在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

”バローロ・プラポー 2004” エットーレ・ジェルマーノ

2008-05-23 01:12:52 | Piemonte ピエモンテ
“Barolo Prapo’ 2004” Ettore Germano -Piemonte
色は、やや薄めのルビー色で、爪にはガーネットが出始めている。
香りは、immediato(ダイレクト、という感じ)、バラ、スミレのドライの香りがきれいに出ている。そして、サクランボ、キルシュの香りがとても心地良い。赤コショウなど、スパイスが繊細な感じで加わり、やや錆びた金属的な香りが混じる。最初から適度に華やかで、香の変化はあまり大きくない。しかし、全体にかなりきれい。
味は、ボディがあり、アルコールもある。(バローロなのに15%を超えている)
インパクトが強く、アルコールがドンと出て、アルコールの熱さがやや残る感じ。最後はカカオ的なほろ苦さがある。
香りの方が良いかも。
香りはとても心地よく、かわいらしく、甘さがあり、適度に華やかで、バローロにしては取っ付きやすく、バローロを飲みなれていない人でも受けそうな感じ。味も悪くないが、ちょっとアルコールが強いのが気になる。でも、バローロにインパクトを求めるにはとても良い。
あと数年したらどうなるかは楽しみ。