在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

”バローロ・ファレット・ディ・セッラルンガ・ダルバ 2004” ブルーノ・ジャコーザ

2008-05-22 16:57:11 | Piemonte ピエモンテ
“Barolo Falletto di Serralunga d’Alba 2004” Bruno Giacosa -Piemonte
色は、バローロらしい、透明感のあるきれいなルビー~ガーネット色。
香りは、だいぶ閉じている。ちょっとくさいが、よくあるアニマル系の香ではなく、薬草系の香り。そして、花の香りはドライのバラ、ビタミン剤の香り(肝油ドロップの香り、なんて、今の人は知らないよね~)、ブラッドオレンジの香り、そして、そこから来るというが、スイカの香り。最初は、スイカだと気が付かなかったが(これは何だ??と思っていた)確かにスイカ。そして、しばらくすると、梅の香がしてきた。カリカリ小梅の香り。
もちろん、スパイス臭もミネラルもある。
味は、やはり、オレンジ、薬草、ビタミン剤が出る。インパクトは甘いくらいで、酸とタンニンは、文句なくきれいでエレガント。
こういうワインを飲むと、いいね~。。!という状態になる。
でも、慾を言えば、あと5年はたって飲みたかった!
(写真は撮らせてもらえないので、ラベルの写真はありません。。。)