うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

商店盛衰

2018年03月13日 | 日記・エッセイ・コラム

家の近くを車で走っていたら、「サンクス」がまさに閉店しようとしているところだった。看板の明かりが消え、シャッターが半分降りている。

改装するのかも、と思ったが、ネットで見るとサンクスはいま店舗整理をしつつあるそうなので、閉店だろう。この店は陸橋を降りていくと前方左に見え、反対側からは左カーブの外側つまり、運転手からは目の前に見える位置にある。ロケーションとしては実に目立ちやすい、いい場所なんじゃないかと思う。閉店に至る事情は不明だが、いつもついていた明かりが消えてしまうと、なんともいえない違和感を感じる。

家からは少し離れるが、別のところにあったサンクスも閉店していた。ちょうど買い物をしようと考えていたところなので、びっくりした。

コンビニは栄枯盛衰が激しいが、スーパーも長い目で見ると結構変動がある。1月ごろから何度か通っているルートの途中、大きな団地の中にあったスーパーも、先日見たら閉店していた。夕方通ることが多かったが、かなりお客が来ていて、道路も歩道も人でごった返していたのだが。調べてみると、開業から40年近くたって老朽化が進んだこと、数キロ先に新しいモールができたことが原因だという。建物の寿命は鉄筋でも50年ぐらいだろうが、同じ場所で建て替えるよりはそのままやめてしまうケースが目立つのは、その間に周辺の環境が変わることが多いのだろうか。

写真の店は昨年秋に閉店したスーパー。開業当時中学生だったが、この地域ではかなり大きな店だったので、夏休みなど毎日のように遊びに行っていた。2階、3階には本屋、レコード屋、カメラ屋、電化製品やおもちゃもあって、飽きなかった。お店の中というのは不思議なもので、どこになにが置いてあったという記憶が妙に心に刻み込まれていたりする。スーパーの場合、目をつぶって心の中で入り口の扉を開けると、どこにバナナがあってこの辺には冷凍食品があって、みたいのがかなり正確に残っている(気がする。記憶違いも多いだろうけど)。

もっとも、上記のスーパーの場合、そんな記憶を心に秘めながらエスカレーターを上がると、100円ショップとガシャポンみたいのが広い店内に雑然と並んでいて、現実の厳しさにがっかりしたりしたが。。

今は歩いて数分のところに、映画館まである大きなモールがあるのでそこに行くことがおおい。昔、店ができたときは、こんなところに大きな店が、と驚いていたが、自分が住むころまでにすっかり古くなってしまい、駐車場前のアスファルトに穴が開いていたりする。しっかり手入れして、長く商売し続けてほしいな、と思う。。

コメント
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