乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

79; 『「新富裕層」が日本を滅ぼす』2014年 森永卓郎 監修 武田知弘 著 中央公論

2014-06-21 | 読書全般(古典など以外の一般書)




  79; 『「新富裕層」が日本を滅ぼす』金持ちが普通に納税すれば、消費税はいらない!  
       ☆☆☆/10☆




 タイトルには【「新富裕層」が日本を滅ぼす 金持ちが普通に納税すれば、消費税はいらない!】、データーベースには【世界の10%以上の資産を持っているのに、たった1億数千万人を満足に生活させられない国・ニッポン。必要なのは経済成長や消費税の増税ではなく、経済循環を正しくすることなのだ。日本の金持ちの税負担は、アメリカの半分以下であるという事実が象徴するように、「富裕層」と「大企業」は富をため込んで、滞留させている。彼らから富を引っ張り出し、真に社会に役立てるために「無税国債」等の方策を考える。】、目次には【 第1章 激増する億万長者  第2章 大企業は巨額の資産をため込んでいる   第3章 デフレの本当の真実  第4章 日本経済が抱える二つの爆弾  第5章 消費税が日本を滅ぼす  第6章 消費税ではなく無税国債を   第7章 普通に働けば普通に暮らせる国へ】とあるように、ほぼ六割程度のページ数を使って、繰り返し繰り返しテレビショッピングのように【金持ちが普通に納税すれば、消費税はいらない!】に則した内容がさも書かれているように記される。しかし、筆者 武田知弘氏が尤もいいたい事の一つとして金持ちや企業に無税国際を買わせようというものである。デメリットとメリットを差し引きすると、金持ちや企業は無税国際を買うはずという風に持って行き、挙げ句の果ては記述内容が二転三転。本書の最後の土壇場になって次のように記される。
【 だから、もし私が無税国際を導入しようとしたら、まず筆者が絶対譲れない条件としている「マイナス金利」を付与せず、元本保証で、しかも期間限定で募集する。 そして、集めるだけ集めたところで、高めのインフレを起こして、実質的な価値を吹き飛ばしてしまう。 】(204)とストレートに本音を出す。

【高めのインフレ】という箇所を読み、犠牲が大きすぎる事に対して恐怖感と嫌悪感を覚えた。
 本書ではこれが書きたかったがための、導入部分が長い一冊。
 感想はあえて述べない。

 



 森永卓郎 監修 
 武田知弘 著

 2014/2/10
 208ページ 780円(税別)
 中央公論

 データーベースより▼
 世界の10%以上の資産を持っているのに、たった1億数千万人を満足に生活させられない国・日本。必要なのは経済成長や消費増税ではなく、経済循環を正しくすることなのだ。「富裕層」と「大企業」がため込んで、滞留させている富を引っ張り出し、真に社会に役立てる方策を考える。

 目次
  第1章 激増する億万長者
 第2章 大企業は巨額の資産をため込んでいる
  第3章 デフレの本当の真実
 第4章 日本経済が抱える二つの爆弾
 第5章 消費税が日本を滅ぼす
 第6章 消費税ではなく無税国債を
 第7章 普通に働けば普通に暮らせる国へ

 監修
 森永卓郎 : 獨協大学教授、経済アナリスト。1957年、東京都生まれ。80年、東京大学経済学部卒業。テレビ・ラジオでも活躍中
 著者
 武田知弘 : 1967年生まれ、福岡県出身。91年大蔵省に入省し、バブル崩壊後の日本経済の現場を見て回る。98年から執筆活動を開始し、99年に退官










コメント (3)
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78; 図録 『仏舎利と宝珠 釈迦を慕う心』  2001年   奈良県立博物館

2014-06-21 | 読書全般(古典など以外の一般書)



  78; 図録 『仏舎利と宝珠 釈迦を慕う心』  2001年   奈良県立博物館


   


 メモ
  1;紀元一世紀
     仏像に体する礼拝
     舎利信仰 始まる
    インド→中国→韓国→日本


  2;「如意宝珠」
        不思議な玉 平安→鎌倉

    「一字金輪仏」 
        舎利は宇宙
        末法を救う


 3;まつられた舎利
   神になった舎利
   仏像に込められた思い
        舎利→「生身」(肉身)仏になる
   密教法具に込められた思い
        強い霊力

