百菜健美☆こんぶ家族ラボ

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昆布料理・Waht's UMAMI?

2016-12-06 | Weblog

「うまみ成分って何だ?」

という英語スレッドが立ち上がるなど、

世界で注目を集めている

日本のだし文化。

『だし生活、はじめました。』

の著者、

梅津有希子が誰でも真似できるだし生活のコツを教える。

Text: Yukiko Umetsu
Photo: Shinsuke Kojima
Illustrations: Naoki Shoji (portraits)

「だしをとるのって面倒じゃないの?」

「だしって、むずかしそう」と、

よくいわれる。

「忙しいから無理」という人も多い。

しかし、

昆布もかつお節も、

だしをとるのは簡単だ。

料理研究家でないわたしでも、

実体験から断言できる。

わが家のだしとり法は驚くほど簡単だ。

まずは昆布だし。

麦茶ポットに10グラムの昆布を入れ、

1リットルの水を注ぎ、

冷蔵庫に入れておくだけ。

水質の関係で、

関西なら一晩でOKだが、

関東以北の場合はできれば二晩漬けたほうが

よりしっかりとしただしが出る。

 

大事なのは、

昆布の選び方。

選び方といっても、むずかしいことは何もない。

パッケージを見て、

「真昆布」と書いてあるものを選ぶだけだ。

真昆布を知ったのは、

「分とく山」の野﨑洋光料理長によるだしとり教室がきっかけだった。

野﨑氏に昆布の選び方をたずねたところ、

「店で使っているのは、南茅部産の真昆布です」との返答が。

しかも、

わたしの実家がある札幌の真昆布専門店「佐吉屋」から仕入れているという。

帰省した際にさっそく行ってみた。

あの「分とく山」が使っている昆布なのだから、

さぞすごい昆布に違いない。

 

店主の佐々木惇さんは、

上質な真昆布が獲れる南茅部町(現・函館市)育ち。

「故郷の南茅部産真昆布は、

朝廷や将軍家に上納されていたことから

『献上昆布』とも呼ばれています。

こんな素晴らしい昆布が

全国的に知られていないことが悔しくて一念発起し、

真昆布にこだわったお店を作りました」(佐々木氏)。

 

現在スーパーで見かける昆布は、

日高産が最多。

利尻、羅臼、真昆布と続く。

昆布初心者のわたしには、

見た目だけでは違いはわからなかった。

そこで、「水1リットルに昆布10gを入れ、

一晩漬けておく」という同じ条件でだしをとり、

自己流で利きだしをしてみた。

素人の自分に昆布の味の違いなんてわかるのだろうかと思ったら、

4種飲み比べてみると、

はっきりとわかった。

 

利きだしの結果、

一番の好みが真昆布だった。

しっかりと濃い、

コクのあるだしが出るからだ。

この利きだし実験以降、

「佐吉屋」の真昆布はわが家に欠かせないストック食材となっている。

ちなみにメジャーな日高産は、

真昆布に比べるともっともだしの出具合がわかりにくかった。

 

イチ押し料理は、

だし汁に薄口醤油を数滴入れて

卵を溶くだけの「かきたま汁」。

シンプルにして真昆布だしのうまみが一番よくわかる。

このだしは、

和食に限らず、あらゆるジャンルの料理のベースにも使えるので、

わが家ではミネストローネやコーンスープなども、

昆布だしで作る。

いかにも「和」っぽくなるわけではなく、

「うまみがアップする」という感じ。

しみじみとおいしい。

激しい主張をせず、

どんな食材ともうまく調和するのが

昆布だしのいいところだ。

 

