がじゅまるの樹の下で。

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伊計グスク、内部散策記

2015年04月20日 | ・琉球歴史/文化風景

 

もうひと季節前の話になりますが、
伊計グスクに潜入してきました。

外観は過去にも紹介したことがあるのですが
内部はまだだったので
潮が引いている時を狙ってLet's GO→

 

 

わずかですが、所どころに石積みが。

祠には石ではなく大きな貝が祀られていました。
島ではよく見られる光景です。

古墓もありました。

 

 

グスクから見る、伊計島の港。

ここに船をつけて、荷を下ろしたりしたのでしょうか。
伊計グスクからは貿易陶磁器も採取されていることから
14~15世紀に機能していたグスクと見られるようです。

また、立地や構造からも
ここが貿易の拠点となっていた可能性も高いようです。

阿麻和利もこの伊計グスクと
やり取りをしたのかもしれませんね。

 

参/「琉球グスク研究」(當眞嗣一著)

 

 

グスクの頂上からは
対岸には、ライバル・宮城島の泊グスクが。

指呼の距離でにらみ合う二人の按司。

結構ドラマがあったと思うんだな。

勝連半島と周辺の島々、
伊計島、宮城島、平安座島に浜比嘉島。

島々をつなげて見てみると結構面白いかもしれない。

 

 

散策を終えて降りてきたら
結構潮が満ちていてちょっと焦りました(^^;

内部散策をする際は
くれぐれの潮の満ち引きにご注意くださいm(_ _)m

 


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