乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

乱鳥徒然  / ウクライナ国立バレエ(旧キエフ・バレエ)「白鳥の湖」全編

2024-10-29 | 舞台・音楽 雑感メモ

ウクライナ国立バレエ(旧キエフ・バレエ)「白鳥の湖」全編 KYIV BALLET/SWAN LAKE

 

  乱鳥徒然  / ウクライナ国立バレエ(旧キエフ・バレエ)「白鳥の湖」全編

 昔、キエフだった頃、大阪にキエフバレエが『白鳥の湖』を演じられたことがあった。

 その時、子供濱札小さかったが、大奮発して家族全員でバレエを楽しんだことがある。

 

 話も半ばだろうに、子供たちは其美しさや強弱に思い入れるところがあったらしい。

 音楽や舞台とは、理屈で見るのも良いが、完成に任せて楽しむのも良いのかもしれないと思う今日この頃である。

 

 

 

「白鳥の湖」

 あらすじ

 

 演出によって物語の展開に相違があるが、あらすじはおおむね次のような内容である。

 

 第1幕・第1場

 ドイツのとある王宮の前庭。

 王子ジークフリートの成人を祝う宴が開かれており、王子の友人たちが祝福の踊りを踊っている。

 

 そこに王子の母親が現れ、明日行われる舞踏会で花嫁を選ぶよう命じる。

 まだ結婚したくない王子は憂鬱な気分になる。

 

 やがて日が暮れると、白鳥の群れが空を飛んでいくのが見え、王子は白鳥狩りをしようと湖へ向かう。

 

 

 第1幕・第2場 

 

 湖畔でのパ・ド・ドゥ 静かな湖のほとり。

 弓を構えている王子の目の前で、1羽の白鳥が岸辺に上がり、美しい娘に変身する。

 

 王子の姿に気づいた娘は驚き、怯えるが、やがて身の上話を始める。

 

 娘の名はオデットといい、とある国の王女だったが、侍女たちと共に悪魔ロットバルトから呪いをかけられてしまった。

 そのために昼は白鳥の姿となり、夜だけ人間の姿に戻るのである。

 この呪いを解くただ一つの方法は、まだ誰にも愛を誓ったことのない男が、オデットに愛を捧げることである。

 

 2人は惹かれ合い、王子は自分が愛を誓おうと申し出るが、夜明けとともにオデットたちは白鳥の姿に戻り、飛び去って行く。

 

 

 第2幕  第2幕

 舞踏会に現れたオディール(中央) 王宮の舞踏会場。

 ジークフリートの花嫁候補が様々な国から訪れるが、王子は彼女たちには目もくれず、オデットのことを思い続けている。

 そこへ、客人に変装した悪魔ロットバルトとその娘オディールが現れる。オディールは悪魔の魔法によって、オデットと瓜二つの姿になっている。オディールをオデットと思い込んだ王子は、その場で結婚の誓いを立ててしまう。その途端、ロットバルトたちは正体を現し、広間の窓に映る悲しげなオデットの姿を示しながら、王子をあざ笑って去っていく。

 

 王子は自分の過ちを悔い、急いでオデットのもとへ向かう。  

 

 

第3幕

 再び湖のほとり。

 侍女たちのもとへ戻ったオデットは、王子の誓いが破られたことを告げる。

 後を追ってきた王子はオデットに赦しを請う。

 オデットは王子を赦し、2人は湖に身を投げる。

 2人の愛の力を前にした悪魔は滅び、恋人たちの魂は永遠に結ばれる。

  演出による違い 上記は3幕4場構成の場合のあらすじであるが、4幕構成で上演される場合は、第1幕第1場・第2場がそれぞれ第1幕・第2幕となる。

 また、物語の結末は演出によって様々である。

 

 上記のあらすじは、オデットと王子が命を落とすものの死後の世界で結ばれる、というものであるが、2人が湖に沈んで終わる悲劇的な結末や、悪魔を倒した2人が現世で結ばれるというハッピーエンドもある。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« チェコ共和国の地理と環境 | トップ | 『熊野権現縁起絵巻』 5 九... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

舞台・音楽 雑感メモ」カテゴリの最新記事