読んでみて下さい。
感想も聞きたいなっ!!

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この物語の簡単なあらすじはこちらで紹介されています。
http://homepage3.nifty.com/kureha26/elementals/undaine.html

世界各地に存在する「異類婚礼譚」の一つという点を特に興味深く
思うのですが、この作品はわたくし自身は未読です。

ちなみに画像向かって右はマイバースデイシリーズの中のおまじないの
一つです。
効果の方は存じません。


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歳月の物語

2008年06月14日 | Weblog
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少女雑誌「マイバースデイ」の妖精シリーズ(画像向かって左)
を読んで育ったわたくしは、それが当然世界の妖精の姿形の標準
であると思っていました。

そうして中学生ぐらいになってから西洋の妖精について書かれた
本などを読むようになって実際との違いに驚き、「妖精の多くは
日本的な表現では妖怪というものの方に近い」という事を感じました。
(画像向かって右)

また妖精シリーズの方では「心を美しく保って、そして妖精の存在を
信じていればいつか会う事が出来る」という説明でしたが、
西洋の報告や伝承では妖精は時に人間にとって迷惑この上ない
イタズラをしていくとか、大変気まぐれであるとかで、「妖精を
避けるための工夫」も多かったという違いにも驚きました。


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それほど遠くない昔、荒野の向うで一人の老婆が庭園を持っていた。

真昼の太陽が照りつける間も老婆は花の世話をした。
老婆は特にチューリップを愛で、花が大変綺麗に咲いていたので、
近所の小妖精もこの庭園を気に入った。
そして真夜中に花壇から妖精の子守唄が聞こえるようになった。

人間の庭が妖精の国から注目を浴びるのは決してささいな事ではない。
小妖精はチューリップが好きでたまらなくなり、手を置いて妖精だけが
知っている秘密のやり方で祝福した。
その時からチューリップはますます美しくなり、ラベンダーが恥じ入り、
バラが頭を垂れるくらい、例えようの無いほど素晴らしい香りを放った。

老婆は命の短い花を我が子のように慈しみ、1本たりとも決して
摘み取らなかった。
そのため小妖精はこの素晴らしい花壇に留まり、老婆の事も快く
思っていた。

それから何年もして老婆が亡くなると、荒野のはるか向うから別の
民がやって来て、老婆の家で暮らし始めた。
そして愚かにも、花など何の役にも立たないと思い、チューリップを
引き抜いて代りにパセリを植えた。

勿論小妖精が喜ぶわけがなく、指先に敵意を込めてパセリに手を置いた。
するとパセリはすぐに根元から枯れ、翌朝までには他の花壇の植物も
全てしなびてしまった。

庭園には何も育たなくなったが、一方で老婆の墓は楽園だった。
しばしば墓地から音楽が聞こえるようになり、一年の決まった夜には
妖精が葬送歌や哀歌を歌うと広く知られるようになった。
老婆の墓には1本の雑草も生えず、いつも青々として良い香りが
漂い、そして春になると誰が植える事もなく、墓の周りにチューリップが
咲いたという。

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「魔法の四つの条件」

2008年06月13日 | Weblog
(画像はクリックされましたら拡大します。)

ルネ・ヴァンダール氏の本からです。

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魔法使いとしての役割を知ると、自分もまた白い魔法使いに
なってみたくなりますよね。
では、どうすれば白い魔法使いになれるのでしょうか?

白い魔法使いとしてのあなたが持つ力は、他人を倒して
その上に自分の幸福を築くために使われるものではありません。
自分の幸福のために他人を犠牲にする事は、黒い魔法使いの
所業です。

白い魔法はあくまでも自分を含めた全ての人々を幸福へと
導くために使われるべきものなのです。

そうしてはじめて、あなたは「明日の扉を開く者」となり、
門を開ける鍵を手に入れる事が出来るのです。

近代魔法の父と言われているエリファス・レヴィは、『高等魔法の
教理と祭儀』の中でこのように書いています。

「聖なる力、すなわち魔術師としての権力と知識を獲得するためには、
4つの条件がある。
それは研鑽によって得られた知性、何者にも阻まれない大いなる勇気、
何者にも妨げられない強い意思、そして堕落や誘惑に負けない慎み、

知ること、
勇気を持つこと、
意思を持つこと、
沈黙を保つこと。

これこそは魔術師の四原則と言えよう。」

「知」「勇」「意」「黙」、さてあなたはこの4つを守る事が出来ますか?

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本日こちらをブックマークに追加させて頂きました。

ネットゲーム依存による体験談
http://shizukiyo.blog65.fc2.com/

わたくし自身はネットゲームどころか、RPGゲームの経験さえ
ないのですが、こうした体験談を読むと色々な事を考えさせ
られます。

また最近ネットゲームの広告が多く、しかも「永久無料」を
謳っており、どのような方法で収益を上げているのかと疑問に
思っておりましたが、結局アイテムを購入しなければレベルを
上げられない限定された構造になっていて、それでアイテム購入のために
毎月お金を(人によっては毎月数万円)払うという事であるそうです。

ゲーム内では色々なアイテムを購入したり、レベルを上げる事に
よって様々な「魔法」が使えるようになるとの事ですが、現実世界の
魔法というのはこれよりもずっと地道で、しかも資質や研鑽や勉強、
時には犠牲さえも要するもので、ゲーム世界での魔法を「魔法」と
見なす人にとってはむしろ全く魅力が感じられない世界かもしれません。


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