記録だけ 2009年度 81冊目
『地球怪色紀行』
小泉 武夫 著
2006年4月15日 第2版
光文社知恵の森文庫
277ページ 629円+税
本日の二册目は小泉武夫著の『地球怪色紀行』。沖浦 和光先生を楽しんだ後だったので,雑誌感覚で気楽に読む。何のことはない。巻末に「1999年/文藝春秋刊」とある。(爆)
小泉武夫さんは東京農大の醗酵学、食文化論の教授をされているという。私の愛する開口健を文筆の師とあおがれているそうだが、食や生き方など感覚的資質は全く異質のものであったように感じる。滋賀のシジミ汁路線で突っ走ってくれれば,好きだったかな。
珍しい食文化や内容については興味深く面白かった。ただ,親父ギャグとハショッタ感覚とグロを表にだした部分と女のにおいがしないところがいただけない。翌日の虫歯にはまった数の子の話などは聞くに堪えない。この話を娘に話すと、
「きたない!!聞きたくない話だわ!」
の一言。
小泉武夫さんの教養とお金儲けの狭間でのジレンマも感じとれる文脈に出会い,ほっとする文脈もある。出版社に頼まれイージーな方向性をとられているように感じるが,「醗酵食」に関する論文は多少覗き見たいもする。
小泉武夫さんは仲間の多い方であろう。開口健もまたしかり。違いは、同性にも異性にモテル男性である。
今回は少々辛口で記録したように感じるが、一冊を読み終えて楽しい時間を過ごせたことに気づく。「開口健を文筆の師と仰ぐ」とカバーの表開きそうそうに書き加えてあったことが,私には納得できなかっただけかも知れない。小泉武夫さんそのものは人間味あふれた目の美しい方である。
『地球怪色紀行』
小泉 武夫 著
2006年4月15日 第2版
光文社知恵の森文庫
277ページ 629円+税
本日の二册目は小泉武夫著の『地球怪色紀行』。沖浦 和光先生を楽しんだ後だったので,雑誌感覚で気楽に読む。何のことはない。巻末に「1999年/文藝春秋刊」とある。(爆)
小泉武夫さんは東京農大の醗酵学、食文化論の教授をされているという。私の愛する開口健を文筆の師とあおがれているそうだが、食や生き方など感覚的資質は全く異質のものであったように感じる。滋賀のシジミ汁路線で突っ走ってくれれば,好きだったかな。
珍しい食文化や内容については興味深く面白かった。ただ,親父ギャグとハショッタ感覚とグロを表にだした部分と女のにおいがしないところがいただけない。翌日の虫歯にはまった数の子の話などは聞くに堪えない。この話を娘に話すと、
「きたない!!聞きたくない話だわ!」
の一言。
小泉武夫さんの教養とお金儲けの狭間でのジレンマも感じとれる文脈に出会い,ほっとする文脈もある。出版社に頼まれイージーな方向性をとられているように感じるが,「醗酵食」に関する論文は多少覗き見たいもする。
小泉武夫さんは仲間の多い方であろう。開口健もまたしかり。違いは、同性にも異性にモテル男性である。
今回は少々辛口で記録したように感じるが、一冊を読み終えて楽しい時間を過ごせたことに気づく。「開口健を文筆の師と仰ぐ」とカバーの表開きそうそうに書き加えてあったことが,私には納得できなかっただけかも知れない。小泉武夫さんそのものは人間味あふれた目の美しい方である。