このモデル、一部の人たちの間では結構有名なようです。
アル・カイーダの指導者にして、2001年の同時多発テロの首謀者として知られるウサマ・ビン・ラーディンが愛用していたとか。彼の生前の写真を見ると成程、右腕にこの時計をしているのが確認できる、そうです(そこまで時計に詳しくないのでわかりませんが、たしかにそう見えます)。
ウィキペディアによると、この時計はテロリストの間で時限爆弾を作るのに使われたとのことで、彼がこの時計を使っていたのには、その辺も背景にあるらしいそうです。
国内量販店で千円程度で入手できますが、今回あえて逆輸入品をAmazonで購入してみました。
国内仕様はブリスターパックに入った吊るしのようですが、海外仕様は上のような立派な紙箱に入っています。
もっとも箱はすぐに捨ててしましたが・・。。
でも、付属の時計ホルダーは実用的で・・といっても、梱包材に毛が生えた程度のものですが。
これを要するに、紙箱と時計ホルダーが逆輸入品の特徴であり、国内流通品に比べ約1.5倍の価格設定がされている、ということになります。
まあ、あえて輸入品を買うのは、かなり趣味的というか、物好きな行為、ということになりましょうか。。
実用性は高いので、仕事でも使って差し支えないのですが、一応、オフタイムのみ取り出しています。
ビン・ラーディンを懐かしいなどと言っては語弊がありますが、9.11の衝撃から16年がたったというのは、ある種の感慨を覚えます。
あれから世界は様変わりして、などと気軽には言えないほど、世の中は複雑になりました。
近代国家という概念は、いずれ「溶けて」いってしまうのかなと思っていましたが、そう簡単には消えはしないみたいだし。
どうも僕は、あのビンラーディン殺害の一件には違和感があるのです。アメリカという国家が、一個人を他国の施政にある土地で殺害し、それを米国民はおろかロシア、中国を含む各国政府も歓迎しているという状況が。前政権から引き継がれたものでしょうけど、オバマ大統領は作戦自体に異議を唱えることもしなかったのではないかな。
ドラマ「ザ・ホワイトハウス」では、陰でテロを支援していた同盟国(架空の国クマー)の閣僚を大統領の命令のもと暗殺し、そのことに大統領自身が長く苦しむ、という筋書きがありました。太平洋戦争で山本五十六の乗った飛行機を狙い撃ちにした時にも、逡巡があったそうです。
もちろん、きれいごとでは済まないことは百も承知ですが。。