次は、かつおだし。

こちらはコーヒードリッパーで

だしをとるのが梅津流。

産地は問わない。

ドリッパーにフィルターをセットし、

かつお節をバサッと入れて、

熱湯をチョロチョロと注ぐだけ。

目安としては、

かつお節5gに水180cc程度。

濃ければお湯で薄めればいい。

分量はあまり気にしない。

一般的な1つ穴3つ穴のドリッパーでもだしはとれるが、

一番のオススメは「CLEVER」社のドリッパー。

フタをして蒸らすことができるので、

よりしっかりと濃いだしがとれる。

ひとり分のみそ汁や、だし巻き卵を作るときに便利だ。

よく、

「だしをとってもみそ汁くらいにしか使わない」

という声を聞くが、なんともったいない。

昆布だし同様、

かつおだしも和食以外に幅広く使えるのだ。

 

最近のお気に入りは「だしカレー」。

イメージは蕎麦屋のそれだ。

いつものカレーを、

濃いめのかつおだしで煮込むだけ。

市販のルーでも十分。

かつおだしで煮込むだけで、

蕎麦屋のカレーになる。

だしのうまみが感じられる、

驚きのおいしさ。

ぜひ試してみてほしい。

 

「それでもだしをとるのが面倒」という人には、

京都の人気イタリアン「イル・ギオットーネ」

の笹島保弘シェフに教わった

「かつお節入りトマトソースのパスタ」をおすすめしたい。

トマトソースは、

自家製でも市販のものでもOK。

仕上げに、

おひたしや冷奴に使う小分けパックのかつお節を投入するだけ。

ソースに混ざって

かつお節の食感は気にならなくなるので、

1人前に1〜2袋が目安。

パルメザンチーズをかけると、

かつお節のうまみとトマトのうまみに

チーズのうまみも合わさって、

まさに“うまみの宝石箱”状態に。

さらに。

麺を昆布といっしょにゆでれば、

うまみの相乗効果は最大級となる。

 

日本が誇るだし文化。

「和食に使うもの」という固定観念にとらわれず、

もっと自由な発想で、

日々の食卓で楽しんでみてはいかがだろうか。

「かつお節なんて、何に入れてもまずくなるわけがなく、

うまくなるだけなんだから」

と笹島シェフに言われてから、

わたしは「うまみのふりかけ」のごとく、

いろんな料理にかつお節をふりかけて楽しんでいる。

 

梅津有希子

北海道生まれ。

雑誌編集者を経て2005年に独立。

食、ペット、暮らし、

趣味をテーマに雑誌やウェブに寄稿。

講演活動も行っている。

著書は『終電ごはん』(共著・幻冬舎)をはじめ、

『吾輩は看板猫である』シリーズ(文藝春秋)など。

近著に『だし生活、はじめました。』(祥伝社)、

『高校野球を100倍楽しむ ブラバン甲子園大研究』(文藝春秋)がある。

 

出典元

GQ JAPAN

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昆布料理・精進料理コミック『サチのお寺ごはん』に学ぶ、奥深いだしの魅力

2016-12-06 | Weblog

「利き酒」ならぬ「利きだし」で料理への理解を深める──。

そんなイベントが都内の割烹で開かれた。

そこにだしをテーマにした著作を持つ作家、梅津有希子が参加した。

 

文・梅津有希子

 

漫画『サチのお寺ごはん』の精進料理を楽しめる「浅草おと」

漫画『サチのお寺ごはん』の精進料理を楽しめる「浅草おと」


『孤独のグルメ』『花のズボラ飯』の原作者・久住昌之

が原案協力する

サチのお寺ごはん』(著/かねもりあやみ)。

臼井幸(うすい・さち)という名前の通り、

ツイていないことだらけの日々を送る幸の薄すぎる主人公・サチが、

寺の住職らとあたたかい人間関係を育みながら、

ていねいに作られたお寺のごはんを食べることで

小さな日々の幸せに気づいていく“精進レシピコミック”だ。

 

