MOS-YANの自然観察日誌

身近な自然を探したら…

新潟でトンボ撮り

2015年10月07日 | 昆虫

二日間カワセミ撮りに行けなかったので、今日は少しだけ期待して出かけました。

でも結果は、状況写真のみで「しゅう~りょう~。」

「7時間も粘ったのに…。」 (T_T)

EOS7D MarkⅡ + EF300mm F2.8L + EF1.4×Ⅲ    ISO320  1/1000  F5.6

ピラカンサもオレンジ色を過ぎて朱色になってきました。

本格的な秋ですね~。

今朝は寒さが身に染みました。(-_-;)

 

ネタの無いぶんは、早くも群馬シリーズの続きで埋め合わせをせねばなりません。(もう少し残しておきたかったんですけど。)

と言っても場所は新潟県三条市、カミさんの実家です。

到着した時、ずいぶんトンボの数が多いことに気づきましたが、殆どはアキアカネだろうと思っていました。

実際にアキアカネの数が多く、とまっているトンボもたくさんいます。

早速、複眼を撮らせてくれそうなヤツを探します。

案外すぐに見つかったので、前回とは違ったライティングで撮ってみる事にしました。

OLYMPUS E-M1 + M.ED60mm F2.8 Macro    ISO400  1/125  F8

前回と比較すると、かなり柔らかい感じだと思います。

タネを明かせば、単に太陽が雲に隠れるのを待って撮っただけなんですけどね。

次に狙ったのはオニヤンマです。

なぜか私はオニヤンマに嫌われていないようで、目の前にやって来てとまってくれることが非常に多いんです。(^^)

バックに赤が入っているので、これは撮っておきましょう。    ISO400  1/320  F5.6

続いてやってきたオニヤンマ君、とまった場所は絵にならない所だったのですが、近寄っても逃げません。

こんな時はもちろん超接近戦です。(^-^)

大型のトンボ(ヤンマ科など)の複眼を解像させるのは結構大変です。  ISO500  1/125  F8

これだけでも来た甲斐があった…などと思っていたのですが、撮影を終えて家の中に入ろうとした時、また黒っぽいトンボが目の前を横切りました。

小さめのオニヤンマ?と思ったら、玄関前の植木にとまってくれちゃいました。

「あっ、オニヤンマじゃない!」

黒くてスマートな腹部、メタリックグリーンの頭部と胸部。   ISO400  1/640  F5.6

咄嗟に名前が出てきません。

エゾトンボのようですが、撮ったことがあるような無いような…。

この角度だと同定が難しいので、平面図と、側面図(製図の図面みたいですが)を撮っておくことにしました。

まずは上から

そして横から

これは胸部の模様と腹部先端の上付属器の形を確認するためです。

自宅に帰ってから確認したところ、上付属器が上から見ると横に張り出していて、横からだとナイフのような形をしているのが解ります。

これでエゾトンボ科のタカネトンボと同定できました。

それなら以前に撮ったことがあります。

二年前、場所は今回も行った群馬のフィールドです。

ただし…。

この時撮れたのはホバリング中の写真だけで、留まりものは今回が初めてとなりました。

改めてカミさんの実家周りにトンボが多いことを確認できたことは収穫でした。

自然写真を再開するまでは、殆ど気にしていなかったんですけどね。(^^;)

 

そろそろ昆虫のシーズンも終わりに近づいてきたので、家の周りの昆虫なども再確認しながら撮っています。

来年の課題は何にしましょう?

 

 

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(2015年)群馬レポート OLYMPUS E-M1編

2015年10月05日 | 昆虫

先週の金曜、土曜とカミさんの実家(新潟県三条市)まで行って来ました。

金曜日の16時くらいまでに到着すれば良かったので、時間的にはかなり余裕がありました。

Door to Door で約280kmですから、ゆっくり休憩しながらでも4時間はかかりません。

それなら先月アサギマダラを撮ったところに寄って行っても、3時間以上は撮影出来る計算になります。

幸いなことにカミさんも植物好きなので、花を見ながら歩くことに文句はないようですし…。(^^)