   舎利→「生身」(肉身)仏になる



   


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77;世界の名作図書館25 昭和43年『ドン・キホーテ ガリバー旅行記』から「ガリバー旅行記」

2014-06-21 | 読書全般(古典など以外の一般書)



 77; 世界の名作図書館25 昭和43年『ドン・キホーテ ガリバー旅行記』から「ガリバー旅行記」ジョナサン・スウィフト作 講談社


 



 先日からちょこちょこと楽しんでいる、こどもの頃に読んでいた世界の名作図書館の中から「ガリバー旅行記」を読む。
 私のようなお年頃になって 「ガリバー旅行記」を読むと、男性の本質部分がこそばかゆく感じてしまうかな?
 みんなが知っている小人の国や大人間の国出の出来事は周知の通りなんだけれど、ガリバーって人は懲りずに何度も旅に出ちゃうのね。
 最後に行った国は、
        ひひひぃ~~~ぃん
 さてさて、どんな国でしたでしょうか?

 その後、奥さんやこどもまで
        キャキャキャ
 に見えて気持ちが悪買ったとも事。
   奥さんの手からちぎったパンも食べなかった。
   庭に二頭のひひひぃ~~~ぃんを飼い、長時間小屋にとじこもって話していた。
   ~~~なぁんて、こどもも奥様もかわいそうだよ!
              (と内心ガリバーをしかる)
                 やはり、こどもの頃の感じ方と今では違うんだなぁ~☆
                 と、今回 世界の名作図書館の「ガリバー旅行記」を読んでも感じた。
 



 



講談社「世界の名作図書館」全52巻

監修=志賀直哉、坪田譲治、土岐善麿、ギヨ(フランス児童文学者、アンデルセン大賞受賞)、クリュス(ドイツ児童文学者)、ノーソフ(ソビエト児童文学者)、マクギニス(アメリカ学校図書館協会代表)。

編集委員=植田敏郎、西郷竹彦、白木茂、那須辰造、滑川道夫、波多野勤子、福田清人、袋一平、松枝茂夫、矢崎源九郎、山室静。

『ギリシア神話』
『北欧神話・民話』
『アメリカ・イギリス民話』
『ロシア民話』
『東欧民話』
『アラビアン・ナイト』
『聖書物語』
イソップ『イソップ寓話』
『日本神話』
『日本民話』
『東洋民話』
ルイス・キャロル『ふしぎの国のアリス』
オスカー・ワイルド『幸福な王子』
サカリアス・トペリウス『リンダギュル姫と魔法つかい』
ホールデン『魔法つかいのリーキーさん』
カルロ・コッローディ『ピノッキオ』
ジェームズ・マシュー・バリー『ピーター・パン』
モーリス・メーテルリンク『青い鳥』
ハンス・クリスチャン・アンデルセン『アンデルセン名作集』
グリム兄弟『グリム名作集』
シャルル・ペロー『ペロー名作集』
ヴィルヘルム・ハウフ『ハウフ名作集』
ワルデマル・ボンゼルス『みつばちマーヤの冒険』
セルマ・ラーゲルレーフ『ニルスのふしぎな旅』
デュボア『二十一の気球』
L・フランク・ボウム『オズのまほう使い』
ヒュー・ロフティング『ドリトル先生アフリカへいく』
ジョージ・マクドナルド『北風のうしろの国へ』
メアリー・ノートン『まほうのベッド』
サミュエル・マルシャーク『森は生きている』
張天翼『宝のひょうたん』
カレル・チャペック『郵便屋さんの話』『長い長いおまわりさんの話』
松谷みよ子 『竜の子太郎』
宮沢賢治『風の又三郎』
『現代日本名作童話』(『泣いた赤おに』他22編)
ウィリアム・シェイクスピア 『ハムレット』『ロミオとジュリエット』
H・B・ストウ『アンクル・トムの小屋』
アーダルベルト・シュティフター『水晶』
ヴィクトル・ユゴー『ああ無情』
ロマン・ロラン『ジャン・クリストフ』
アルフォンス・ドーデー『風車小屋だより』『月曜物語』