疲れた心にじんわりとしみ入り、

「読むと料理がしたくなる」と人気上昇中の同書。

この度、3巻の発売を記念し、

6種のだしの飲みくらべとコミックに出てくる精進料理が食べられるイベント

が開催されると聞き、

さっそく参加してみることにした。

だし生活、はじめました。』という著書を持つ筆者としては、

特に利きだしに興味津々。

もともと顆粒とパックのだししか使ったことのない、

だしのど素人だったわたしが、

自分でひくだしのおいしさに開眼。

今では顆粒とパックのだしを一切使わなくなったくらい、

天然のだしにハマっている。

 

会場は、だしと日本酒の店「浅草おと」。

「だしと日本酒の店」と聞いた時点で、

だし好きとしてはテンションが上がる。

席に着いたら、

さっそくお猪口に入った6種類のだしが運ばれてくる。

透明、薄い黄色、茶色など、色も香りもさまざまだ。

 

 本日の献立。漫画にも登場する精進料理より、煮豆(大豆だし)、茄子の揚げ浸し(昆布だし)、木の子の海苔和え(海苔だし)。ほか、飛龍頭(かつおだし)、あさりと青菜のお浸し(あさりだし)、彼岸寿司(鶏だし)の全6品。

まずは、

右から順にひと口ずつ飲んでみる。

舌がリセットされるよう、

合間に水を飲みつつ、

滋味豊かなだしをじっくりと

舌の上で転がすように確かめる。

口に含んだ瞬間に

「間違いない」と正解を確信しただしもあれば、

何度飲んでもピンとこないだしもある。

迷いながら出した、わたしの結論はこうだ。

 

右から順に、大豆、昆布、干し椎茸、かつお節、帆立、鶏。

 

大豆は、

スタッフの方が「まずは右端の大豆から飲んでみてください」

とうっかり正解をもらしてしまったこともあるが、

明らかに香りも味も香ばしい大豆そのもの。

ただ、

精進料理では定番だしという大豆だが、

わたしには「大豆をだしに使う」

という発想自体がなかったので、

何もいわれなければ「豆っぽいけど、何だろう」と、

当てられなかったかもしれない。

 

昆布だしは、

わが家でも日常的に水出しの昆布だしを

愛用していることもあり、

香りですぐにわかった。

飲んでみたところ、

すっきりとした味で見た目が澄んでいることから、

利尻昆布と予想。

一般的に多く流通している昆布は、

利尻、羅臼、真昆布、日高の4種類があるが、

日頃愛用している真昆布は濃厚なだしが特徴なので、

今飲んでいる昆布だしとはちょっと違う。

羅臼昆布はだし汁がにごるという特徴があるため、

これもまた違う。

残るは日高か利尻だが、

だしにこだわる日本料理店では、

お吸い物などの透明感を大切にするため、

澄んだだしがひける利尻昆布しか使わないという店も多く、

日高を使うお店は少数派ということもあり、

利尻と予想。

無事(?)正解し、ほっと胸をなでおろす。

 

3つ目の茶色いだしは、

正直まったくわからなかった。

茶色い見た目から干し椎茸だしかと思いきや、

味は全然違う。

正解は、

まさかの焼き海苔。

大豆同様、

海苔をだしに使うという発想が皆無だったため、

まるで思いつかなかったが、

料理にうまみと香りをもたらす海苔は、

精進料理に欠かせない食材とのこと。

ドレッシングやつけだれなど、

さまざまな料理に使うという。

 

次のだしは、

あきらかにかつおだし。

普段からよく使っているだしなので、

これはあっさり正解。

 

5つ目のだしも苦戦。

貝っぽいということはなんとなくわかるものの、

「帆立の干し貝柱かなぁ……。

でも、うちで使う帆立だしとはちょっと違うし……」

と、まったく自信がない。

 

正解は、

あさり。

家でもたまにあさりだしを使うが、

なんの情報も手がかりもなくだし汁だけ出されても、

味だけでは案外わからない

ものだということを改めて感じた。

 

