7月25日。
突然 お菓子が食べたくなって、百貨店に行こうと思い、天王寺に出る。
JR天王寺駅西口を出ると、なにやら、大混雑。
いつもの雰囲気とは、まるで違う。
あまりの人だかりで、あたりは蒸し風呂状態。
見渡すと数多くの報道陣。
TVのカメラマン、写真のカメラマンが多い中、携帯電話やデジカメであたりの様子を写す人も多い。
可能な駅員は総出動といった感じで、乗客の対応に追われている。
心配そうな人、根ほりはほり聞く人、中には駅員に くってかかる人もいる。
駅員は、いつ阪和線が回復するかわからないと説明。
対応に追われているといった感じがする。
ちょうどその時間は付近の私立の中高生も駅につく時間で、ぐったりとした表情。
進学校の学生は気の毒だ・・・
この日は天神祭りともあって、浴衣姿の若者も多い。
おそらく和歌山方面の友人を待っているのだろうか・・・
地面に座ったり、壁にもたれかかったり、団扇をパタパタさせる若者がいたるところにいた。
報道陣のインタビューに快く対応する老人やおば様方には頭が下がる。
一社が終わると、また次のテレビ局が同じ老人にインタビューしていた。
老人やおば様方は 終始一貫してにこやかで、カメラを向けられることに抵抗は無く、まんざらでもない様子だ。
四時四十分頃、突然阪和線は回復したむねの放送が流れる。
駅員はメガホンで「阪和線に乗られる方は八番線にお乗り下さい。八番線に・・・・・・」
と連発。
いっぱいの人だかりは、改札口になだれ込み、左方向(八番線)に先を争うように向かう。
人だかりは四分の一に減り、多くのカメラマンが仰々しく目に付く。
何台かのTVカメラマンは八番ホームに向かう人だかりをしっかりと収めていた。
後で写真を見せた子どもに聞いた話。
こんなにカメラマンが集まったのは、阪和線などがとまっても、みたことがないという。
ちなみに子どもは、某理由で、天王寺となじみが深い。
夕刻、夫と子どもに電話をしてと待ち合わせる。
夕食のおかずを作っていたのに、急遽三人でお食事。
HOOPのバーバラマーケットプレイスで旨い酒を飲む。
料理や つまみ、パエリアなどで 合計十二、三品ほど頼むが、丸テーブルが手狭なため、片付けては置き、片付けては置き・・・のくり返し。
まるで黒衣が いらない道具をすぐに片付ける、歌舞伎のようだ。
下宿している子が一緒でなかったのが、少し寂しい。
今、大学のテスト期間で、子どもは血眼になって対策していることだろう。
夏休みが楽しみだ。