乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

『山の人生』 定本 柳田國男集 第4巻より  筑摩書房

2008-04-23 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫

 

(写真は三月に歩いた三輪山の麓。写真中央下左は、三輪山と書かれた小さな石の道標。)

 

 記録だけ 2008年 29冊目

 

   定本 柳田國男集 第4巻より

 

             『山の人生』 

 

 

 柳田國男 著

 筑摩書房

 昭和43年9月21日 第1版発行

 133ページ/508ページ  980円

 

 家族に拝借して、定本 柳田國男集 第4巻の『山の人生』を読む。

 柳田國男氏は『妖怪談義』『遠野物語』(同本)に加えて、三作目に当たる。

 

『山の人生』は面白くて印象的だった、

 やれ山男だの山姥だの、神隠やら山伏やら、カッパだの天狗だのと  家族を捕まえては言い続けていたから、家族の方もたまったものではない。

 終いには、

「レポートにまとめれば・・・。」

と言い放たれてしまった。

 今や私は 中途半端!!なうんちく言いたい症候群かも知れない。

 だはははは・・・。

 

 

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『観世流謡曲百番集』『謡曲三百五十番集』二冊から九曲

2008-04-23 | 観世流(続)百番集、日本古典文学大系(謡曲)、能楽関係本
写真は4月10日、大神三輪神社の後祭の一部です。  )

 

 

 記録だけ 2008年 28冊目

 

     『観世流謡曲百番集』 から

          「三輪」「勧進帳」「俊」「神歌」

     『謡曲三百五十番集』から

          「吉野」「桜井」「白楽天」「翁」「菊露」   他

 

 『観世流謡曲百番集』 

 観世左近 著

 檜書店

 昭和52年4月20日 第1版発行

 昭和52年4月30日 第55版発行

 当時約800円→ 約22000円(古本約14000円)

『謡曲三百五十番集』

 日本名著全集 第一期出版

 「江戸文藝之部」

 大正15年頃  

 当時会費1圓60銭 1冊金12銭→ 古本約6800円

 

 

 21日、 『観世流謡曲百番集』と『謡曲三百五十番集』を家族が持ち帰ってくれた。

 この二冊はアマゾンや楽天などで調べて、真剣に買おうかと思っていたが、何しろ私にとっては高い。

 古本市などで利口なものがでるまでは待つのだと、心に決めていた。

 かねてから手にとってみたいと思っていただけに、うれしさもひとしお。

 早速この二冊、開けてみると・・・心は弾む。

 『観世流謡曲百番集』は墨で書かれ、読みよい。

『謡曲三百五十番集』の方は字が細かく、コンパクトだが350曲と盛りだくさん。

ちなみに『謡曲二百五十番集』も某箇所にあったらしいが、これは『謡曲三百五十番集』の中から250曲を選び、字を拡大した大きな本だったらしいとのこと・・・。この『謡曲二百五十番集』は現在アマゾンなどで調べると20万円位する。格安のものも見つけ出したが、6万円。主婦の私には、「欲しい。」とは言いにくい代物。

 

「勧進帳」と「俊」は声に出して読んでみる。

 小気味は良いが、リズムが悪い。

 どうも能や歌舞伎のような抑揚を付けようとすると、うまくいかない。

 これは 家族がいない時を見計らって発声しないと、聞く耐えない一種の公害としか言いようのないと感じる。

 せめて家族がいるときには普通の朗読でやるが良しと思った。

 

 二冊を見比べて初めて知ったのだが「神歌」と「翁」は同一らしい。

 家族に聞くまでは知らなかった。

 「神歌」は能楽意外にも、大衆芝居の『三番叟』で一部を聞いたことがある。

 先日三輪神社で聞かせていただいた重厚な「神歌」が心に残っているだけに、この曲も家族が留守の時を見計らって、能楽師のごとくまねて遊んでみたいが、たぶん近所迷惑だな・・・。

 

 この二冊は岩波の謡曲集のように、言葉の説明は無い。

 他の曲も 自分なりにリズムに乗って、目で追うと楽しかった。

 ちょっと病みつきになりそうな予感。

 ただしこの二冊、購入本ではないため、返却日が気にかかる。

 速く格安古本に出会いたいものだ。

 

 

 

 

 

コメント (8)
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