いよいよラスト。

これは間違いなく鶏だろう。

それも、むね肉からとっただしではないだろうか。

うちでも鶏むね肉のゆで汁をよく料理に使うのだが、

このさっぱりとした鶏だしは、

わが家のそれとよく似ている。

それに、

鶏ガラをぐつぐつ煮込んだだしは、

もっと濃厚だ。

正解はやはり鶏むね肉とのことで、

自分の味覚にひと安心。

 

利きだしのあとは、『サチのお寺ごはん』で

料理監修を務める浄土真宗 東本願寺派 緑泉寺住職・青江覚峰氏の

精進料理が次々と運ばれてくる。

香ばしい大豆だしでコトコト煮込んだ煮豆、

昆布だしをたっぷりと煮含ませた茄子の揚げ浸し、

うまみ豊かな海苔だしを使った、

木の子の海苔和えなど、

精進料理の食材の解説や由来を聞きながら、

滋味あふれる和食を、心ゆくまで堪能した。

「浅草おと」では、

本書に登場する精進料理が食べられるグルメ企画「おとのお寺ごはん」を、

年内いっぱい開催中。

だしのきいたうまみたっぷりのメニューは、

「精進料理=物足りない」という先入観を持っている人も、

きっと驚くおいしさと満足度の高さ。

世界中で注目されている「UMAMI」の底力を実感し、

きっと家でもすぐにだし生活を始めてみたくなることうけあいだ。

 

梅津有希子(うめつ・ゆきこ)

北海道生まれ。

雑誌編集者を経て2005年に独立。

食、ペット、暮らし、趣味をテーマに

雑誌やウェブに寄稿。

講演活動も行っている。

著書に『終電ごはん』(共著・幻冬舎)をはじめ、

吾輩は看板猫である』シリーズ(文藝春秋)など。

近著に『だし生活、はじめました。』(祥伝社)、

高校野球を100倍楽しむ ブラバン甲子園大研究』(文藝春秋)がある。

 

出典元

GQ JAPAN

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昆布料理

2016-12-06 | Weblog

「だし昆布おでん」 免疫機能を高めるフコイダン豊富

 

だし昆布おでん
だし昆布おでん

おでんのおいしい季節です。

出来合いも良いですが、

わが家では、

パパッと作れる昆布だしのおでんが鉄板。

具材のおいしさが引き立つシンプルな味わいで、

子供たちが喜んで食べます。

というわけで今回は、今坂家直伝のおでんです。

フコイダンは、

体内にあるNK細胞(ナチュラルキラー細胞)

を活性化させて免疫機能を高めるので、

がん細胞を消滅させる働きが期待されています。

また、

抗アレルギー効果、胃の瘍や炎症の予防、肝機能向上にもお勧めです。

だしの取り方は簡単で、

お鍋に水と昆布を入れるだけ。

ポイントは、

だしを取った昆布を一度取り出し、

結び昆布にして再活用することです。

おでんと言えば「静岡おでん」。

黒はんぺんもお忘れなく(笑)。

【材料】2人分


大根 250g
こんにゃく 1枚
ゆで卵 4個
黒はんぺん 4枚
がんもどき 4個
だし昆布 20g
水 1500cc
[A]
しょうが 8g
酒 大さじ2
みりん 大さじ2
しょうゆ 大さじ2
塩 小さじ1/2



【作り方】

 

1 鍋に水とだし昆布を入れて30分以上おく。
2 だし昆布を取り出し、2cm幅に切り、結び、鍋に戻す。
3 大根は皮を剥き、食べやすい大きさに、こんにゃくは三角に切り、しょうがはすりおろす。
4 1に[A]と3を入れて中火で10分、黒はんぺん、がんもどき、ゆで卵を入れて5分煮込む。

 

出典元

http://www.zakzak.co.jp/health/vitality/news/20161206/vtl1612060830001-n1.htm


■今坂佳美(いまさか・よしみ) 

1975年生まれ、

静岡県浜松市在住。

ボートレースリポーターを経て現在、

料理研究家で珠算指導者。

二男一女の母で、

ボートレースの故ガッツ今坂選手の妻。

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