ディアゴスティーニのビートルズLP(隔週刊)については、昨年秋にシリーズ開始のときに紹介しました。
あれから半年、2月中旬までに13枚のLPが揃いました。これはイギリスでオリジナル・アルバムとして発売された12枚に、当初イギリスでは2枚組EPとして発売され、後にアメリカでLPとして発売された「マジカル・ミステリー・ツアー」を加えたものになります。ディアゴスティーニのシリーズはまだ終わっておらず、BBCライブやアンソロジーなど、全23巻まで続くようですが、僕はここで一区切りとして、購入を終了することにしました。
特にビートルマニアという訳でもなくて、アルバムについても詳しいことは知らなかったのですが、ウィキペディアによると、ビートルズのLPは全世界同一の形で発売されたという訳ではないようです。デビューからしばらくの間に発売されたアルバムは、アメリカ、日本共に独自の編集、タイトルで発売されていた由。
なので、今回のWith The Beatlesも、当時の日本人はこういうタイトルやジャケット、曲構成のアルバムを聴いていたわけではないようです。今のようにインターネットはおろか、輸入レコードもラジオ(FMはまだ放送されていない)からの情報もかなり限られていた時代だったでしょうから、当時のファンはそうした状況をどんな思いでとらえていたのでしょうか。余談ですが、イギリスでWith The Beatlesの発売された1963年11月22日は、ちょうどケネディ大統領暗殺の日ですね。。
個人的には映画「三丁目の夕日」って、あまり好きではないというか、感情移入しきれないのですが、もし自分が1960年代半ばに高校生か大学生で、ラジオか何かで(東京ならFENー今のAFNがかなり鮮度の高い音楽情報を流していたことでしょう)、ビートルズに触れることができたらどんな思いをしたのか、思いをはせてみたい気もします。あの映画のような世界、銀座通りや日本橋あたりを歩く自分を想像したりします。
本当はこの記事も、2月半ばくらいに書いていないと情報鮮度としてあれなのですが、この冬は公私いろいろ忙しくて、時間が空いても精神的になにかをする力がなくなってしまい、すっかり書くのが遅くなりました。それにしても、ひんやりした朝晩の空気の中に、少しずつ春の息吹を感じる今日この頃でございますですね。。