乱鳥の書きなぐり

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竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)5 三丁裏 四丁表 寛政六年  築地善交作 北尾重政画

2020-11-25 | 草双紙:洒落本、仮名草子、黄表紙、黒本、赤本、合巻 等

竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)5 三丁裏 四丁表 寛政六年  築地善交作 北尾重政画

 

5

早稲田大学 古典籍総合データベース

 

三丁裏

引かせのひやう人ハ

おらんだのゑれき

てるから思ひつき

テルから思ひつき、

屁礼支出留(へれきてる)と

いふふいごをこし

らへ、しりのあなへ

くだをはめて

さつ/\とふいご

をさせば、引た

かぜハ口へぬけて

しまふ、その

ときふくかん

きんしやう

きかんといふ

めしをくハせ

てあとを

おぎなふ

なり、大ぜい

はやりかぜ

のびやう人

おちあひ

たるときハくだ

を何本もこし

らへ、しりの穴から

 

四丁裏

口へはめてやうかせバ

ゐくるまのこま

がたをしかけた

あんばいにて、どこ

でもつうじるなり、

それでハ風気

のとれぬびやう

人ハあせを

さする

なり、その

ほうハ

つきにきに

図す

 

門人

なんと

しやう

 あん

 

 へたの木

  すんばく

 

三丁裏

    天地乾坤 こんとん

     みばんじやずな

    いしやハおほけれど

     ついてさつはりぬ

     けるさん/″\ひいた

四丁表 

      引きかぜ

       すい/\の

          すい

 

 

四丁表

        ぬける

          ハ

          /\

 

 

ふいご

 鞴(ふいご)は気密な空間の体積を変化させることによって空気の流れを生み出す器具。

 金属の加工、精錬などで高温が必要となる場合に、燃焼を促進する目的で使われる道具を指す。

 街の鍛冶屋で使われるような小型のものもあれば、たたら製鉄などで使われる足踏み式の蹈鞴(たたら)もある。

 

図す(じゅす)

 他動詞サ行変格活用 活用{せ/し/す/する/すれ/せよ}

「じゅす」に同じ。

「ずず」「ずうず」「ずんず」とも。

 出典枕草子 五月ばかり、月もなう 「『種(う)ゑてこの君と称す』とずして」

 [訳] 「うえてこの君と称す(=竹を植えてこの君と名付ける)」と(漢詩の一節を)朗唱して。

 

すんばく (寸白)

 1 条虫・回虫などの、人体の寄生虫。また、それによって起こる病気。すんばく。

 「此れは―にこそありぬれ」〈今昔・二四・七〉

 2 《1によると考えられたところから》婦人の腰痛や生殖器の病気の総称。

 「今夜は―で腰が延(の)せねえといふことだ」〈伎・三人吉三〉

 

 

竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)1 表紙  寛政六年  築地善交作 北尾重政画

竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)2 口上 寛政六年  築地善交作 北尾重政画

竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)3 一丁裏 二丁表 寛政六年  築地善交作 北尾重政画

竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)4 二丁裏 三丁表 寛政六年  築地善交作 北尾重政画

竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)5 三丁裏 四丁表 寛政六年  築地善交作 北尾重政画

竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)6 四丁裏 五丁表 寛政六年  築地善交作 北尾重政画

竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)7 五丁裏 六丁表 寛政六年  築地善交作 北尾重政画

竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)8 六丁裏 七丁表 寛政六年  築地善交作 北尾重政画

竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)9 七丁裏 八丁表 寛政六年  築地善交作 北尾重政画

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