「琉球のユウナ⑥」(響ワタル著/白泉社)
を読みました。
物語の大きな転換があったりして
これ、どうやってまとまっていくの!?
と想像がつきません(^^;)
ともあれ、物語収束の気配は全くなく、
まだまだこれから、という感じなので楽しみです。
とりあえず、
宮古組が出てきたのは最終決戦あたりで
千代金丸(第一尚氏)VS治金丸(第二尚氏)
という構図にもっていくためなのか!?
と思ったりして。
(でも歴史では治金丸が尚真に献上されたのは1522年で
尚真57歳の時なのだけど)
それにしても毎巻そうなんですが、
この人もでてきた!?
この人も出てきた!!!
という感じで6巻も琉球史の新キャラもりだくさん!
これ、琉球史に馴染みのない読者さんは
整理できているのかしら…?
というわけで、
「琉球のユウナ」にこれまで出てきた
実際の琉球史上の人物を
相関図にまとめてみました。
((尚真の母・オギヤカは…もしかしたらマンガでは名前は出してなかったかな?
人物の見落としがあったらご容赦を)
↑クリックで拡大
マンガ上の相関図ではなく
あくまで琉球史の中の相関図です。
でもマンガの中でも
琉球史上の関係はしっかり踏襲されているので、
この図に入っていない人物を
加えたり、置き換えたりすれば
そのまま「琉球のユウナ」のキャラクター相関図になると思います。
つまり、
この図に出てこない人物は
マンガのフィクションキャラ
ということになります。
・ユウナ
・夜斗
・サニ
・真鶴 など。
ティダは「尚徳の子」部分に置き換え。
幸地里之子や大良金は…
フィクションだと思うのだけれど…
実は元があるのか…不明。
尚真の下に灰色文字にした人物は
マンガにはキャラクターとして出てこないのですが、
4巻と5巻にエッセンスは入っていたのでオマケで掲載。
尚真の孫(尚清の長女)が上級神女「阿応理屋恵」の初代。
(参/沖縄大百科事典・女官御双紙)
尚真の3男・韶威が(第二)今帰仁看守になり、
以後代々続いていきます。
なお、白澤は中国の霊獣で(17Cに描かれた自了の絵画が有名)、
マンガでは擬人化。
また、宮古組についてですが
マンガでは
・真濃秦天
・乙美我
という漢字表記でしたが
ワタシが調べた中ではこの表記は見かけなかったので
図では
→真濃茶天太
→宇津免嘉
にしています。
ちなみに、玄雅と真濃茶天太は双子らしいですよ。
(玄雅が長男)
仲宗根豊見親はもちろん知っていましたが
八重山との関係や治金丸など、
対外的なエピソードの中での知識がメインだったので
ユウナ6巻を見て、
改めて宮古島内の歴史や各人物を調べるきかっけになりました。
やはり、フィクションからきっかけをもらって
更に調べて深読みするのは…楽しいですね♪
皆さんにもその楽しさや発見を味わってほしい!
今回作った図がその助けになりますように。
過去巻レビューなど