「介護録」とユルユル日記

介護終了、ブログタイトルかえました。

ご挨拶

2014年12月7日をもって私の介護生活は終了しました。

介護中、このblogに毒吐きし、多くの介護仲間さんに助けられました。
過去記事を読むと穴があったら入りたい気分でもありますし、今とは考え方も違うところもあります
身勝手な独りよがりも多々ありますが、そんなあれこれも、介護中の方たちのデトックスに一役かえたらという思いから「介護録」として残しておくことにしました。

今後はユルユルと日常をつぶやきながら時に介護や認知症に対する思いを書いていこうと思います。

タティング

タティングは↓こちらに 写真をアップしていくことにしました。
お暇が出来たらのぞいてやって下さい。
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明日も元気?!

2006-04-21 | ●介護録(~2015.2月)
……で、一日過ごしたいものです。とにかく、一日が終わった。

朝の送り出しまで、早くご飯食べてくれと…と気をもんでいたけど、それも今は、どうでもいいや…とおもうことにした。
それでも、疲れる。

夕方戻ってから母が寝るまでの数時間、これはエネルギーを消費する。
今夜も夕食準備中にちょっとキレてしまった。
母がビニールの切れ端で洗い物をしていたので、「スポンジ、そこにあるよ」といっただけで反発をくらった。もう、何をどう話して、どう返答すればいいのか分からなくなった。

8時からは「寺貫」で母の興味を集中。もう「寺貫サマサマ」。
今夜の「寺貫」は周平が(ヒデキ)年上の親戚の女の人に淡い恋心を抱き結婚まで意識する話。いや~~~なかなか良かったデス。トキオの長瀬くんに雰囲気似てた。

その後は「金スマ」ゲストの真央ちゃん。母の興味繋ぎ止めました。さすが!!

歯磨きはしてくれなかったけど、ちゃんとパシャマに着がえました。今夜は素直だな。とはいっても、持ち上げて、持ち上げて、普通の会話の二倍のテンションでかからなくっちやならない。ホントは楽しくもないのに、愉快そうに対応。
あ~~疲れた……。

母が寝てから、シャワー。もう暖かいから平気かなーと。
実は、昨年の秋から、夜の入浴をしていません。入浴中に出て行かれるのではないか…という不安感で、とてもその気になれず、母がデイに行っている間にすませています。
これも、時にストレスです。
おそらく在宅介護中、ショート利用時は別にして、私が夜の入浴をすることはないでしょう。シャワーのみ。それも洗髪はしないでサッサと出る。あっ……進行して歩かなくなったら出来るのかな…なんて考えるのも微妙に疲れる…


「アルツハイマー病・認知症(痴呆症)」

2006-04-21 | ●介護録(~2015.2月)
アルツハイマー病・認知症(痴呆症)

主婦の友社

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とてもくわしく、かつ読みやすい。手元に一冊あってもいいかな~と思った。(借りものなので)

受診させるための方法……今まで読んだ中では一番具体的。
アリセプトについて……その効用がどういうものかはっかり書かれていた。
在宅が困難と判断するポイント……いくつかのチエック項目が提示されていた。
施設を選ぶ時に注意すべきポイントも具体的
失禁がはじまった場合の対処方法から食事まで、これから必要になりそうなこともたくさんあった。
その他、様々な問題行動の対処方法も、これまで見た中では一番はっきりと「答えらしきモノ」が書かれていると思う。

アリセプト。時計の絵を書くテストで効果の過程を示してあった。
最初はまったく時計になっていなかったけど、五ヶ月後には完全に時計。でも、12ヶ月後にはナニモノか分からない絵に。
半年程度進行を遅らせる…その通りで、数ヶ月ほど安定した後、進行するものだと
改めて理解。
この著者は、アリセプトの使い方として、「○月後に結婚式があるから、それを目的に服用させる」という方法を提示している。

……アリセプトって、つまり、そういう薬なんだな~と、思うのです。
私は、母が服用した後、特に効果を感じたことは一度もない。(テストはしていないから実際のところは分からない。…時計の絵に関して言うなら、初診時、母の絵は「まとも」だった。)

アルツハイマーは、少し前までは3年で寝たきりになり、7,8年で死亡と断定的に書かれていることもあった。
最初の頃、私は、「3年で寝たきりなら、母も二年後には寝たきりかも」と思い、そうなった場合のことをアレコレ本気て考えていた。

この本では、個人差があり、三年で話せなくなる人も居れば、10年以上も脳の衰えがあっても、自立している人もいる…と書かれていた。


日々、研究途中の認知症だから、「新しい本」を目にすることは大切だと認識。
これは去年の夏刊行されたもの。