うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

終戦

2012年08月16日 | テレビ番組

 ペンはお医者さんのアドバイスを受け、昼間は1階のリビングにエアコンをつけずに置くことにした。2階は昼間、かなり暑くなる。そうすると心配だからエアコンをつけておきたくなるが、鳥にとってはたとえ30度に設定しても、長い間には冷えすぎてしまうかもしれない。1階ならそれほど温度の変化がない。

 今日辺りはだいぶ元気にはなってきて、小松菜も食べているが、まだスタミナがないように思える。お医者さんは日曜に予約したので、色々伺おうと思う。

 僕も今日は医者(歯医者さん)に行ってきた。以前治療した歯のかぶせものをいったん外したが、根のところに金属棒が2本入っていた。お医者さんが見せてくれたが、表面がネジのようにらせん型になっていて、太さ0.5mmぐらい、長さは4-5mmというところか。こんなものが自分の体に入っていたとは・・。

 前置きが長くなった。「終戦」のタイトルは、NHKのドキュメンタリー番組のことだ。副題は「なぜもっと早く決められなかったのか」。昨日の放送だが、録画したのを今日見た。軍部首脳はソ連が近く参戦するという情報をつかんでいながら、ソ連に和平の仲介を頼もうとしていた外務省や首相らにも伝えず、御前会議でも進言しなかった。米国情報部からの接触も袖にしてしまった。他方自らの戦闘能力の喪失状況は把握しており、戦争終結を望んではいたが、主戦派の反発を恐れ、自らを欺く発言を繰り返していた、というもの。

ポイントは軍部がソ連参戦の密約を知っていた、と言う新事実だ。これはなかなかすごいことだ。一方では、大陸の軍隊が弱体化して、戦闘を継続できないことも、前線を視察して知っている(梅津参謀総長)のである。梅津はそれを天皇に上奏したが、45年6月22日の最高指導者会議では、天皇から何度も水を向けられながら、ソ連の状況も陸軍の現状も話していない。

 もしこのとき、情報が共有されていれば、その後の展開は大きく変わっていただろうと悔やまれる。番組では戦争最後の3ヶ月間で、60万人以上の人が亡くなったと言っている。
それにしてもこの時期になって新事実が出るというのはすごい。

 とにかく、人というのは普通でない状況が重なった場合、普段なら絶対しないような判断をしてしまうものらしい。後からは何でも言えるのだが、俺だったらそんなことはしないよ、と言い切ってしまえるものでもない気がする。気になるのは、これと似たようなことは去年の原発の時もあったような気がするし、ゲストの岡本氏が言っておられたように、今の国家財政の件でもまた同じ事を繰り返しそうな気がする事だ。

コメント
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