電車の車窓から外を見ていると心が癒やされる。不思議だ。平凡な住宅地の風景なのに。
国内では冬場、季候の厳しい地域も多いが、このあたりでは青空がきれいで、風が冷たい、という日が多い。
都心から離れるに従い、武蔵野の雑木林が目立つようになる。枯れ葉や、青空に向かって突き出す木の枝は、日の光を浴びて暖かそうに見える。
2月、かなり冷え込んだ日もあったが、日の光は力強さを増しているのが感じ取れる。
日本の都市郊外の風景は、和食や着物などであれほど優れた美意識を見せる民族の住む街にしては、不思議なほど統一が取れておらず美しさに欠けるところが多い。
もし僕が他国から初めて来た外国人で、この風景を見たらとても不思議に思うかもしれない。
観察していると、都市近郊には小さくて古い家が多い(我が家だってその一つだ)が、都心から離れるに従い、広い家が増えていく。新しい家も多いようだ。
自動車の群れと、田んぼの中を貫く高速道路の高架は見るのが辛い。ハンドルを握れば、自分もその風景の一部になってしまうのだが。
河川敷は鳥たちでにぎやかだ。白鷺は結構警戒心が強くて、カメラの設定に戸惑っているうちにあっちに行ってしまった
カワセミさんがいた。
今回からLumix G3に代わってG6を使っているが、同じメーカーのカメラでもメニューが多少変わっていて、その場で設定できずに戸惑った。
ボタンやカスタムメニューも増えているのだが、どうカスタマイズしたかを覚えていないと意味がないな。
以前使っていたEXテレコンにはできず、とりあえずデジタルズームにした。1600mm相当になるのかな。
きれいな子。野鳥好きの人に人気があるのもわかるなあ。