10時頃着いて歩き始めましたが、先月の15日からまだ2週間ちょっとしか経っていないのに季節はかなり進んでいました。

あれだけたくさんいたアサギマダラは1/10くらいの数しか見られません。

おそらくアサギマダラが好きなフジバカマが終わってしまったからでしょう。

それでもアザミなどの花はまだ盛りを過ぎていないので、蝶達もここに集まっていました。

まだ翅が美しいままのアサギマダラです。  OLYMPUS E-M1 + LUMIX G VARIO 100-300mm F4-5.6    ISO400  1/400  F7.1

他には特に珍しい蝶も見あたりませんでしたが、唯一、雄しか撮れていなかったクモガタヒョウモンの雌を見つけました。

アザミで吸蜜している時はとまっている場所が悪く、「ダメか!」と思いましたが、何とか撮れる位置まで移動してくれました。

ノンビリ歩き回りましたが、他には特に何も無し。

お昼のオニギリを食べていたら、近くにネキトンボがとまったのでパチリ。

こんな風に暇な時は、私の場合いつも撮るのがこれ!

トンボの複眼です。(複眼フェチかも…)

ノンビリしたトンボを見つけられれば、何とかなります。

いつもならじっくり時間をかけて三脚、ストロボを使うのですが、今日はアキアカネの複眼を手持ちの自然光で撮って見ました。

これくらいまで近づいて~。(ピント合わせが厳しい~。)

個眼がよく見えるように切り出します。(シャープネスをちょっとだけプラス)

意外に直射日光でもOKじゃないですか。  OLYMPUS E-M1 + M.ED60mm F2.8 Macro   ISO200  1/200  F8

今回はカメラのテストと身軽にする意味もあり、7D MarkⅡはお留守番でOLYMPUS E-M1 を持って行きました。

とにかく山歩きには軽さが有り難いです。

それは年齢のせいだろうって?(ハイ、反論しません…。)(^^;)

 

群馬編はこれで終了ですが、カミさんの実家周辺が以外にも…だったんですよね。

何しろ庭の池で毎年モリアオガエルが産卵する所ですから…。

そちらはまた次の機会にでも。(^^)

 

今日はカワセミ撮影に行く予定でしたが、新潟行きに引き続き、昨日も動き回ったので疲れて寝過ごしてしまいました。

明日は何とか…。

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(2015年)群馬レポート 最終回?

2015年10月03日 | 昆虫

“最終回”の後に?が付いてしまいました。

その理由は、昨日、今日とカミさんの実家がある新潟(新潟市より30kmほど手前です)に出かけたので、いつもの群馬フィールドに寄って行ったからです。

当然、何かしらの成果はありましたので、追加として次回以降の記事とするつもりです。

その前にまず最終回のケリを付けてしまいましょう。

 

今回のプチ遠征で一番の成果はこの蝶でした。

スジボソヤマキチョウという関東の平野部では殆ど見ることの出来ない蝶です。

絶滅危惧Ⅱ類のヤマキチョウと非常によく似ていますが、前翅頂の突出度の強さからみてもスジボソヤマキチョウに間違い無いでしょう。

一頭しかいませんでしたが、吸蜜に一生懸命で花から離れなかったので落ち着いて撮れました。

逆光のショットを1枚

アザミもお気に入りのようです。

お初の写真が1枚でも撮れた日は、非常に気分良いですね。(^-^)

曼珠沙華とアゲハチョウを撮った場所に行く途中で、面白い虫を見つけました。

ハイイロチョッキリです。

まだ体毛が多いので若い個体かも知れません。

私はこのチョッキリとゾウムシが好きなんですよね。(何ともユーモラスな形なので)

2枚撮ったところで、なんと木の上からドングリが落ちてきて、とまっていたところに当たってしまい、その音に驚いたチョッキリ君は逃げちゃいました。(T_T)

このあと群馬レポート3で上げた『曼珠沙華とアゲハ達』に繋がり、おかげで今回はかなり満足して帰ることが出来ました。

最後、公園の出口にアマガエルが…。

「またおいで~。」と見送ってくれました。(^^)

 

 

コメント (2)
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