「介護録」とユルユル日記

介護終了、ブログタイトルかえました。

ご挨拶

2014年12月7日をもって私の介護生活は終了しました。

介護中、このblogに毒吐きし、多くの介護仲間さんに助けられました。
過去記事を読むと穴があったら入りたい気分でもありますし、今とは考え方も違うところもあります
身勝手な独りよがりも多々ありますが、そんなあれこれも、介護中の方たちのデトックスに一役かえたらという思いから「介護録」として残しておくことにしました。

今後はユルユルと日常をつぶやきながら時に介護や認知症に対する思いを書いていこうと思います。

タティング

タティングは↓こちらに 写真をアップしていくことにしました。
お暇が出来たらのぞいてやって下さい。
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いつかくる「死」

2006-04-27 | ●介護録(~2015.2月)
久しぶりに幸さんのブログをのぞいてみた。
先月から更新がなかったので、そろそろ(ブログに)帰ってきたかな~なんて思いでのんきに伺った。


………4月15日、幸さんが一人で介護されていたお父様がお亡くなりになっていた。

お父様と二人暮らしだった幸さん。
愛情を持ってお父様と接しているのが、文面からも感じられました。

お父様は私の母とは違い、アルハイマーではなかったので、ある意味、大変そうでした。
アルツハイマーは、来る人拒まず…という雰囲気で、誰とでも以前からの顔見知りのようなところがあります。
それは、母を、他人にゆだねる私にとっては、気持ちを楽にしてくれる部分です。
ですが、幸さんのお父様は、幸さんをとてもとても頼りにしていました。
幸さんの帰りが少しでも遅くなると寂しくて、寂しくて……探しに行こうとなさる。
デイに行った時には、「いきたくないの?」と聞く幸さんに、ちいさく「うん」と頷いて涙しながら出かけて行った。

介護する立場としても、辛いし悲しいし、苦しい。
そんな状態で、ホントに一生懸命介護していた幸さん。

彼女がときおり紹介してくれる文章に、私もエネルギーもらいました。

なんか泣けて仕方ないです。

いつか来る「死」という別れ…。誰にでも平等にやってくるのに、なんだか今は、理不尽だ…なんて思ってしまう。
どうして、どうして……こんな悲しいことばかりを神様は私たちに与えるんだろうか。
辛いな……人間ってホントに苦しむために生まれてくるみたい。

幸さんにもお父様にも、当然、一度もお会いしたことはないけど、なんだか身内をなくしたような悲しみが……。
ご冥福をお祈りします。

考え疲れ…

2006-04-27 | ●介護録(~2015.2月)
■突然の叔父問題等々……あれこれ考えて三日目、私なりの一つの結論に達したところです。
いや~~なんか疲れました。
あんまり寝られなかったの。
その上、今朝は母が5時に起きて玄関を出る音に起こされちゃったし。
5時といえば早い人はもう始動しているんたろうけど、私としてはあと二時間半は寝たいところ。いや、ギリギリ三時間寝てもデイの送り出しには間に合うし……ってことで、眠いわ。

■韓国語のことをいろいろ書くぞーと意気込んで作ったココログでしたが、今月の記事更新、たったの三回。もう、手が回らない、ムリ…と身にしみて分かったので閉鎖。
ここでたまにハングル入力させてもらおう……って、誰に許可をもらうわけじゃなし(^^ゞ
まったくの個人的楽しみ~~入力時間かかるんだよね~~でも面白いんだ。

お送り出す側・受け入れる側

2006-04-27 | ●介護録(~2015.2月)
以前老人ホームに勤務していたデイのスタッフKさんと話しているときに、行政の窓口の話になった。

私はやや行政不信だけど、かいさんが、karuruのBBSに、そういうことで関係を絶ってしまうと情報源を一つ失うことになる…と書いてくれまして、確かに、こだわっていても何も得はないと目覚めたところ(とはいえその対応については改善すべきところが多々あると思う)
だから、これから書く話は、窓口批判というより、役所と福祉の受け取り方の違いとして読んでください。

Kさんが役所について言っていたことは、例えば診断書?意見書?に、「暴力がある」と書いてあると、それだけで「○○(サービスや施設)はダメ」と決めつける傾向にあるということ。
受け入れ側には「接して見なければ分からない」という前提があるのにそれがうまく伝わらない。
対応が変わり環境が変わることで、問題行動が軽減することもあるから、暴力がある…と言われていても、受け入れてみると問題がないという事もあるらしい。

きっと福祉は個別のニーズを大事にして「こっちの都合」より「利用者」に視点をおいて受け止めてくれると思うけど、病院や役所はカテゴリーで仕分けして、枠からはみ出るとバツにしてしまう……そんな傾向にあるんでしよう。

その老人ホームには役所の人が一日実習でやってくるそうだ(やれはいいのに…って思ってけどやってるのね。何にも出来ないですけどね…とKさん…そりゃそうだろうな~)
そこで出る感想は、くるくると変わる相手の感情に合わせて仕事をこなすことへのとまどい。
「こういう仕事の仕方は経験がない」って。
そうだろうね……それは分かるよ。
(実習は最低一週間くらいやってもらいたいけど)

少し前の本には、アルツは3年で寝たきり…などと断定的だった…なんて話を私がすると、とにかく一人一人まったく違うので、マニュアルに書いてあるようなことはほとんど当てにならないとKさん力説。

検査で脳の萎縮が進みもう保たないと言われていた人が10年以上元気だとか、病院で寝たきりだった人がホームでシャキシャキ歩いていたり、内臓疾患で食べられなかったはずの人も、今は元気に食べて何の問題もないとか、そんな話はいっぱいあるらしい。

介護の最初は、何かしらデータに頼ってしまうことになる。
これって危険かもしれない。けど、知識ゼロの時は仕方ない。
よいマニュアルに出逢うことも大切。
去年あたりから、いろいろ出てきたぞーという感じばあるけれど。