がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

当サイトの掲載写真・イラスト等の無断転載/無断使用を禁じます

文化財(遺物)×クッキー

2022年04月10日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

小学生の頃はクッキーやらアップルパイやら
シュークリームやらスコーンやら
よく作っていたのですが
それ以降、めっきりしなくなっていた
ゼロ(粉)から作るお菓子作り。

ン十年年ぶりに作ってみたくなって
ようやく着手しました!

きっかけは、以前参加した
沖縄市郷土博物館主催の土器クッキー作

 

 

考古遺物をクッキーにするというのが新鮮で、


じゃあ、こういうのもできるんじゃない?

ああゆうのもできるんじゃない!?

 

と妄想むくむく。

 

 

誰か作ってーーーとTwitterとかでぼやいてきましたが
なかなか出てこないので(笑)、
もうまずは自分でやってみよう!
となった次第であります。

(とはいえ、よしやるぞ!と道具や材料を買いそろえてからも
更に半年くらい放置していたのですが…)

 

 

今回のモチーフに選んだのはこちら!

刻印石~!!

 

 

 

 

首里城と中城グスクで確認されており、
特に中城グスクでは既に150個以上もの刻印石が確認されています
(写真で見てもピンとこないかもしれませんが…
触ってみたらわかる)

これが何を意味しているのかは今のところ謎。

幾何学的な模様も多岐にわたり
歴史ロマンをかき立てられます。

 

 

 

 

ン十年ぶりの、第1回目の様子。

砂糖は黒糖を使ったのでそれだけで茶色な生地に。

ミックスナッツをハンマーで砕いたものも投入。

土器クッキーの時に黒っぽくするために
ココアパウダーを入れていたので
今回も入れてみたけど、
砂糖が黒糖だったのでいらなかったかもしれない。

 

 

仕上がったのがこちら。

思ったより生地が柔らかくなりすぎてしまって
成形にすこし苦労しました。

でもサクサクでおいしく仕上がりました♪

 

刻印は中城グスク展での資料を参考に。

布積みの城壁からしか確認されていないため
クッキーの形も四角形を基本にしています。

 

う~ん、しかし”石灰岩感”がもうちょっと出せたらいいなぁ…

 

 

 

というわけで後日、2回目にチャレンジ!
(材料が余っていたからというのもある)

 

今回は石灰岩感をだせるように
ココアパウダーなしでかわりに黒ゴマに。
ナッツも荒めにしました。

印は爪楊枝でちまちまと描いてます。

 

綿棒できれいに伸ばすのではなく、
石灰岩のゴツゴツ感がでるように
指でぼこぼこににしたのですが…

 

 

焼きの時に膨らんでしまうので
石灰岩間に関してはまだまだですね(^^;)

黒ゴマはもう少し入れてもよかったかなー
でもあんまり味がゴマゴマするのもなー

 

まだまだ改善の余地はありますが
「刻印石クッキー(石積みクッキー)」、
お土産品とかにはもちろん
おいしく学べるワークショップにもできるんだよーー。


食べ物コンテンツは最強。

ノッてくれる業者さんや商工会、
観光協会や学芸員さん、募集中♡

 

 

また、2回目の日はちょうど4月3日シーサーの日だったので…

 

 

八重瀬町新城の石獅子も
クッキーにしました!

 

かわいい!!!(自画自賛)

 

 

この石獅子がツボすぎて
「ふぇ~ぬ新城くん」というおきなわ石獅子マンガ
を描いてました♪

こちらのカテゴリから読めます(10話)

 

 

こうやって考古遺物や文化財を
クッキー等にしてみるの楽しいです。

 

今後の予定は、線刻石板クッキーと貝符クッキーです♡
(蝶型骨器クッキーもしてみたいけど難易度高そう…)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マンガ「首里城復興STORY」

2022年03月25日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

 

沖縄県の首里城復興事業のひとつである
学習用資料「首里城復興STORY」が完成しました。

ワタクシ和々がマンガ作画を担当させていただきました。
マンガとしての方向性や構成(ネームの走りのようなもの)や
登場人物設定などは決まった状態で依頼が来たので、
私はマンガとして再構成・体裁を整えて、作画をする担当。

琉球歴女として活動を始めて10年くらいになりますが、
初めて、
琉球史の人物を一切描かない、
現代人オンリーの案件でした(笑)

 

登場人物は全員現代人ですが、
首里城の歴史や琉球王国の歴史や文化、
平成や令和の復元などについて、
見開き2ページごとのトピックでマンガとコラム紹介しています。
(1トピックのみ4ページ)

 

監修陣は、
県芸の麻生先生、
壺屋焼物博物館の倉成さん、
美ら島財団の幸喜さん、
県文化財課の山田さん、
沖縄歴史倶楽部の前田さんです

 

 

この冊子は沖縄県内の高校生に配布。
また、小中学生向けにはマンガを動画にしたものが
配布されるようです。

 

 

…が!

 

 

このデータがこのたび
沖縄県公式首里城復興サイトで公開されました!

 

冊子はPDFで全ページ見ることができます。


首里城復興の学習用資料(マンガ・動画)

 

 

動画ver(モーションコミック)は
こちらにも貼っておきます。

【学習用コンテンツ】首里城復興 副読本マンガ動画

口が動いたり瞬きしたりはしませんが
アフレコがついています。

 

 

この内容は資料パネルも作っていて
以前、サンエー那覇メインプレイスでも展示されていたようです。




今後も学校や公共施設などで掲示されることもあるのかも?

 

もし見かけましたらどうぞよろしくお願いします♪

 

 

 

*おまけの制作裏話*


私が1番最初に先方から受け取った
構成案(ネームの走り)をちら見せ。

いただいたこれを元に、
トピックの核や大まかな流れは変えずに
取捨選択したり入れ替えたりセリフを変えたり構成しなおしたり。

手前味噌で恐縮ですが、
これはあるていど首里城や琉球史についての知識がないと
厳しい作業だったと思うので(しかも時間的余裕なし)、
少しはお役に立てたかなと思います。

首里城変遷図や、”文化力”のトピックは
特にこだわりました!
(これについては私も結構意見を言わせていただいた…)

 

↑は、トピック的にノイズになるとばっさり削除したコマたち。

当初は登場人物みんながやたらと さー さー 言ってました(笑)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ごさまる科」成果発表で思ったこと

2022年02月04日 | ・琉球/沖縄、徒然日記


(2013.3.4の琉球新報)

 

先日、中城村内の小中学校で行われている郷土学習「ごさまる科」の
成果発表会があるとお声かけいただき、
急遽、見に行ってきました。

 

村内には3つの小学校と1つの中学校がありますが
今回は代表して、中城小学校の6年生。

各グループがそれぞれテーマを設けていて、

・沖縄の世界遺産について
・中城グスクについて
・護佐丸・阿麻和利の乱について
・琉球史について
・中城村 In The House(MC護佐丸)創作エイサー

でした。
(※コロナ対策のため短縮版)

 

エイサー以外の4グループは
パワーポイントのスライドにあわせて
発表するスタイルでしたが、
スライドに使われていたイラストの
7割くらいが私の絵だったのにはびっくりでした(^^;)
(ブログからの写真も1つ…)

そ~ね~、人物名で画像検索したら出るもんね~。

しかも12年前のものから数か月前のリテイク版琉球戦国列伝まで、
絵柄もバラバラ(^^;)

 

授業(発表)での活用ということで
著作権法第35条に当たるので利用は良いのですが、
(掲示物や配布物は、私のを参考にして子供が描いた絵になってました)
これらのイラストの作者が同じ人とか気づいてないんだろうなぁ…(笑)
(しかも本人会場にきてまーすとか)

でも数あるイラストの中から
私の絵を選んでくれたということなので
正直、嬉しいです(^^)


中城小の少年少女たち、ありがとー!

 

こんど学校に読んでくれたら、
「イラストから読む護佐丸の時代(仮)」って授業しに行くよ~!(笑)

 

 

中城のごさまる科については
始まるよ!という時からチェックしていて、
これまでも何度か触れているのですが、
中城の子どもたちの琉球史(護佐丸が生きた三山時代~護佐丸・阿麻和利の乱)
グスクの知識には本当に驚かされます。

 

基礎知識は充分。

 

さすが、小学校「6年間を通して」「段階的に」
学んできているだけあるな、と思います。

 

おそらく、郷土教育の分野でいえば
「ごさまる科」は県内でもトップだと思います。

他市町村でも郷土学習はやっていると思いますが
あそらく単発なのがほとんどかと。

 

 

さて、そんな「ごさまる科」ですが、
課題がないわけではありません。

 

今回の発表(エイサー以外の4つ)を見て共通して感じたのは
「調べ学習」の「中身」に
先生からの働きかけ(「問いかけ」)があまり感じられなかったこと。

もちろん、スライド作成や発表用の作文や
掲示物やまとめ方については指導はあったでしょう。

 

そこじゃなくて、1番重要な「中身」の話。

 

つまり、子供たちが本やネットで調べたものを
そのまま持ってきただけ、
という感じは否めませんでした。
(実際「調べ学習」のほとんどは、そうなりがちなのですが)


調べたことを「もとにして」、
そこから一歩進めた子どもたちの思考や深まりは、
はたしてあったのかどうか。

その思考を促す教師の働きかけは。

 

例えば、
護佐丸・阿麻和利の乱について
尚泰久の陰謀(※諸説あり)というのを紹介してたけど

じゃあ、他にはどんな説があるの?
そこから見えてくるものは?
あなたはどう思う?

とか、

 

三山統一の過程についてだったら、

あなたが尚巴志ならどの順に攻める?
尚巴志はなんでこの順で討伐したんだろうね?

とか

 

なんで阿麻和利は評価が二分していて、
護佐丸は二分していないんだろう?

 

とか。

 

色々できる。

 

正しい答えが見つけ出せなくてもいい。

自分なりに考え、それをさらに調べ、考えを深め、
そうして導き出した内容を「学習成果」にしてほしかった。

 

確かに難しいことだけど、
基礎知識が十分にある中城村の6年生なら
もうこの段階に行けると思う。

 

 

しかし、こういうのは
先生の方に子供たちを上回る琉球史の知識が必要。

 

わかる。
先生たち、大変だよね。

だって、他の市町村から転勤してきた先生は
たぶん、子どもたちよりも分からないはずだもの。

 

教育現場は多忙だし、余裕ないし、
なんとか目に見えるものに
まとめさせるのだけで精いっぱいだよね。

 

だから、ね。

 

郷土教育コーディネーター(授業のできる外部講師)、
設置しましょうよ。

 

 

「ごさまる科」を見ていると
「知識」として「教えられる範囲」は4年生くらいまでで
だいたい終えている感じがする。

だから、
5・6年生は知識をベースにした「発展的アプローチ」が必要だけど
前述したようにそこへの働きかけは、
現状、現場の先生ではなかなか厳しい。
(実際、中学校では既に形骸化しているとの話)

 

学芸員さんなどを講師に招いてはいるかもしれないけど、
単発ではなく、継続的なサポートが必要だと思う。
(せめて授業計画の8割は)

 

学芸員さんが、そんなに時間とれないでしょ?

 

だから、ね。

 

 

郷土教育コーディネーター(授業のできる外部講師)、
設置しましょうよ。

 


って10年くらい前から機会あるごとに
つぶやき続けています。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初日の出2022

2022年01月02日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

 

2022年、あけましておめでとうございます。

 

久しぶりのブログ更新です。

本当なら12月には余裕ができるはずだったのですが
急ぎの案件が入ってきて
年末年始返上で(裏)オシゴトしています。

なので、寅年にちなんだ年賀絵なども描けず…
Twitterなどでいろんな方の年賀絵や写真を見て
楽しませてもらっています。

 

しばらく落ち着いていたコロナが
再び沖縄がワーストになるなど増加傾向を見せる中、
前々から予定していた年末のお楽しみイベントもキャンセルし、
ただただ引きこもって裏シゴトだけ…というのは
やっぱりなんかちょっと嫌だ!
ということで、
意地で初日の出を見に行ってきました。

 

今年はグスクで見たいな~ということで
中城グスクに行こうかなと思っていたのですが
コロナ増加のため中止ということで(涙)
去年と同様、中城モールへ。

 

…が、しかし、駐車場満杯で入れず!Σ( ̄□ ̄|||)

 

うそでしょー!?(´;ω;`)

 

ということで、
同じ中城村の吉の浦海岸に変更。

 

こちらもそれなりに人出はあったものの
駐車場にも余裕があって
結果的に良かったです。

 

モールに比べると地元の人が多い印象かな?

 

 

水平線から昇る初日の出を拝めました。

やっぱり清々しい気持ちになれますね。

風もなく、気温も思っていたよりも下がらなくて
波もとても穏やかでした。

 

 

太陽が雲の境界を超えると
いよいよ光まばゆくて。

 

 

ゴールドシャワー

 

 

以前のように全然ブログを書くことができなくなっていますが、

おかげさまで、私は元気です(^^)

 

今年もよろしくお願いします。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お知らせ

2021年11月03日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

 

10月は1度も更新できませんでしたが
繁忙期のため、ブログはもうしばらく休みします

早ければ12月…中旬ごろには
再開できるかな?

 

Twitterのほうではちょこちょこ発信してますので
よろしければそちらをご覧ください。

  


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

琉球王国の「手わざ」展、首里会場

2021年02月24日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

 

琉球王国文化遺産集積・再興事業
『手わざ 琉球王国の文化』

 

琉球王国の数々の芸術品に、
現代の職人たちが最新の研究成果を元に挑戦した「手わざ」展。

単に見た目だけでなく、
原資料(実物の文化財)を最新の技術で分析・研究し、
可能な限り製作された当時の材料や技法を用いて
製作された当時の姿を忠実に復元する、
というのが「模造復元(復元美術)」で、
「手わざ」展は、模造復元品を展示・紹介するものです。

ちょうど1年前、
2020年2月に県立博物館で開催されたのを皮切りに、
宮古、石垣と巡回して、
再びの首里へ。

最初の県博での展示は2度見学に行っていましたが(→  
その時にはまだ完成していなかったものが続々完成し、
展示されているということで、
行ってきました!!

 

 

まずは、首里城へ。

有料区域の世誇殿が展示会場。

 

 

こじんまりとしたスペースなので、
展示品は6点。

漆器、染織、陶芸、三線など。

解説パネルや実際に開鐘(三線)の音が聴ける
映像もありました。

本展示会のB2ポスターももらえるのはココだけ!


 

そして県芸の付属図書館・芸術資料館へ。

 

 

元々作品展などが行われる展示室なので
がっつり展示

 

 

1年前の県博での展示会では、
上の三御飾しかなかったけど
その土台となる「盆」がお披露目!

内側は朱漆に沈金、
外側は透かし彫りに金箔。

まさに豪華絢爛

 

 

そして私が今回特に見たかったのが、
伊平屋阿母加那志の縫衣装。

黄色に藍の裏地がすごく新鮮

紅型にはない、
古琉球独特のデザイン・配色です。

 

実はこの衣装、県博の常設展で推定復元され、
展示されているのですが、

 

 

ここでは赤地に水色裏地。

Twitterで得た情報によりますと(→)、
これまで赤だとされてきたが、
科学分析結果で黄色地だということが判明した
とのこと(!)

これは印象がガラリと変わりますね!

実は『琉球戦国列伝』の百十踏揚イラストは
この衣装を元にしているのですが
リテイクするときは赤衣ではなく黄衣にしなきゃ~!

 

 

でもその黄色も、
紅型で見る鮮やかな黄色ではなく
すこしくすんだような独特な黄色。

これが古琉球の黄色か…。

 

パンフレットにこの作品の詳細紹介がなかったのが残念…(´・ω・`)

 

 

「模造復元」されたものを鑑賞する良さは、

そのモノが生まれた当時の
鮮やかさや輝きを見ることができること。

デティールなど細かいところまで鮮明に見れること。

そして質感を感じることができること。

 

着物類は布の透け感や生地感なども一緒に
味わうのが吉です。

 

 

円覚寺の鬼瓦。

 

 

玉陵の蝙蝠。
ヒャッハー♪

 

 

玉御冠(皮弁冠)も!

今まで首里城で展示されてたレプリカや
那覇歴博の国宝を何度も見てきたけど、
やはり輝きが違います

 

 

首里城・県芸での展示は2月28日(日)まで。

パンフレットも無料配布しています。

琉球王国の美に直接触れるチャンス、
お見逃しなく!!

 

最後に、
これまでの「手わざ」展のチラシを並べてみた。

 


 

う~ん、ステキ


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マチナカ桜散歩

2021年02月11日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

今年は桜の当たり年!

沖縄の桜の名所と言われる各所では
見事に桜色に染まった風景を
ニュースやSNSを通しで見ることができました。

私は残念ながらやんばるまでは行けませんでしたが、
民家の軒先や駐車場や遊歩道にある桜の木も、
見事な咲きっぷり!

そこで今年は「身近な桜を愛でる」をテーマに
「桜散歩」してきました!

民家などが写りこんでしまうため
近景の似た写真ばかりですが、
記録も兼ねて一挙ご紹介。

 

 

寒緋桜(緋寒桜)は下を向いて咲くので
見上げるようにして撮ります。

よって夢中で撮っていたら首が痛くなるし
低い木ではすごい体勢に…(笑)

 

 

まだ若い、ひょろ~っとした枝ぶりの木でも
この密度、この咲っぷり!

 

 

こちらの民家の桜は
それはそれは立派でした。

 

 

マチナカにある桜ということで、
「電柱と桜」をテーマにパチリ。

 

 

 

 

今日は台風のような暴風雨。

この天気で桜の大半は散ってしまうでしょうか…。

 

願わくば、場所によってはあともう少しの間、
桜を愛でることができればな、

と思っています。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中城村物産展inイオンライカム

2021年01月09日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

 

イオンモール沖縄ライカムで開催中の
中城村物産展に行ってきました!

 

中城村観光協会も出店すると
お知らせをいただいたから♪

 

 

上段にはこれまでワタシが関わらせていただいた
中城城跡関連グッズが勢ぞろい!

御城印御城印帳はもちろん、
既に売り切れていた記念切手や、
まだ一般販売はされていなかったグッの初売りも!

 

 

お城EXPO出城に合わせて作った
中城城跡クリアファイル。

私のイチオシアイテムです(笑)
かさばらないのでお土産にもぴったり♪

 


 

 

中城村のあれこれをぎゅっとデザインした
B4サイズが入るマチあり大きめの
エコバックも一般販売開始!

 

なんと、このクリアファイルかエコバック、
中城村観光協会のSNSをフォローすれば、
どちらか一つをプレゼント!
(※数に限りがあります)

スタッフさんに声かけてくださいね!

この情報に後から気づいたワタシ…。あ~!クリアファイルもらい損ねた!

 


また、今回は
カレンダー+カレー+エコバックの
お得なセットも出ています!

中城城跡カレンダー、
ん~どうしようかな~と迷っていた方は
この機会にいかがですか。

私は買っちゃいました(笑)

カレンダーにはこれまで通り、
中城城跡の入場券1枚(400円相当)もついていますよ。

 

 

お城EXPOの時と同様、
護佐丸に扮した観光協会局長もノリノリです!
(※写真撮影の時だけマスクを取っています)

 

下段のレトルト商品は、
以前、中城中学校の生徒が企業連携の授業で開発したもの。

しぶい(冬瓜)スープやカレー、
それから写真には写っていませんが、
隣の冷凍ボックスにあったマンゴーアイスもおすすめ!

味が濃厚で美味しいのよ~♪

寒い日々が続いていますが
会場内は少し暑いので
冷たいスイーツも美味しくいただけます☆

 

 

この物産展が初お披露目の
世界遺産20周年記念ラベルボトルもドーン!!
(たまに質問いただきますが、文字はワタシではありませんよー)

 


オキコパンから発売される
「島にんじんシフォン」先行販売もゲット~!

プリントパッケージじゃなかったこともあってか、
120円→100円で販売していました。

ふわふわで島にんじんの黄色がしっかり出てて
おいしかったです。

表面にはパウダーシュガーがかかっていて、
にんじんの野菜味はしないので子供にもいいかも。

大好評だったようで、
お昼ごろには早くも完売だったようですよ。

 

 

もちろん、今が旬の島にんじんも。

島にんじんは中城村を代表する特産品で
県内の島にんじんの7割が中城村産とのこと。

 

 

島にんじんときたら、島大根も。

島大根にもいくつかの系統があって、
中城系統は1番まんまるい。

エコバックデザインの島大根、
もっとまんまるに修正するってだったけど
土壇場で色々あって修正できず、
楕円型の島大根になっています(^^;)

 

 

それから、

先月、護佐丸歴史資料図書館で開催されていた
『中城城跡 あらたな発見』展の展示が一部出張していました!

おお~!!

農産物から歴史まで!!

 

中城村の「いいもの」がぎゅっと詰まった物産展でした!

 

 

開催場所はイオンの食品館側(2F)なので
食品店側の入り口を使うとすぐですよ。

 

 

中城村は「道の駅」や「ファーマーズマーケット」のような
特産品が集まってていつでも買えるような施設がないので、
このような物産展はなかなか貴重。

明日の午後7時までですので、
この機会をお見逃しなく!

 

 


↑クリックで拡大

 

     \10日(日)10:00~19:00まで!ゆたしくねー!/


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初日の出2021

2021年01月01日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

 

あけましておめでとうございます。

 

さて、
今年は久しぶりに初日の出を見に
「おでかけ」をしてみました。
元々その予定ではなかったんだけど、
目が覚めたので「よし行こう!」と思い立って(笑)

 

目指したのは、以前も初日の出を見に訪れた中城モール。

駐車場があるのがいいんですよね。

でも行ってみると駐車場がいっぱいになるくらい
混んでてびっくりΣ( ̄□ ̄|||)

東海岸だし日の出スポットではあったけど
前はこれほどではなかったような…。
(って、もう10年前にもなるなら状況変わるか…)

 

でも海岸は広いので、
「蜜」を避け、比較的人が少ないほうへ。

 

 

年末、ぐ…っと冷えた沖縄。

まだまだ冷え込んでいたものの
年末のような強風はなくひとまず安心。

 

 

水平線に分厚い雲があったので
日の出時間は過ぎましたが
ご来光を見るまでじっと待機。

 

30~40分ほど待ったかな?

 

雲の向こう側が明るくなってきて、

 

 

少しずつ太陽が上がってきて…

 

 

やっと拝めたご来光。

 

 

待機ですっかり冷え切った体に
太陽の光がじんわりと染み入ってくるのが感じられました。

太陽のパワーとありがたさを実感。

 

寒かったけど、
家からでも見れたかもしれないけど、
見に来てよかった。

 

 

さざなみと日の出の動画はこちら→
(ツイッターにUPしたものなので画質は良くないですが…雰囲気だけでも)

 

 

予報では曇りで
初日の出は厳しいと言われていたけど、
晴れのすがすがしいお正月を迎えることができました。

 

 

今年も「がじゅまるの樹の下で。」を
よろしくお願いします。

-和々-

 

 

元気玉っ!!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一足お先に、辺戸大川で若水取り

2020年12月30日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

ここ数年、
年末詣&フライング若水取りが
ワタシの年末行事です。
(正月の朝一で取る水のことを若水というので、
フライングしちゃうと本当は若水とは言わないのでしょうが…
まぁ、お正月に向けてのお水ということで(^^;))

 

前回(垣花樋川)→
前々回(澤岻樋川・金武大川)→

 

今年の若水取りは、
いつかは…
と思っていたこちらのお水。

 

 

クイクイよろしく
お水取り
若水のんで健康

 

ブロック塀にマジックのゆる~い表示の
辺戸の大川へ。


琉球七御嶽の一つである安須森御嶽から流れるこの水は
いわゆる聖なる水であり、
首里城の正月行事で用いられるため
「お水取り」が行われ首里城まで運ばれていました。

 

 

訪れるのは2度目の辺戸大川。
(前回の訪問はこちらから

なんとなく前回よりも水量は少ないように思えましたが
透き通った冷たい水は健在。

 

 

前回は訪れた時は
再現行事「首里城お水取り行事」で使用された
クバの敷物が残されていましたが、
大々的な行列儀式が取りやめとなった去年、今年は
それもなく、ただただ自然の風景。

 

 

汲ませていただきました。

 

 

 

本当はお正月の朝に使うのがベストなのでしょうけど、
あまり日を置くのも心配だったので早速。

濾過装置で2度濾過して、
さらにしっかり煮沸。

 

飲料に関しては今年もこちらの本を参考にさせてもらいました。

 

『おきなわ湧き水紀行』
(ぐしともこ著/ボーダーインク)


本によると、辺戸大川の水は軟水らしいです。
著者は関東風お雑煮に使用しているとのことでしたが、

 

 

ワタシはいつも抹茶を点てています。

 

 

お茶請けは、国頭つながりのクニガミドーナツで。

 

 

さあ、2020年が終わります。

年末詣で今年一年の感謝と来年の抱負を報告して、
辺戸大川パワーウォーターをしっかり取り込んだことだし、

よし、来年も頑張るぞ!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

使い方はいろいろ!中城城跡の御城印帳とお城EXPO2020

2020年12月22日 | ・琉球/沖縄、徒然日記


今日は前にもちらっと予告した、
こちらについてご紹介させてください。

中城城跡の「御城印帳(通常版)」です!

秋に発売されたハンタ道がデザインされた御城印帳
世界遺産登録20周年記念版で、
今回のこちらは通常版となります。
(特別版の後に通常版ができた、ということです(笑))

 

 

今回はワタシがデザインを担当させていただきました。

沖縄で御城印帳を出しているのはここだけ!
ということで、ここはやはり沖縄を代表して紅型風に。
(例えば首里城とかが先に御城印帳を出していたら別のデザインにしていたかも)

中は蛇腹タイプなので、右開きにも左開きにも使えます。
なので、右側と左側どちらを表紙にしてもいいように構成しています。
お好みでどうぞ★
(私は今回はカバーの向きをかけ替えて右側を表紙にして使用しています)

 

 

今回作画でこだわったのは、
紅型という染め物らしい手作業のゆらぎ。

illustratorなどで描くような
キチっとした狂いのない線や均一なグラデーション…
ではなく、
手作業で型を彫り、手作業で染めたような風合いが出せるように…
(型彫りの”つなぎ”部分を作っているのもその一つ)


デジタルを利用してはいますが、
手作業(手描き)にこだわりました。

 

 

御城印の時はサシバにした「鳥」ですが、
今回は紅型らしさを優先にして燕に。
(燕そのものというよりも、アイコン化した紅型の鳥と言った方がいいかな?)

 

和紙に印刷されているので、
微妙なインクのにじみが布に染めたかのような
風合いを出せたのではないかと感じています。

 


かつては中城グスクにも松がたくさん生えていました。

現在はツワブキがたくさん植栽され、
例年ならちょうど今頃「ツワブキまつり」が開催されます。
(※今年はコロナの影響で中止)

まさに今が見ごろのツワブキの花を見るたび、
もっと集合体で咲いている感じを表現できればよかったな、
と反省…(^^;)

 

 

ところで、先ほどから「御城印帳」と紹介していますが
本土の御城印帳のように表紙に「御城印帳」と
明記していないことにお気づきでしょうか。

 

これは、御城印帳としてだけではなく
他にもいろいろな使い方ができるように、
という観光協会局長のたっての希望によるものです。

 

内側はノートタイプではなく、
蛇腹タイプになっており、
表はポケット、裏は白紙になっています。
(参照→


なので御城印だけでなく、
旅で訪れた時のチケット、ポストカードや写真、
スタンプを押したりメモやイラストをかいたりすれば
特別な旅日記に!
グスクやお城訪問に特化すればグスク(お城)記録帳に!
(今回のお城EXPOで城日記のワークショップも開催されたようですが
御城印帳をその城日記ノートにしちゃうのもありなのです!)


ポストカードをはじめとするコレクションノートにしてもいいし、
グスク好き、お城好き、沖縄好きのあの人へのプレゼントとして
寄せ書き&フォトアルバム帳というのもいいですね!
(別れの餞別品としてだけでなく、ウェディングプレゼントとしても!)


「御城印帳」以外にもアイディア次第で自由に
いろいろな使い方をして楽しんでいただける1冊です!

 

ご自分用に、お土産に、プレゼント用に、
いかがでしょうか?

1冊2750円で好評販売中です!

 


ご購入は

中城村観光協会(平日のみ)
中城城跡チケット売り場(土日も可)
ネットショップ「なかぐすく商店」

にて。

 


↑クリックで該当ツイートにジャンプ

 

去った19・20日に横浜で行われたお城EXPO2020でも
「中城村観光協会」ブースや「城びと」さんブースで紹介いただきました!


観光協会のツイートより画像を拝借しております。
(転載許可確認済み)

 

城びとさんのツイートにも♪

 


↑クリックで該当ツイートにジャンプ

 

当日は観光協会のスタッフさんが護佐丸&ノロに変身してお迎えしました!
護佐丸は中城村の組踊衣装(ガチのやつ)、
ノロ衣装は今回に向けてあつらえたもの!
(地毛で結ったウチナーカラジも勾玉も素敵

なお、お城EXPO限定版のお城印(200枚×2)は
両日とも開城約1時間ほどで完売したとのことです(!!!)
ご購入いただいた皆様ありがとうございました!

 

今年度に入っていろいろなことにチャレンジし、
存在感を見せつけてきている中城村観光協会。

ワタシもその取り組みに関われて嬉しいです(*'ω'*)

これからも続報続々の模様!

最新情報は中城村観光協会のSNSをチェック&フォローで!
応援よろしくお願いします

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お城EXPO2020に中城村が初参城★デザイン担当しました!

2020年12月17日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

 

全国のお城ファンの祭典「お城EXPO」が
今年も明日の前夜祭を皮切りに、
土・日の2日間の日程で行われます。

去年、初めて参加して
沖縄の観光課や観光協会の人は
一度は見にいくべし!!!
と叫んだのが届いたのか、
今年は沖縄県から
中城村観光協会が、初・参・城!!


私が去年実際に御城EXPOを体感していることもあってか
早い段階で連絡をいただき、
資料提供から、展示案やグッズデザインまで、
全面的に協力させていただきました!

本当は私も準スタッフとして
参加する…予定だったのですが、
コロナというのっぴきならない事情により断念(´;ω;`)


というわけで、微力ながら
中城村観光協会ブースについて
全力宣伝させていただきます!

 

 

まずはこちら!

新作の中城城跡グッズについて!

 

 

中城城跡御城印・お城EXPO限定バージョン~!

沖縄で(グスクでも販売している公式な)「御城印」を発行しているのは
中城城跡だけ!

9月に販売スタートした通常版・20周年限定版から
デザインを担当させていただき、
今回が3種類目のデザインになります。

今回は全国大会に沖縄を代表しての参加ということで、
沖縄を代表する伝統工芸「紅型」をテーマに
沖縄らしい、華やかなアレンジにしてみました。

”全国大会感”を出すのに、
葛飾北斎の『琉球八景』のような遠くに富士山案もあったのですが、
天守閣案が採用となりました。
天守閣を載せた「お城ゑきすぽ」の印もポイントです★

 

 

2つ目は、

中城城跡クリアファイル!

今回の私の一押しノベルティです


表は中城城跡のみならず、
中城村、中城湾、そして遠くには
知念半島までをのぞむ空撮写真!!

 


裏は、お城好きにはたまらない中城グスクの縄張り図!
(これはグスクファンとしての私のこだわりでもあります(`・ω・´)*)
表の写真と合わせて、中城グスクの構造に唸っちゃってください!

裏は透明シートになっているので
中入れる書類も確認しやすくなっています。

 

しかし、こちらのクリアファイル、
実は非売品なんです…。

えっ!?Σ( ̄□ ̄|||)


と思った方、ご安心ください。

中城村観光協会のSNSをフォロー&RTし、
その証拠画面を、当日ブースのスタッフに見せれば
おひとり様1枚プレゼント!
(数に達し次第終了)

速やかにゲットできるように、
事前にフォロー&RTしておくとことを推奨します!

詳しくはこちら↓

中城村観光協会ツイッター
https://twitter.com/Nakagusukukanko/status/1339210728834621440?s=20

インスタグラムやフェイスブックはフォローだけでいいのかな…?
ちょっと定かじゃないので当日スタッフにお尋ねください(^^;)


 

それから、中城城跡の2021年カレンダー!
(※カレンダー制作には私は関わっていません)

月替わりで中城城跡の美麗で勇壮な姿を楽しめます。

 

こちら、すでに沖縄県内やネットショップなどでは販売していたものですが、
お城EXPOでカレンダーご購入の方には
もれなく
限定デザインエコバックをプレゼント!

こちらは中城城跡だけではなく
中城村の風景や伝統文化、特産品などを
ぎゅっ!と詰め込んだデザインになっております。

中城村の人はすべてのモチーフが何かわかるはず。
「これもいれてるんかい!」
って笑ってもらえれば嬉しいです(笑)

沖縄=ハイビスカスという安易なイメージが嫌いなワタシですが、
中城村の「村花」がハイビスカスということで、採用。
意味があるならちゃんと利用します。

 

エコバックはB4サイズのカレンダーがしっかり入る大きさなので
お城EXPOで手に入れる大量の戦利品(パンフレットなど)も
これにぽんぽん入れちゃって活用しちゃってください!

 

 

展示は、ペリー探検隊のハイネが描いた中城城跡のスケッチや、
中城城跡紹介映像、
3種類の石積みについて、
そして実際に手に取れる琉球石灰岩(本物!)も。

本土とは違う、琉球ならではの石材の違いも感じてもらえればと思います。

 


中城村観光協会のブースでは
中城の按司(領主)様とノロ(神女)様がお迎えするはずです!

このドハデな(笑)横幕とのぼりを目印にお越しください!

これれは新しい御城印帳デザインからのものですが、
お城EXPOブースでは御城印帳は見本展示のみで、販売はしません。
(販売物は2種類までの制限があるそうで…)

というわけで、御城印帳については今回は触れていませんが
こちらも近々紹介させてくださいね。

→<追記>記事にしました

 

 

お城EXPO20202参城されるみなさん、
そして中城村観光協会のみなさん、
コロナ&風邪対策をしっかりして
どうぞ心行くまで楽しんでくださいね!!

ワタシも来年こそは、行くぞ……!!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

埋蔵文化センター20年の歩み

2020年12月11日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

 

前記事にひきつづき、展覧会レポです。

 

「埋蔵文化センター20年の歩み」

10月27日~12月20日(※毎週月曜休館)
沖縄県立埋蔵文化センター(西原町)
入場無料

 

埋蔵文化センター開所20周年を記念して、
直近10年間の主な成果を紹介する展示会。

奇しくも前回紹介した中城城跡展と同じく
20周年+直近10年の成果展、というテーマでした。

 

埋蔵文化センターは首里城をはじめとした主な史跡だけでなく
離島も含めた県内各地に関わっていることもあり、
展示される出土品のバリエーションが広く、
珍しいものや貴重なものがたくさん見られるというのがポイント。

展示室は小さいけれど、ぎゅっと詰まった
密度の濃い展示を毎回見ることができます

 

 

あと、これまた充実のパンフレット(冊子)も
もらえるというのは、やはり嬉しい♡

 

 

今回の目玉は、
中城御殿(龍潭前)から見つかった位牌。
溝の中から、缶に入れられた状態で発見されました。
沖縄戦の際に避難させたものだと考えられます。

 

 

重厚なレリーフに中城御殿の格を感じさせます。

 

 

思わず笑ってしまったのは骨製品の龍の線刻。

 

 

①、なんて愛嬌のある表情なんだ(笑)
こういうの、好きだ。
国芳の落書き猫を思い出す(笑))

琉球の龍のデザインは本当にいろんな表情があって好き。
ゆるいのから正統派まで。

 

 

この龍が彫られた骨製品は
何に使われたものなんだろう?

 

 

中城城跡展で触れた
首里城出土の厭勝銭も展示されていました。

 

 

中城御殿の貝窓の貝。
写真では見たことあったけど、
実際の貝を見るのは初めて。

中城御殿からの出土品には
西洋陶器も混ざっていて、
王族が西洋料理を食べている生活をイメージしてみて
ふふふ、となる。

 

 

こちらは渡嘉敷島の船越原遺跡からの
爪形文土器など。

クッキーにしたい…。

 

これらの他にも、
普天間基地内
那覇の東村
首里高校内
宮古島の宮国元島上方古墓群
白保竿根田原原洞穴遺跡
などがピックアップされています。

10年間に行ってきた発掘紹介だけでなく、
埋蔵文化センターとしての役割として、
震災派遣(東日本大震災・熊本地震)についてや
遺物の保存処理についての紹介もありました。

 

 

保存処理した遺物たち↓

 

 

金属製品だけでなく、縄や木製品なども。

お、クリス(円覚寺出土)がある!

…あれ?でかいぞ???

以前那覇歴博で見た時はもっと小さかった印象があるけど…
実際に絵で描いてるくらいだから
これくらい小さくて細かったはずだけど…

あの鍬形みたいにクリスも複数出土していて
あれとこれは違うやつとか…?
……それとも、ワタシの気のせい?

円覚寺の報告書調べてみたらわかるかな。
今度調べてみようっと…(宿題)。

 

 

斧型矢じり(左)。

中城グスクで見たのより幅が広くて大きい!

映画『神弓』で見たのと同じ感じだ!
やはりこういうタイプも出てるのか~。

 

 

そんなこんなで、埋文の展示では
思いがけない出会いがあったりするのが楽しいです。

 

 

中城城跡展も埋文展も会期は12月20日まで!

比較的近いのでセットで見に行くことをおすすめします♪


ただし、
月曜日は埋文が休館日
火曜日は護佐丸歴史資料図書館が休館日なので
ご注意を
(※護歴図は17日も休みです)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中城城跡 新たな発見~この10年の発掘成果展~

2020年12月09日 | ・琉球/沖縄、徒然日記


↑クリックで拡大


現在開催中の展示会に行ってきたので
ご紹介します!

まずは世界遺産登録20周年記念のこちら。


「中城城跡 新たな発見~この10年の発掘成果展~」

12月5日~20日(※毎週火曜日と17日は休館)
護佐丸歴史資料図書館 3階企画展示室(中城村)
入場無料

 

こちらは↓にも日程が記載されている通り、
世界遺産登録20周年記念展の一環ですが
中城会場は「出土品巡回展」ではありません
なので、他の世界遺産の出土品展示はありません


この↓共通パンフレットは配布してはいるけどね

 

ワタシがこれまで今帰仁やうるま市、読谷会場などを見た中では
巡回している遺物+α(その会場史跡の追加資料)という感じでしたが
中城会場は完全に中城城跡だけの、
独自で新規の展示内容
になります。

 

なので、

めっちゃ濃い!!

めっちゃ気合入ってる!!!

一連の20周年記念展の中で1番力入っているのでは!?

 

 

会場は広いわけじゃないけれど、内容は盛りだくさん。
鑑賞時間目安は1時間ほどかな?
(映像コーナーは5分、後述する体験コーナーもやったら+α)

 

 

中城城跡といえば、
古い城壁が発見されてニュースになったことが
記憶に新しいですが、
その城壁についてももちろん詳しく取り上げています♪

他にも、これもニュースになった刻印石や
一の郭の基壇、それから鍛冶場跡についてなど。

この10年間に何度も足を運んだ中城グスク。
あの時その時この時に見てた成果がコレなのね!
と思うと胸熱です

 

 

ところで私が常々思っていることなのですが、
考古学系の展示会って…どうしても難しく(固く)なりがち。

民俗などに比べると
実生活に身近じゃないことに加え、
専門用語が多かったり、
言い回しが独特?だったりするので
一般の人にはどうしてもハードルが高め。

そこで今回の展示では、

「考古学の専門員だけではなく、
教育普及に携わってきたスタッフとタッグを組んで、
専門的な内容を一般の人にも興味を持ってもらえるように、
図やイラスト、ふきだしなどを用いてなるべくわかりやすくなるよう
専門的・学術的な事とわかりやすさのバランスを考え
工夫・演出しました!」
(スタッフ談)

とのことです☆

 

写真には見切れたりしててあまり写っていませんが、
パネルや展示物の理解を助けるための
イラストやセリフ(ふきだし)も所々にありました。

 

 

パネルの文章を読まなくても
視覚的に感覚的にパッと捉えられるのは
子供にとってもいいですよね。

(ここでは敢えてはっきり写真では載せませんが、
亀や鍛冶場の実物大パネルとか、本物の刻印石とかも…)

 

 

「石積み修復」のチャレンジコーナーもあったのですが、

…これ、子供向けのコーナーだと侮るなかれ。

簡単そうに見えて、
大人でも結構頭使うよ!

これは実際にやってみないとわからない。

そしてやってみると、
石積みについていろいろ気づかされます。

大人も子供もそれぞれのレベルで楽しめるから
ぜひやってみてほしいです。

 

会場内は基本写真撮影OK!
SNS発信OK!

 

撮影不可の資料が1つあるのですが…
それは本邦初公開の金細工

担当者の話によると、
ほぼ純金(99%)の出土は
首里城と斎場御嶽(→厭勝銭)と中城グスクからだけで、
(なお斎場御嶽出土の金の勾玉は金メッキなのだそう)
中城グスクの金細工は厭勝銭ではなく、
その形や意匠は琉球内はもちろん本土でも例を見ない
珍しい(っていうか謎)ものなのだとか。

次はいつ出すかわからないとのことなので、
この機会にぜひ直接会場で見てみて下さい!!

 

+

 

長くなったので、もう一つの展示会紹介は次記事で。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岩石はアートだ!

2020年10月28日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

 

先日、県博で開催中の
『岩石展』に行ってきました。

 

岩石…といえば
高校の時の地学の授業以来。

しかも得意な方ではなかったので
ちょっと不安もありましたが、
意外にも(!)予想以上に楽しめる展示会でした!

 

まず、担当学芸員さんたちの意気込みを感じました!

とにかく見どころが満載です。

岩石の種類、バリエーション、
空撮動画、プチプロジェクションマッピング、民話動画、
宝石や建築資材からのアプローチ、
石碑や石彫など歴史的文化財からのアプローチ、
もちろん専門的な解説パネルも。

易~難まで、
見せ方も工夫がいっぱいでした!

 

県博の専用ページでは
各章ごとに見どころ解説動画もUPされていて
とてもキャッチーで分かりやすいです。
(お話上手!)

この動画は一部でもいいから
訪問前に見ておくことをおすすめします!

 

 

その人の興味の範囲やレベルで
色んな楽しみ方ができる展示会だなと感じたのですが、

私の楽しみ方は「岩石の表情を楽しむ」こと。

岩石はアートだ!

宝石の岩石はもちろんのこと、
そうではない岩石も色や模様が実に様々で
アートとして鑑賞しても十分に面白い。

むしろ、インスピレーションが沸いてくる。

というわけで、その視点で捉えた
岩石たちの”マチエール(絵肌)”を
写真にまとめてみました。

 

 

不思議不思議

 

後半には琉球王国時代の石彫や刻画石板
琉球王国文化遺産集積・再興事業で復元された王冠、
そしてスタジオde-jinの石獅子も♪

 

 

岩石展は11月15日まで。

コロナの影響でまたどうなるかわからない状況なので
気になる方はお早めに!

 

 

 

 

首里城焼失1年忌を前に
様々な取り組みや特番などが多く企画されていて
ブログでもいろいろ取り上げたいのですが、
新案件着手の為、またしばらく
ブログ更新の頻度が下がる見込みです

様々な情報提供はツイッターにて日々更新中です!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする