そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

万葉集<衣># 7.1311-7.1315

2010年06月08日 |  / 万葉集
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「橡ツルハミの衣は人の事なしと言ひし時より着欲しく思ほゆ(衣の歌1/5首 #7.1311)」
「ドングリで染めた衣は渋いねと言うのを聞いて着たく思わん()」

「おほよそに吾し思はば下に着てなれにし衣を取りて着めやも(衣の歌2/5首 #7.1312)」
「大体に着なれ汚れた下着出しまた着ることはあるはずがない()」

「紅の深染コソメの衣下に着て上に取り着ば言なさむかも(衣の歌3/5首 #7.1313)」
「紅色に深く染めたるこの下着上に着たならひとなんと言う()」

「橡の解洗衣トキアライキヌのあやしくも異ケに着欲しけきこの夕へかも
(衣の歌4/5首 #7.1314)」
「橡ツルハミの洗濯による風合いは着たいと思うこの夕べかな()」

「橘の島にし居れば川遠み曝さず縫ひし吾が下衣(衣の歌5/5首 #7.1315)」
「橘の島にいたれば川遠く水に曝さず縫った衣よ()」


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