フリーダ
2006-06-15 | 映画
フリーダ
楽しめど ★★★★☆
2002年 アメリカ 1時間58分
監督 ジュリー・テイモア
原作 ヘイデン・エレーラ
キャスト サルマ・ハエック
アルフレッド・モリナ
ジェフリー・ラッシュ
アシュレイ・ジャッド
アントニオ・バンデラス
エドワード・ノートン
ヴァレリア・ゴリノ
ミア・マエストロ
ロジャー・リース 他
実在の画家に基づいて制作された映画。
メキシコの天才画家フリーダ・カーロの波乱イ満ちた人生が描かれた作品。
18歳。
ある画家の壁画を観、見とれ、精神の口上をも覚えた彼女はバスの時刻に追われ、不運にも問題のバスに乗ってしまう。
バスに乗り合わせていたフリーダは路面電車との衝突事故により生死も危ぶまれるほどの大怪我を負う。
三週間意識不明の彼女。
眠りながらも見続けたカラフルで芝らしいイメージデザインは面白い。
一命は取り留めたが、手術の繰り返し、そして寝たきりの療養生活を強いられる。
写真家でもある父の勧めによって、絵筆をとる。
結果小さな希望を見つけ、彼女の気力は向上する。
奇跡的な回復。
彼女はかって心を奪われた壁画の巨匠ディエゴ・リベラの元へと向かう。
「私は才能があるか、それとも他の仕事を見つけた方がよいか・・・」
「才能がある・・・」
「続けた方がよいか?」
「続けた方がよい。」
2人はいつしか結婚する。
女癖が悪いディエゴは、貞節ではなく忠実である事を誓い結婚する彼。
自分ひとりのものにはならない男だと悟る女。
頭ではわかってはいるか心がついてはいけない。
女の自画像はいつしかわびしく切ない画風に変わる。
それでも女はいい伴侶であり、同士であり、友人という関係を保とうとします。
女はタバコを力いっぱい吸いながら、無心一心で絵を描き、それでも満たされない心理は夫の恋人をも共有して感情を抑えようとします。
彼女は絵を描き続け、いつしか高く評価され始める。
夫とも強い信頼関係で結ばれ、複雑な彼女。
普段押さえ続けえいるジレンマから考えると、一時の幸せも、彼女にとっては大切な彼女の全てなのかもしれません。
彼女の切なさはエスカレートし、彼が連れてきた初老の思想家と関係を持ってしまう。
自分の行動は棚上げして、彼女の行動と思想的観念から彼女を許せない男。
男は彼女に離婚を申し入れる。
彼女はウォッカや男や女におぼれ、すさんだ生活を送る。
そして片足から先決が出欠したことなど、事故の後遺症で感覚が麻痺気味のかの女にはきずくよしもなかった。
彼女のすさんだ生活は金や健康を失わせていた。
彼女の背骨は又曲がり、激痛。
医者は指先を見つけ、
「いつからこんななのだ?」
「治療は一箇所だけの約束よ。絵が描ける程度に。」
「指が壊死しいている。すぐに切らねば。足は大丈夫でよかった。」
彼女は親指を失った。
分かれた夫が見舞いに来る。
「結婚しよう。」
そして二人の、以前にもまして深い愛情に包まれた精神的密着した夫婦生活が始まる。
彼女の病魔は刻一刻と進み、痛みはモルヒネを打たなければ効かなくなっていた。
その頃には右足はひざまで失い、体は弱り、衰弱していた。
布団に横たわり続けていた彼女の元へ夫が入室、
「気分はどうだ?」
「横に入って。」
そういって女は夫に指輪を手渡した。
「私たち結婚して25年よ。」
指輪を見て直感的に彼女の病状を悟り、戸惑ってしまった彼。
「あと、二週間だよ。」
と笑ってみせる。
「後十七日よ。」
彼女も悲しく微笑んだ。
「私が死ねば、焼いて頂戴。きっと埋めないでね。もう横たわるのはいやだから・・・」
「ああ・・・・」
そして彼女はこの世を去った。
最後の彼女の二段別途の上には死の案内人ともいえる、もう一人の彼女。
そしてベッドの下に横たわる彼女の体に日は引火して、幻想的な絵で映画は終わる。
この映画で特に好きなシーンが二つあった。
(1)
構図から見ても色彩から見trもかなり品の良い重厚な位置作品に仕上がっていた。
構図から見ても色彩から見trもかなり品の良い重厚な位置作品に仕上がっていた。
(2)
先出の『ある画家の壁画を観、見とれ、精神の昂揚をも覚えた彼女』換えを見ているシーン。
ヨーロッパの協会やドーモ、そしてイランの建築物に良く見られる壁面に囲まれたテンペラのような絵。
真正面に男がベッドに横たわり、両壁面は45度くらいで台形風に囲まれている。
彼女がその絵の前に立ち、絵を観ている地、壁画の男に抱擁されているようにも見える。
このシーンはまさしくこの壁画を書いた男(画家)と女が出会うべくしてであった、運命の作品なのでありましょうか。
深い人間愛や思想や信念、人間の苦の極限から努力する姿はすがすがしい。
カナル食い込んで観てしまいました。
楽しめど ★★★★☆
