2016/07/30
「桐一葉日当たりながら落ちにけり
(高浜虚子
/桐の葉が日を受けながら散りました&落ち方は)」
「遠山に日の当たりたる枯野かな
(高浜虚子
/枯野の向こうの山に日が当たっています&枯野は当たっていないのか)」
「いきいきと三月生る雲の奥
(飯田龍太
/生気に充ち溢れた三月が来ます雲の奥から&他に来るところはないの?)」
「あるときは一木に凝り夏の雲
(原裕
/難解句。ある木にこだわっているように空に発生する夏の雲です&入道雲?)」
「夏空へ雲のらくがき奔放に
(富安風生
/入道雲は夏の空では落書きのようだ)」
「鰯雲人に告ぐべきことならず
(加藤秋邨
/人には言えないので鰯雲に愚痴った&気になりますねぇ)」
「寒雲の燃え尽しては峡を出イづ
(馬場移公子
/長く居座っていた冬の雲が陽で燃え尽くして山峡を去った&雲は消えたのか、流れたのか?)」
「十五夜の雲のあそびてかぎりなし
(後藤夜半
/十五夜は長く見ているといろんな形の雲が月と戯れているようだ
&どのくらい見ていたのであろう)」
「生涯にかかる良夜の幾度か
(福田蓼汀
/良夜とは十五夜、十三夜などで月の明るい夜&数えたらだめ)」
「ふるさとの月の港をよぎるのみ
(高浜虚子
/ふるさとの港は月のきれいなところだが、今回はそこをよぎるのみ
&虚子のふるさとはたしか松山?)」
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