うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

NHKスペシャル 亜由未が教えてくれたこと

2017年09月27日 | テレビ番組

9月24日夜に総合テレビで放送されたのを、途中から何気なく見はじめたが、何かの都合で中断した。ところが火曜日の深夜に、帰宅してテレビを付けたら、同じ番組が再放送されていて、それもちょうど前回中断したところを放送していた。ので、これも縁だと思って最後まで見てしまった。なお、同番組は総合テレビでは初出だが、ネットを見ていると以前にEテレ?などで放送されていたらしい。

タイトルに掲げておきながら恐縮だが、ふつうに番組概要に触れながら感想を述べる、みたいな書き方が中々難しく、代わりに自分の中で乱反射して浮かんだものを拾いあげる、みたいな書き方になることをお許しいただきたい。

ある種のことは、外から見ていると余程大変なことのように思えるが、中に入ると視点が変わる。人間、いつまでも同じ辛さを感じ続けることはできない。早い話が慣れてしまうし、どこかに楽しみを見出すことも自然にできる。

ほかの人とは立ち位置が多少違うように思えるが、よく見ると違うところよりは同じもののほうが多い。ちがうところが多少目立って見えるだけだ。

例えるなら、急な坂に立っているが、前後左右にバランスが良いので、案外気楽な気分だ。しかし、ひとたびバランスを崩すとひどいことになる。その点だけは確かに違う。

人は人にいろんな形で影響を与える。考えてみれば、とても不思議なことだ。影響力お大きさは、人間の決めた概念とは必ずしも同じではない。専制君主が市民に与える影響、などは理解しやすい。音楽家の奏でる調べに引き付けらえる、あるいは大昔の作家が遺した小説に酔いしれる、あるいは、愛してはいけない人に心奪われるとか、うまくやらなきゃいけない相手なのに、つい衝突しては苦い思いを残す、なんてこともあるだろう。

家族、などはいわゆるしがらみが強く、それが心に重くのしかかる、ということもあるかもしれない。他方、仕事の場などでは、必死になってしがらみを保ち続けようとして、それが苦痛になるということもある。

人が選択できることは、漠然と思っているよりずっと少ない。漫然とみんな同じだ(同じ条件で暮らしている、同じ感覚を持っている)と思っていることは、実は千差万別。他人はおろか、自分自身だって時と場合で違う。

 

コメント
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