がじゅまるの樹の下で。

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沖縄燦燦

2017年02月05日 | ・琉球/沖縄、徒然日記



Ship of the Ryukyu
「沖縄燦燦」

2017年2月3日(金)
テンブスホール

 

今期のShip of the Ryukyu、
3作品目の舞台観劇です。

 

タイトルはりっかりっかフェスタ(元キジムナーフェスタ)など、
前々から目にしていて気になっていた舞台でした。

 

 

見ての感想を一言で言うと、

底抜けに明るい舞台

でした。

 

「燦燦」というタイトルがぴったり。

そして演技がいちいち可愛かった(笑)

 

 

ストーリーはなんてことない、
それぞれ想い合っているいる男女が
想いを通じ合わせて結婚し、子どもが生まれて、
アリ、ハッピー!!

ってな感じなんだけど、


5人の出演者が休む間もなく次々と繰り出す踊りと歌
(台詞というよりリズムを付けたミュージカル調)に、
どんどん引き込まれて行きました。

 

まず表情がすごい明るくて豊か。
見ているこっちまで顔がほころんでしまう。

3人の村人たちがすごいコミカルで
とにかくいい味出してました。

 

そして踊りも結構オーバーアクション。

衣装は着物(琉舞調)なんだけど
あの姿で跳んだり跳ねたり、転がったり(!)。

後ろに座っていたおばあちゃん(おそらく80歳over)の
言葉を借りると、

「あきさみよ(笑)!」

でも現代版組踊で見るような
ああゆう動き(ダンス)とは違うんだよなー。

 

アクティブなんだけど、
きっと琉舞の基礎であろう動きは
しっかりとしていて(詳しくはないのですが)
手の動き、指の動きがとてもきれいでした。

しっとり魅せる場面ももちろんあって、
ヒロインさんの指が細くて長くて表情あったなー(*˘ω˘*)

 

+

 

そしてそして舞台美術と衣装!

紅型風の背景幕が早替えで瞬く間に変わり、
すごく目に鮮やか。

印象がガラリと変わるので見てて飽きない。

パターンも予想していたよりも多くて
なんとなくお得気分(笑)

照明で作ってたさざ波も美しかった。

 

そして1番テンション上がったのが衣装の早替え!

これは本当にお見事でした!
これには驚いた。

最初の花笠の女衣装から、黒の男衣装になるときも驚いたけど、
クライマックスの出演者全員による
これでもか、これでもかと繰り広げられる
早替えにはそりゃあ、テンションもあがって
会場中、拍手喝采、指笛ピーピーですよ。

いやー、すごかった。

テンポのいい軽快な音楽と踊り、
そのリズムを崩さぬままの
一瞬の早替え(1秒未満)。

衣装の色が全く変わって一瞬目が眩むほどで、
変化の落差が大きい分、
新鮮な驚きと感動を得ることができました。

背景幕もそうだけど、
衣装自体もバリエーションが多くて
見てて全然飽きませんでした。
(よくあれだけの衣装をあんな短時間で替えられるよね…)

やっぱ、見た目って
1番分かりやすい印象になるからね。

 

+

 

出演者(演じ手)は5名だったのですが、
他に女性の演奏者が3名。

歌サンシンと、バイオリン(ビオラ)と、パーカッション。

サンシンとバイオリンの組み合わせがステキ!
違和感もなく、絶妙にマッチしていました。

弦楽器って、生で聞くとスゴイいいよね。

チアキ(しゃかり)さんの歌声も、
そりゃもう、言うまでもなく。

 

パーカッションはクライマックスでの
ソロにびっくりしました。

それまでは音の支え手に徹してたけど
光りを浴びて輝いていました。

 

+

 

今回初鑑賞した「沖縄燦燦」
いい意味で、予想をたくさん裏切られました。

そしてたくさん元気をもらいました。

舞台に行く前、ちょっと疲れてたんだけど
全部吹き飛びました。

また、機会があれば是非行きたいと思います。

 

 

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