『俵藤太物語絵巻』二度目を読む 12
上巻読了 ノート4枚分
、、、、、、、、、、いる
い(異類)、いぎやう(異形)のうろくず(鱗)ばらにおほせて、水
中(水中)に引されけり。すでにじこく(時刻)もう
つりゆけば(移りゆけば)、藤太、こころに思はれけるは(思はれけるは)
昔、たんご(丹後)の国よさのこほり(与謝の郡)水の江
のうら嶋が子(浦嶋が子)とやらんも、おとめ(乙女)にあひて(会いて)
玉さかに、このとこよ(常世)の国にいたりし(至るし)に、かかるけらく(快楽)にふけりつつ、いにしへ(古)
ゆくすゑ(行く末)をわすれて(忘れて)、とし(歳)をふるごと
三と世(三年)なり(也)、、、、、云々
上巻
P.42~43
上巻
P.43~44
上巻
P.44~45
上巻
P.45
上巻
P.44~45 浦嶋太郎衣類の話引用
、、、、、、、、、、いる
い(異類)、いぎやう(異形)のうろくず(鱗)ばらにおほせて、水
中(水中)に引されけり。すでにじこく(時刻)もう
つりゆけば(移りゆけば)、藤太、こころに思はれけるは(思はれけるは)
昔、たんご(丹後)の国よさのこほり(与謝の郡)水の江
のうら嶋が子(浦嶋が子)とやらんも、おとめ(乙女)にあひて(会いて)
玉さかに、このとこよ(常世)の国にいたりし(至るし)に、かかるけらく(快楽)にふけりつつ、いにしへ(古)
ゆくすゑ(行く末)をわすれて(忘れて)、とし(歳)をふるごと
三と世(三年)なり(也)、、、、、云々
『俵藤太物語絵巻』
チェスター・ビューティ・ライブラリィ所蔵
2006年
勉誠出版
第一軸(上巻)
『俵藤太物語絵巻』二度目を読む 1 十四さいの時成りしかば、ういかう ぶり(初冠)をさせて、その名を田原藤田(ママ)と ぞ、よばれけり
『俵藤太物語絵巻』二度目を読む 2 ひでさとは大ごうの男なれば大蛇のせなかをむずむずとふんで、あなたへ通りけり
『俵藤太物語絵巻』二度目を読む 3 まことにわらはをみしりたまはぬことはり(理)なれ。我はこのよのつねのひとにあらず。けふにもせたのからはしにてまみえ申せし大じや(大蛇)のへんげしたる女なり
『俵藤太物語絵巻』二度目を読む 4 かの山にむかでといふもの、いできて、野山のけだ物、かうがのうろづく(江河の鱗)をむさぼること、年久し。
『俵藤太物語絵巻』二度目を読む 5 「じごくをめぐらさず、今夜の中にまかりて、かのかたきをほろぼし侍るべし」
『俵藤太物語絵巻』二度目を読む 6 二、三千見えつるたいまつ 一どのばつときえ、百千万にいかづちのおともひしひしとなりやみにけり。さてはばけもののめつしたる(滅したる)こと、うたがひなし
『俵藤太物語絵巻』二度目を読む 7 藤太がまへにすゑならべたる物をみれば、まききぬ(巻絹)二つ、くびふうたる俵、しやくどう(赤銅) のなべ一つで候へけるたわら藤太(俵藤太)
『俵藤太物語絵巻』二度目を読む 8 まききぬ(巻絹)をとりだしい しやうにしたつるところにたて共たて共(裁て共裁て共)つきせず(尽きせず)。さてこそ藤太をば、俵藤太と申けり
さてこそ藤太をば、俵藤太と申けり
『俵藤太物語絵巻』二度目を読む 9 藤太はなおもきとく(奇特)をみることこそとおもひてまつところに、だんのにやしやう(女性)あんのごとく つきあかき夜のふけがたおとづれたまう
『俵藤太物語絵巻』二度目を読む 10 藤太 をともなひしりゆにょ(龍女)のもん(門)に いらせ給へば、もろもろ(諸々)のりうじん(龍人)はからへ(頭)をかたぶけ(傾け)らい(礼)をなす。
『俵藤太物語絵巻』二度目を読む 11 さうくはんのりうによ、百みのちんぜんをささげ出る。りうおうの御まへにすゑず。そのつぎに は藤太、そのつぎには、りう女を入たり。そのおんじき、よのつねならず
『俵藤太物語絵巻』二度目を読む 12 浦嶋の話引用うら嶋が子とやらんも、おとめにあひて 玉さかに、このとこよの国にいたりしにかかるけらくにふけりつつ、古 ゆくすゑをわすれてとしをふる
浦島引用↓
『俵藤太物語絵巻』第一軸(上巻) 1~12
次回から、第二軸(中巻)
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