2002年 アメリカ 1時間58分
監督 ジュリー・テイモア
原作 ヘイデン・エレーラ
キャスト サルマ・ハエック
アルフレッド・モリナ
ジェフリー・ラッシュ
アシュレイ・ジャッド
アントニオ・バンデラス
エドワード・ノートン
ヴァレリア・ゴリノ
ミア・マエストロ
ロジャー・リース 他
実在の画家に基づいて制作された映画。
メキシコの天才画家フリーダ・カーロの波乱イ満ちた人生が描かれた作品。
18歳。
ある画家の壁画を観、見とれ、精神の口上をも覚えた彼女はバスの時刻に追われ、不運にも問題のバスに乗ってしまう。
バスに乗り合わせていたフリーダは路面電車との衝突事故により生死も危ぶまれるほどの大怪我を負う。
三週間意識不明の彼女。
眠りながらも見続けたカラフルで芝らしいイメージデザインは面白い。
一命は取り留めたが、手術の繰り返し、そして寝たきりの療養生活を強いられる。
写真家でもある父の勧めによって、絵筆をとる。
結果小さな希望を見つけ、彼女の気力は向上する。
奇跡的な回復。
彼女はかって心を奪われた壁画の巨匠ディエゴ・リベラの元へと向かう。
「私は才能があるか、それとも他の仕事を見つけた方がよいか・・・」
「才能がある・・・」
「続けた方がよいか?」
「続けた方がよい。」
2人はいつしか結婚する。
女癖が悪いディエゴは、貞節ではなく忠実である事を誓い結婚する彼。
自分ひとりのものにはならない男だと悟る女。
頭ではわかってはいるか心がついてはいけない。
女の自画像はいつしかわびしく切ない画風に変わる。
それでも女はいい伴侶であり、同士であり、友人という関係を保とうとします。
女はタバコを力いっぱい吸いながら、無心一心で絵を描き、それでも満たされない心理は夫の恋人をも共有して感情を抑えようとします。
彼女は絵を描き続け、いつしか高く評価され始める。
夫とも強い信頼関係で結ばれ、複雑な彼女。
普段押さえ続けえいるジレンマから考えると、一時の幸せも、彼女にとっては大切な彼女の全てなのかもしれません。
彼女の切なさはエスカレートし、彼が連れてきた初老の思想家と関係を持ってしまう。
自分の行動は棚上げして、彼女の行動と思想的観念から彼女を許せない男。
男は彼女に離婚を申し入れる。
彼女はウォッカや男や女におぼれ、すさんだ生活を送る。
そして片足から先決が出欠したことなど、事故の後遺症で感覚が麻痺気味のかの女にはきずくよしもなかった。
彼女のすさんだ生活は金や健康を失わせていた。
彼女の背骨は又曲がり、激痛。
医者は指先を見つけ、
「いつからこんななのだ?」
「治療は一箇所だけの約束よ。絵が描ける程度に。」
「指が壊死しいている。すぐに切らねば。足は大丈夫でよかった。」
彼女は親指を失った。
分かれた夫が見舞いに来る。
「結婚しよう。」
そして二人の、以前にもまして深い愛情に包まれた精神的密着した夫婦生活が始まる。
彼女の病魔は刻一刻と進み、痛みはモルヒネを打たなければ効かなくなっていた。
その頃には右足はひざまで失い、体は弱り、衰弱していた。
布団に横たわり続けていた彼女の元へ夫が入室、
「気分はどうだ?」
「横に入って。」
そういって女は夫に指輪を手渡した。
「私たち結婚して25年よ。」
指輪を見て直感的に彼女の病状を悟り、戸惑ってしまった彼。
「あと、二週間だよ。」
と笑ってみせる。
「後十七日よ。」
彼女も悲しく微笑んだ。
「私が死ねば、焼いて頂戴。きっと埋めないでね。もう横たわるのはいやだから・・・」
「ああ・・・・」
そして彼女はこの世を去った。
最後の彼女の二段別途の上には死の案内人ともいえる、もう一人の彼女。
そしてベッドの下に横たわる彼女の体に日は引火して、幻想的な絵で映画は終わる。
この映画で特に好きなシーンが二つあった。
(1)
構図から見ても色彩から見trもかなり品の良い重厚な位置作品に仕上がっていた。
構図から見ても色彩から見trもかなり品の良い重厚な位置作品に仕上がっていた。
(2)
先出の『ある画家の壁画を観、見とれ、精神の昂揚をも覚えた彼女』換えを見ているシーン。
ヨーロッパの協会やドーモ、そしてイランの建築物に良く見られる壁面に囲まれたテンペラのような絵。
真正面に男がベッドに横たわり、両壁面は45度くらいで台形風に囲まれている。
彼女がその絵の前に立ち、絵を観ている地、壁画の男に抱擁されているようにも見える。
このシーンはまさしくこの壁画を書いた男(画家)と女が出会うべくしてであった、運命の作品なのでありましょうか。
深い人間愛や思想や信念、人間の苦の極限から努力する姿はすがすがしい。
カナル食い込んで観てしまいました。
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