乱鳥の書きなぐり

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映画『博士の愛した数式』思えば假の宿に。普賢菩薩と現れ~~ありがたくぞ覚ゆる ありがたくこそ思ゆ 

2012-07-23 | 映画


 映画 『博士の愛した数式』

        思えば假の宿に、思えば假の宿に。普賢菩薩と現れ~ありがたくこそ思ゆ

        9★/10


 映画 『博士の愛した数式』を見る。
 
 映画に出てきた能楽は

    思えば假の宿(かりのや)に~ 思えば假の宿に~

      の少し前から始まった(気がする)

 演目は何かと調べてみると おそらく『江口』

 映画を見終わって『観世流謡曲百番集』を読む。


  思えば假の宿に、思えば假の宿に。
  心とむなと人をだに。
  諌めしわれとなり。
  これまでなりや帰るとて
  即ち普賢菩薩と現れ舟は白象となりつつ。
  光とともに白妙の白雲にうち乗りて
  西の空に行き
  ありがたくぞ覚ゆる
  ありがたくこそ思ゆれ


    (『観世流謡曲百番集』 539ページより)
      行を変えて,うつす

 能楽を見ている間に博士は愛していた(る)義姉の手を握る。

  Eπi+1=0

                 そして,………



 男女の愛ではなく、もっと大きな人間愛を感じ、感動した。

 この映画は,わたくしは好きだ☆


 
   室町時代から京都市上京区千本閻魔堂にあったとされる 普賢象桜(フゲンゾウサクラ)長岡天神にて (4景)
   象の上に乗った菩薩
   普賢象桜はシベ二本が象の牙のように見える。
   わたしの写真ではそこのとことがはっきりしないm__m


   

監督・脚本:小泉堯史
原作:小川洋子
出演:寺尾聰 深津絵里 齋藤隆成 吉岡秀隆 浅丘ルリ子
2005年
118分
カラー
第一回本屋大賞に輝く大ベストセラー、芥川賞作家・小川洋子の同名小説を詩情豊かに映画化。監督は「阿弥陀堂だより」の小泉堯史。 80分しか記憶が持たない天才数学博士と、若い家政婦母子の心の交流を描いた人間ドラマ キネマ旬報ベスト・テン第7位、日本アカデミー賞優秀男優賞、毎日映画コンクール音楽賞(加古隆) 数学教師のルート先生は、新しく受け持ったクラスで、自分の名前の由来を語り始める。それは幼い頃、彼が大好きな博士が名づけてくれた仇名だった。シングルマザーだったルートの母は、事故の後遺症で記憶障害を負った数学博士の家で、家政婦として働き始めた。ある日、彼女に10歳の息子がいることを知った博士は、家へ連れてくるように告げる。その日から、博士と母、ルートの3人の和やかな日々が始まるのだが…。

       
   


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