琉球戦国列伝リテイクシリーズ
オギヤカ。
第二尚氏の始祖である尚円(金丸)の妻であり、
尚真王の母。
尚円王の死後、幼い我が子(尚真)を王位につけるために画策。
尚真が王位についた後はその背後にあって「女王」の如く権力を振るった
…とみられている女性。
尚真が王位についた後はその背後にあって「女王」の如く権力を振るった
…とみられている女性。
キツめの表情の「悪女」として描かれることが多いオギヤカですが、
稀代のモテ男・金丸を射止めた女性なので
意思の強いかっこいい美人という感じで。
意思の強いかっこいい美人という感じで。
今回は琉球の身分の高い女性が外出の際にしていたという
「被衣」を採用。
「被衣」を採用。
着物を頭からかぶるあれです。
この風習は18世紀頃にはすたれますが、
婚礼衣装にその名残が見られます。
婚礼衣装にその名残が見られます。
それからウシンチー。
琉球の女性は「帯」を締めません(ひもはあり)。
歩くとき、裾を引きずらない・汚さないように
表着の身丈をたぐって、下着の腰ひもに押し入れます。
この着方がウシンチー。
表着の身丈をたぐって、下着の腰ひもに押し入れます。
この着方がウシンチー。
これは今でも琉装に見られますね。
本来は表衣を被衣に使う…のかもしれないけど
今回は『琉球服飾史(嘉数津子著/1960)』内の
復元写真(国際婦人クラブファッションショー)を参考に、
ウシンチー+被衣にしてみました。
今回は『琉球服飾史(嘉数津子著/1960)』内の
復元写真(国際婦人クラブファッションショー)を参考に、
ウシンチー+被衣にしてみました。
表衣の柄は「現存する最古の紅型」とも言われている
「菊花繋文絹地型付胴衣裂地」を参照。
ちょうど尚円王の時代のものだと言われています。
「菊花繋文絹地型付胴衣裂地」を参照。
ちょうど尚円王の時代のものだと言われています。
「最古の紅型」と言われていますが。
紅型の最大の特徴である(と私は思っている)隈取は見当たらず。
なので、あえて隈取を入れず、
「紅型スタイルが確立される前」の感じにこだわってみました♪
紅型の最大の特徴である(と私は思っている)隈取は見当たらず。
なので、あえて隈取を入れず、
「紅型スタイルが確立される前」の感じにこだわってみました♪
草履は身分に応じて素材や厚みが違いました。
上級MAXは三重の竹皮草履。
上級MAXは三重の竹皮草履。
絵では1ランク落として二重草履で。
簪は王族の金ではなく、士族ランクの銀。
そう、この絵は王妃になる前のオギヤカの想定です。