*文字通り雑感です。
毎夜、だらだらと見ている。たいして夜更かしをしたつもりはなかったのに、週の後半になって日中ぼおっとしてきたのには弱った。昨夜は先輩と飲んで、帰ってそのまま寝てしまいようやく昼頃に目が覚めた。まあこの時期はそんな過ごし方もいいのかも。
見ていると今回は日本も結構メダルを取っているなあ、と思うのだけど、金は案外少なくて今日現在(以下同じ)5個だ。金だけで順位を見ると13位だが、メダル総数は35個で6位、中国は金37個、総数81個で2位と圧倒的。韓国は金は13個で5位だが総数は27個と日本より少なく9位だ。
中国はかなり目立つが、人口が日本の10倍もいるのだし、やはり昔よりは国全体の力が上がっているせいだろう。その流れで見ると、むしろ韓国の方が、より驚かされる。人口は日本の半分弱なのだから。
オリンピックと、数年前の事業仕分けの名台詞「2位じゃダメなんですか?」を結びつけたブログや記事を検索すると、いくつか出てくる。僕もそれを連想した。なんだかんだ言って、日本人はそれほど金や1位に固執していないのかもしれない。もちろん当事者はそんなことは微塵も思っていないと思うけど。
巷間よく言われているアーチェリー選手の話などは、日韓の意識の違いを示しているようで興味深い。
日本人の覇気がなくなったあかし、と言う見方は、たしかにできるかもしれない。
あるいは、日本がが豊かになってきたあかしとも言える。メダルが多いのはどの競技も全体のレベルが上がってきているためだ。1点集中で必死になって金をもぎ取ろうとするのは、ある意味では成り上がり的、ということか。
考えて見れば日本ではもう長いこと、働き過ぎや仕事偏重の人生を批判する風潮が広がっていた。今日の日本は、そういう反省の元に努力してきた結果なのかもしれない。