エクトール・マロー『家なき子』
モルナール・フェレンツ『パール街の少年たち』
マーク・トウェイン『トム・ソーヤーの冒険』『王子とこじき』
ルイザ・メイ・オルコット『若草物語』
ルーシー・モード・モンゴメリ『赤毛のアン』
ヨハナ・スピリ『アルプスの少女』
エドモンド・デ・アミーチス『クオレ』
ウィーダ『フランダースのいぬ』
フランシス・バーネット『小公子』『小公女』
エーリッヒ・ケストナー『飛ぶ教室』
アグネス・ザッパー『愛の一家』
クリュス『わらいを売った少年』
ルース・ソーヤー『ルシンダの日記帳』
カッタン『機関士白ねずみくん物語』
ヴォロンコーワ『町からきた少女』
『ものいわぬ杜子春』
芥川竜之介『くもの糸』
森鴎外『山椒大夫』
山本有三『路傍の石』
壺井栄『二十四の瞳』
太宰治『走れメロス』
林芙美子『泣虫小僧』
坪田譲治『善太と三平』
下村湖人『次郎物語』
ミゲル・デ・セルバンテス『ドン・キホーテ』
ジョナサン・スウィフト『ガリバー旅行記』
ゴットフリード・ビュルガー『ほらふき男爵の冒険』
ジーン・ウェブスター『あしながおじさん』
カターエフ『無人島の小ロビンソンたち』
ヘール『ゆかいなピーターキン一家』
アストリッド・リンドグレーン『長くつ下のピッピ』
ノーソフ『ビーチャとゆかいな仲間』
夏目漱石『坊ちゃん』
十返舎一九『東海道中膝栗毛』
『狂言物語』(日本古典)
ダニエル・デフォー『ロビンソン漂流記』
ロバート・ルイス・スティーヴンスン『宝島』
ジュール・ヴェルヌ『十五少年漂流記』『海底二万里』
スペリー『海をおそれる少年』
メースフィールド『ジム・デービスの冒険』
エドモンズ『火なわ銃の少年』
オリョーシャ『人形の秘密』
ソンマーフェルト『ラルーの決心』
フセヴォロド・ガルシン『信号』
モーリス・ルブラン『怪盗ルパン』
エドガー・アラン・ポオ『黄金虫』
コナン・ドイル『名探偵ホームズ』
ロバート・A・ハインライン『大宇宙の少年』
アイザック・アシモフ『わたしはロボット』
アレクサンドル・ベリャーエフ『くるった世界』
滝沢馬琴『八犬伝』
呉承恩『西遊記』
ラドヤード・キップリング『ジャングル・ブック』
ジャック・ロンドン『荒野のよび声』
エリック・ナイト『名犬ラッシー』
フェリクス・ザルテン『バンビ』
ギヨ『ジャングルの王子』
ムカージ『ヒマラヤの伝書ばと』
アレクサンドル・デュマ『三銃士』
スコット『覆面の騎士』
『ロビン・フッドの冒険』
ジェイムズ・フェニモア・クーパー『モヒカン族のさいご』
施耐庵『水滸伝』
羅貫中『三国志』
『今昔物語』
『平家物語』
『太平記』
小瀬甫庵『太閤記』
上田秋声『雨月物語』
井原西鶴『西鶴物語』
メドクロフト『エジソン』
エレノア・ドーリー『キュリー夫人』
サンドバーク『リンカーン』
エクスタイン『野口英世伝』
シュワイツァー『水と原始林のあいだで』
ヘレン・ケラー『ヘレン・ケラー自伝』
H・G・ウェルズ『子どものための世界史物語』
フリーマン『十人の音楽家の物語』
アーネスト・シートン『動物記』
アンリ・ファーブル『昆虫記』
ウイリアム・H・ハドソン『博物学者の本』
トール・ヘイエルダール『コンチキ号漂流記』
スコット『白い大陸南極へ』
スウェン・ヘディン『中央アジア探検記』
ハワード・カーター『ツタンカーメン王のひみつ』
ハインリッヒ・シュリーマン『地底の都をもとめて』
アンドリュース『恐竜物語』
ファラデー『ろうそくの科学』
ミハイル・イリン『本の歴史』
オルロフ『科学のふしぎ』
V・M・ヒルヤー『世界をまわろう』
エドワード・ウィムパー『アルプス登山物語』
ユーリー・ガガーリン『地球は青かった』
柳田国男『火の昔・少年と国語』
今野武雄『あたらしい数の博物館』



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