うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

タイムカプセル

2017年03月20日 | 日記・エッセイ・コラム

暖かな連休だったが、僕はいくつかの用務で外出したものの、ほぼ家にこもって整理を続けていた。

とはいえ、ここしばらく睡眠不足でひどい状態だったので、休みを取ることも大事な仕事だった。こういうことしていると、とにかくまとまった時間がほしくなる。そうするとどうしても夜型になってしまい、数日間の平均睡眠時間が3時間強という事態になったりする。実際、昨日も電車に乗って座ると間もなく意識がすっ飛んでしまい、気が付いたら目的地、ということを繰り返していた。まさにここはどこ状態。

さて、以前から戸棚や押し入れの書籍が、今回最大のネックになろうと思ってはいたが、なかなか手を付けられずにいた。先週はそれでも、かなりの雑誌を資源ごみに出した。夜出すと持ち去り屋にさらわれてしまうので、朝早くから少しずつ出すのだが、それでも完全には防げない。朝の6時過ぎに、ひもで縛った書籍などを少しずつ指定場所に置いていく。いったん戻って、数分後に戻ると、もうなくなっているのだ。電柱の陰で狙っているのだろうか。。

勿論、こちらとしては所有権放棄して整理してもらうために集積所に持ってきているのだが、なんか気持ち悪いじゃないですか。。資源ごみは「資源」なのだし、僕らの出す相手は公共の自治体のはずなのに。。

まあ、そんな話はともかく、雑誌でも書籍でも古本に回すことはできるはずなので、ネットで古本屋さんを探して引き取ってもらうことにした。これなら業者さんと相対で取引することになるし、まあ多少のお金ももらえる。これこそが本来の取引だ。

とはいえ、古本屋さんは回収業者ではないので、価値のないものは向こうももらいたくはないだろう。その辺申し訳ないとは思ったが、電話でその旨伝えて、来てもらった。

鉄道関係の雑誌が多かった(この道40年、古本を買ったことは多いが、手放したことはなかった)が、スペースの関係で今回泣く泣く手放すことに(とはいえ、手元に残すものもかなり多数あるが)。ほかにも、本棚に収まりきらずに押し入れに箱詰めしていた単行本、文庫、新書その他多数を引っ張り出して並べた。

こちらを読んでくださっている方にはお分かりかもしれないけど、僕はなんでも取っておくことが好きな人だ。だからこそ今苦労しているのだが、今苦労している、ということは、逆に言うと、徹底した保管マニアではないということでもある。本物のマニアなら、悩むことなく全部取っておくだろうから。

それはともかく、掘り出して処分した雑誌類の中で、いくつか興味深いものを。

インターネットマガジン 99年7月号

特集 いま インターネットが面白い100の理由

集中企画 本気で使える電子メールテクニック

特別企画 それはmp3から始まった 疾走するノンパッケージミュージック

仲間でつくろう パーソナルメーリングリスト など。

こうしてタイトルを眺めていると、やはり保存しておきゃよかったかな、という気もしてきますね。。

同誌は発展的解消の上、ウェブ上のコンテンツとして盛業中の由

FMVファミリー 1997年No.1 月刊化第一号。

こういう、メーカーのシリーズごとに作られる雑誌の歴史は長くて、古くはOh! FMなどの名前で出ていた。Oh! FMも買ったことがある。

これを買ったのはもちろん、僕が富士通のFMV5133というパソコンを買ったからだ。既にDOS/Vの時代だから、メーカーごとに紙面を分けるほどの必然性はあまりなかったのかもしれないが、昔からの流れで分けていたのだろう。

こんな時代も二度と来ないという意味で、手元に置いていてもよかったとは思うが、まあきりがないので。

ASAHIパソコン 98年6月1日号。windousはそろそろ98が出るという頃ですね。

表紙がパット・メセニーさんというのも豪華な感じですが、わりと敷居が低くて、オタクっぽさのないという意味でこの雑誌は好ましい印象がありました。会社のネット環境もようやく、各個人すべてのPCがネット接続できるようになり始めたころでした。まだまだITリテラシーは低く、僕の上司も初めてネットにふれて「あのヤッホーっていうの、面白いね。。(もちろんYahoo!のこと)」などと言っていた時代でしたね。。

バブル崩壊後、一時的に車の方向性が乱れいていた時期ですね。それまでのコスト意識が一気にひっくり返って、安っぽさを前面に打ち出したような?新車も出てきたり。プリウスが出るのはこの数年後です。

間違いだらけの・・は、古本でそろえるなどして、一時期すべての年の分がそろっていたころもあったのですが、今は手元に1-2冊残すのみ。

文庫版で、珍しくもなんともないのですが、気になったのはなぜか付箋が張ってあるところ。何考えて付箋をつけたのか、思い出せない。。

動物のお医者さんは一時期、オフィスで流行ったのでした。あと、「アドルフに告ぐ」も。オフィスの女子グループに混ぜてもらって、回し読みしてました。

 

文庫の大半は捨てましたが、それでも結構残っています。パッと見て、直感的にこれはいる、こっちはいらないとやるのですが、そのとき結局基準になったのは、その作家が好きかどうか、だったみたいです。。村上春樹、安倍公房、井伏鱒二はかなり残した。司馬遼太郎は、好きじゃないわけではないけど、とりあえず今読み返したいとは思わなくて。。藤沢周平は残した。あとは、辞書代わりに使える「世界の歴史」とかは結構残したけど、歴史書も時間がたつと記述が変わっていくので、残すべきだったかどうかは。。

というわけで、パンドラの箱は開いてしまいました。

実はこれで終わりではないのですね。押し入れの上段は今回手を付けてないし、シュレッダーすべき書類はまだ見始めたばかり。カメラやオーディオのカタログは、スキャンしようとは思っているけど、時間的に無理かもな。。

押し入れというのはまるでブラックボックスで、多少整理すれば膨大な書類を収納することができてしまうんですね。

そういえば、3.11のときは、細長いCD棚が倒れたことと、押し入れの書類が部屋に散乱したのが印象に残っています。

その写真を掲げておきましょう。おそらくは家の構造がやわで、我が家の地震被害は近所のほかの家などより格段にひどかったのだと思います。

当日、この家にいたらそれこそケガしていたかもしれない。

これは12日午後の早い時間の撮影ですが、同日の午後7時ごろには、一応室内を歩ける程度にまで復旧しています。

ただ、このときは応急的に並べなおしただけで、きちんと整理しなおしたのはゴールデンウィーク前半だったと記憶しています。

 

 

 

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