2015/11/11
「きみの愛わが死のあとにひきずるなわたしの肉が朽ちるまでだと(#71イントロ)」
「さかしらな世間が君を覗き込みわたしを種に笑うは困る(#71)」
「亡骸のそばに埋めよという名とはペン名なのか本名なのか(#72イントロ)」
「書きもので恥をさらせりこのわれはつまらぬものを愛せば君も(#72)」
「吾の中に君が見るもの秋であり夕暮れであり消えゆく焔(#73イントロ)」
「世の無常見るゆえ君はなおさらに愛を強めて別れを惜しむ(#73)」
「肉体は死んでしまえば蛆虫の餌にすぎないよきは汝のもの(#74イントロ)」
「魂があるから肉体意味があるわが魂はこの詩でありし(#74)」
「わが思い君との間で葛藤し常に満たされることはなかりし(#75イントロ)」
「日々に餓え日々に満ちるを繰り返しすべて食らうがすべて失う(#75)」
「わが詩にはいつも着古しきせているわたしのテーマは君への愛だ(#76イントロ)」
「陽は日々に新たで古いわが愛も語りしことを語り続ける(#76)」
「記憶にはとどめきれないことあらば紙に記せよ中で育てり(#77イントロ)」
「鏡とか日時計知らせる滅びなど手帳に書けば豊かになれる(#77)」
2015/11/11
「世阿弥作『右近』というは桜葉の女神が天に昇れる能と
(前シテ:貴婦人
後シテ:桜葉明神
ツレ:侍女
アイ:在所の者
ワキ:鹿島神宮の神職
ワキツレ:従者)」
「神職ら北野天神の桜見に右近の馬場に到着をせり()」
「ややありて花見車の貴婦人ら向かいの木陰に車を停める()」
「神職が業平の歌口ずさみ聞いた貴婦人話しかけたり()」
「見ずもあらず見もせぬ人の恋しくはあやなくけふや眺め暮らさん(在原業平)」
「貴婦人は車を降りて花眺め辺りの社を教えたまえり()」
「貴婦人は末社の桜葉明神であること明かし月の夜待てと()」
「やがて来た桜葉明神現れて花に戯れ春を祝える()」
2015/11/11
「二つある数の最大公約数求むる方法を考えてみよ(因数分解する方法と互除法がある)」
「互除法は長方形の長辺を短辺で割る方法なりし(繰り返し割って商が1になるか、あまりが0になるまで繰り返す)」
「互除法は1次不定方程式を解くときに利用できる術であるなり(1次不定方程式の定義と性質をよく理解すること)」
「整数を自然数にて割れるとき余りが同じを合同という(a≡b[mod m]と表記)」