うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

AUTUMN

2019年10月19日 | 音楽

ジョージ・ウィンストンのピアノソロアルバム。

録音が1980年6月、リリースが同年11月だそうで、ちょっと意外な気がした。というのは、御存じのようにこのアルバムが日本でよく知られるようになったのはその4年後、トヨタ「クレスタ」のCMに使われたのがきっかけとなったからだ・・。そうじゃないのかもしれないが、とにかくこのアルバムを聞くとどうしても、山崎努とクレスタを思い出してしまう。あれ、よかったな・。若い頃はあれだったけど、本当はおっさんになった今こそ、ちょうどいい車なんだけどねえ(似合う似合わないは別の話)。山崎努も、「スローなブギにしてくれ」の頃からファンです。あのいかついけど権威主義的でない感じが。。さいきんは鈴木首相なんて、名演技でしたね。。

話が大きく飛びました。
とにかくジョージ・ウィンストンはこのAUTUMNと、最初期のBallads and Bluesが一番まとまっていて、繰り返し聴いても飽きない。ウィンダム・ヒル系でいうとウィリアム・アッカーマンのIt Takes a Year、映画音楽のCountryなどもよかった。あと、ウィンダム・ヒルではないが国内CD未発売のAukland  Solisten のAir、これは本当の逸品。いずれも僕がごく若い頃に聞いたアルバムというのがあれで、ほかにもGoogle Play Musicとかで色々探してはいるのだが、自分の感受性が鈍ったのかなんなのか、これはという作品は発掘できていない。
ともすればムードミュージック的な扱いを受けて、軽く見られがちだが、抗いがたい魅力があるのも確かだなあ。。なんか(日本の季節感で言えば)晩秋の、荒涼とした枯野に吹く寒風という感じが良く出ていて。。

今回わざわざ中古で買ったCDはボーナストラックのついた2枚組で、ドアーズのジム・モリソンの作曲した「水晶の船The Crystal Ship」、「戻れぬ二人Too Much Between Us」「記憶の彼方I Can't See Your Face in My Mind」が2枚目に収録されている。このうち戻れぬ二人は、Googleの配信盤に入っていて馴染み深いものだが、他の2曲は初めて聴く。曲のことはさておいて、どうもこの3曲、録音状態が今一つなのが気になる。。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする