がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

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キラキラ琉球史☆ゆんたくマンガ(13)『がんばれ護佐丸くん』

2020年04月05日 | ・キラキラ琉球史☆ゆんたくマンガ

 

前回の続き。

 

ラスト2コマは
猫好きな方ならわかってくれるはず。

やるよね?

やるやる。

 

もふもふ。

 

 

なお、
尚巴志の猫好きも
護佐丸の猫毛アレルギーも
キラキラ版でのフィクション設定ですので
悪しからず。

 

 


 

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キラキラ琉球史☆ゆんたくマンガ(12)『初謁見』

2020年03月27日 | ・キラキラ琉球史☆ゆんたくマンガ

 

うちの尚巴志さまは

猫がお好き。

 

 

再掲載。

 

 


 

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キラキラ琉球史☆ゆんたくマンガ/SEASON2キャラクター紹介その①

2020年03月22日 | ・キラキラ琉球史☆ゆんたくマンガ

 

キラキラ琉球史☆ゆんたくマンガ、
SEASON1察度編はひとまず終わりとして、
SEASON2尚巴志・三山編に入ります。

まずはキャラクター紹介その1。

この3名からスタートです。

 

 

時代区分的にはこう。

尚巴志・三山編はあと3名のキャラがでてきますが
出番はもう少し後になりそうなので
キャラクター紹介その2は
間近になったらやろうと思います。

それでは、尚巴志・三山編も
よろしくお願いします♪

 

 


 

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キラキラ琉球史☆ゆんたくマンガ(11)『羽衣伝説~察度の母~』

2020年03月15日 | ・キラキラ琉球史☆ゆんたくマンガ

 

前回に引き続き、
「羽衣伝説」をお送りました。

羽衣伝説は組踊『銘苅子』の題材にもなっています。
2コマ目の子守歌は、
実際に『銘苅子』で謡われているいるものを
ベースにしました。

実際の曲→(子持節

 

キラキラ本では察度と泰期は
異母兄弟という設定にしています。
(本当は弟・泰期は進貢使としての
名目上のものだとは思っているのだけれど)

 


 

 

 

ところで、
琉球史を振り返ると
ちょいちょい「天女」の存在が散見されます。

そのことから、
天女の正体は王女、もしくは身分の高い女性なのではないか
という解釈もあります。

『琉球歴史夜話』源武雄著
『新琉球王統史2』与並岳生著  他


『琉球の伝説集』(石川文一著)では
神人という解釈をされています。

この本での羽衣伝説は少し小説仕立てになっていて
特に奥間大親の生々しい人間っぷりが描き出されていて、
なかなか…、なかなかです(笑)

 

 

 

察度の反抗期についてですが、
これ、ちゃんと正史に記述があるんです。

『中山世鑑』(諸見友重訳注)によると、

男の子(察度)はようやく成長したが、
畑仕事もせず朝な夕な魚釣りや猟に遊び惚けていた。

父(奥間大親)も腹を立て時々たしなめたが、
教えに従うことなもなく、
ただいたずらに方々を遊び歩く親不孝者であった

 

 

『中山世譜(蔡鐸本)』(原田禹雄訳注)では、


息子(察度)は大きくなっても農業に従事せず、
漁猟を好んで毎日あちこちで遊んで暮らし、
父の言うことなどきかなかった。
大親は、大層心配していた。

 

です。

『球陽』も『中山世譜』と同じ感じ。

 

察度、どんだけ😂

 

察度の人間臭さが表れていて
ワタシ的に外せない察度像です♡

 

 


なお、"煙草を吸ってる察度”は演出です(笑)
この時代にはまだ琉球に煙草はありません。
煙草は尚寧王(16世紀末ごろ)に
琉球に入ってきたといわれています。
尚寧が住んでいた浦添グスクからは
様々なキセルが出土しています。

 

 


 

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キラキラ琉球史☆ゆんたくマンガ(10)『羽衣伝説~察度の父~』

2020年03月13日 | ・キラキラ琉球史☆ゆんたくマンガ

 

察度の父は「奥間大親」と言います。

奥間大親の屋敷跡とも伝わるのが
宜野湾市にある西森御嶽。
(つまり、察度の実家)

そのそばには天女伝説のある「森の川」があります。

詳しくは過去記事こちらから。

 

+

 

8コマ目の察度のぼやき、
「俺は嫁さんもらうときは まっすぐ勝負したぜ?」
について。

察度の嫁は、勝連グスクの姫でした。

察度の嫁取りエピソードはこちらから。

 

 


 

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キラキラ琉球史☆ゆんたくマンガ(9)『ミッション』

2020年03月09日 | ・キラキラ琉球史☆ゆんたくマンガ

 

目を見開いた?亜蘭匏はこちらから。

島バナナは、おいしいです。

 

 


 

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キラキラ琉球史☆ゆんたくマンガ(8)『引継ぎ航海』

2020年03月05日 | ・キラキラ琉球史☆ゆんたくマンガ

 

察度の弟として琉球の進貢志使となり
何度も明と琉球を行き来した察度。

同じく、華人の進貢サポーターとして
何度も明と琉球を行き来した亜蘭匏。

彼らが一緒に明に渡った記録は
1382年の1度だけ。

この年を境に泰期の名前が消えることから
引退したか、死亡したか、とも推測されています。
(代わって、その後は亜蘭匏の名前がずっと出てきます)

 

 

 

…が、本では私のミスにより
2人が何度も一緒に航海を共にした、
と書いてしまったので(orz)、

泰期は1382年以降も非公式人員として
その後も一緒に航海をした…

という
苦し紛れの裏設定マンガ、がこちら(^^;)

 

詳しくはこちらもどうぞ。

 

 

とりあえず、
心の内を表に出さない、読ませない、
パーフェクトマン・亜蘭匏の、
無様な姿(弱点)を描けて楽しかったです(笑)

 

 


 

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キラキラ琉球史☆ゆんたくマンガ(7)『オフィシャル仕様』

2020年03月03日 | ・キラキラ琉球史☆ゆんたくマンガ

 

4コマ目、察度のつぶやき解説

 

<中山王印>
明の皇帝から贈られた[琉球国中山王之印]という印鑑。
北山王、南山王にも同様に贈られた。

 

<糞箱>
いわゆる「おまる」

 


 

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キラキラ琉球史☆ゆんたくマンガ(6)『THE★SATTOⅥ』

2020年02月16日 | ・キラキラ琉球史☆ゆんたくマンガ

 

前回の続き。

サイボーグキャラいじり、ラストです。
(そしてありがちな夢オチ)

 

察度のツノヘアーについて。

琉球男性の髪型「カタカシラ」は
古琉球時代は耳の横にあった、
というのは、
もう大丈夫でしょうか?
(え!知らなかった!という人は、
例えばこちらこちらをどうぞ)

 

その起源は舜天王にまでさかのぼる
との伝承がありますが、
今回舜天は横にお い と い て、

別の伝説から。

 

むかしむかし、
この国(リュウキュウ)には鬼が住んでいて
二本のツノを付けていた。

ある日、他国の人が来て
そのツノを打ち落としたのだが、
末代までの印に、と
片方のツノは切らずに残しておいた。

鬼は後に人間になったのだが、

以前の姿を懐かしんで、
片方のツノをまねて髪を結うようになった…

 

『琉球神道記』

 

 

察度のカタカシラがツノ状なのは、
この伝説からの着想でした。
(本の中では1番古い時代の人物でもあったので)

 

ちなみに、
引用元の『琉球神道記』とは、

 

1603年~1606年まで琉球に滞在していた袋中上人が、
中世の神道(仏教)や琉球の宗教事についてまとめた書。

琉球開闢神話など、多数の神話、説話、
について記している。

薩摩侵攻前の古琉球時代の様子が垣間見える
貴重な一冊です。

 

 

ところで、このツノヘアー。
私、学生時代の髪が長かったころ、
よくやってました。

一つ結びおだんごだけど、
丸いおだんごではなく、
こういうツノっぽいおだんごにしてましたね。

ツノおだんご、ツノヘアーって、
今もファッションとしてもあるしね。

大きさとか数とかほぐしとか、
時代によってニュアンスは違うけど。


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キラキラ琉球史☆ゆんたくマンガ(5)『THE★SATTOⅤ』

2020年02月15日 | ・キラキラ琉球史☆ゆんたくマンガ

 

「朝貢貿易(ちょうこうぼうえき)」って
なぁ~に?

という人のために、
図解です。

 

 

朝貢は中国(明・清)の皇帝に貢物を持っていき
忠誠を誓うことですが、
中国(明・清)はもらった貢物の何倍もの返礼品をくれました。

また、当時海禁策(鎖国のようなもの)をとっていた明は
朝貢国としか貿易を許可しませんでした。

よって、朝貢することは
忠誠を誓う国にとっても
大きなメリットがあったのです。


琉球はそのシステムをおおいに「利用」して
大交易時代に突入していくわけです。

 

 

え!何倍もの返礼品を上げてたって、
じゃあ明には何のメリットあるの?

と思うでしょ?

明がとったのは、物質的な利益ではなく
いわば「メンツ」。

それに、実際に武力で周辺諸国を支配下に置くよりも
コストもリスクもかかりません。

朝貢というシステムで
国際安全保障体制を構築したことになります。

また、それができるだけの国力があった
というのもポイントです。

 

 

ふふふ、
マンガとは違ってまじめな解説(笑)


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キラキラ琉球史☆ゆんたくマンガ(4)『THE★SATTOⅣ』

2020年02月11日 | ・キラキラ琉球史☆ゆんたくマンガ

 

前回の続き。

 

THE★SATTO Ⅱ」で触れた通り、
キラキラ察度はサイボーグキャラいじり。

もう少し続きます(笑)

 

さて、二コマ目の泰期の心の声

”いくら兄貴が常識に薄い人でも”

とは、

左手を切ってくっつけたこと、
もそうなのですが、

嫁もらいのエピソード
黄金を知らなかったエピソード
基づいています。


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キラキラ琉球史☆ゆんたくマンガ(3)『THE★SATTOⅢ』

2020年01月25日 | ・キラキラ琉球史☆ゆんたくマンガ

 

前回の続き。

 

元ネタは少年ジャンプで連載していて、
アニメ化・ドラマ化もされた
『地獄先生ぬ~べ~』

私は読んだり見たりしていたわけじゃないけど、
それでもキャラクターや設定くらいは知っているほど
大人気の漫画でした。

今の若い子は…知ってるのかな…?

ウィキってみたら
ドラマ化が2014年でそんなに昔ではないけど、
日本テレビ系みたいだから、
沖縄では放送されてないかも??


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『THE★SATTO Ⅱ』

2020年01月15日 | ・キラキラ琉球史☆ゆんたくマンガ

 

前回のつづき。

 

察度の左腕エピソードから
サイボーグキャラになったキラキラ版察度。

察度の服飾で
コードやチューブのようなものを纏っているのは
それからのイメージです。

マンガではだいぶ省略していますが、
ではけっこうコード&チューブ男です。


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『THE★SATTO』

2020年01月13日 | ・キラキラ琉球史☆ゆんたくマンガ

 

このマンガは、実は、むかーしにこのブログで描いたことのある漫画を
キラキラバージョンで描きなおしたもの。

 

1コマ目、
琉球史で存在が証明云々とあるのは
察度が同時代史料(『明実録』)に名前が出てくる最初の琉球人だから。

察度の前の王統、英祖王もだいぶ確実視されているようですが、
「記録」という意味では察度が初です。

 

2コマ目の
明人スタッフの琉球永住願いとは、
「久米三六姓」のこと。

久米村の始まりは、察度から、なんですね。

 

 

 

 

3コマ目の察度が建てた高い塔は、
「高よぞうり高世層理(殿)」といい、
高さが数十メートルもあったといいます。
(『中山世鑑』)


現・首里城京の内から建物の礎石や瓦などが見つかっており、
「高よぞうり」の
跡だとされています。



首里城は尚巴志が遷都して建てたというのが通説ですが、
それ以前から、察度がすでにこの土地を利用してた可能性もあります。

よって「首里城」の始まりがいつなのか、
「首里」に「城」を作ったのは察度なのか尚巴志なのか…。

どちらにせよ、
いわゆる「首里城」になる前から
この地は何かしらの立派な建物や拝所などがある
好エリアだった事が想像できます。



また、察度が高よぞうりでのたまったセリフ(3コマ目)は、
「球陽」を参考にしましたが(「予、此の楼に居る。誰か敢えて害を与へんや」)、
他の歴史書では
「常にこの楼上に居れば、毒蛇などおそれないものを(中山世鑑/諸見友重訳)」
「ここにいれば、ハブも咬みつけないだろう(中山世譜/原田兎雄訳)」
などとハブに言及していて、
球陽と微妙~にニュアンスが違うのが面白いですよね。



なお、このエピソードは察度晩年の頃のものですが、
キラキラ琉球史☆ゆんたくマンガでは
キラキラ超法規的措置として
本と変わらぬ姿でお送りしていますw


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ブログ公開スタート!キラキラ琉球史☆ゆんたくマンガ

2020年01月12日 | ・キラキラ琉球史☆ゆんたくマンガ

2018年11月に始めた
『琉球歴女の琉球戦国キャラクター図鑑』のスピンオフマンガ、
「キラキラ琉球史☆ゆんたくマンガ」シリーズ。

スタートした頃にブログでもちらっと触れていましたが( 
あれからツイッターで定期的に公開し、
2ターンが終わりました。

 

当初はブログでの公開は予定していなかったのですが、
最初の公開から1年以上経ち、
3ターン目に入ることから、
ブログでも1~2話遅れで公開していくことにしました。

 

 

 

 

ブログではマンガのネタに関連する史跡や伝承など、
「背景」も一緒に紹介したりしてきますよ。

 

ツイッターですでに見たよという方も、
初見という方も、

またどうぞお付き合いください♪

 

 

 

 

マンガは時代ごとに「SEASON」分けし、
SEASON1から順に公開していきます。

 

SEASON1は「察度」編。

登場人物は上の3人。

 

 

時代的にはこの位置です↓

 

 

 

(※SEASON5まで描く予定でしたが実際には4までになります)

 

本では、すましてポーズをとってたキャラたちですが、
マンガでは、感情や動きや会話や絡みがある事で
より「生きた人間」として
身近に感じてもらえるんじゃないかな?と思っています♪

 


時にはおふざけがすぎることもあるかもしれませんが、
ゆんたくマンガとしてお楽しみ下さいませ。


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