がじゅまるの樹の下で。

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中城グスクの起源に迫る【続報】

2022年02月11日 | ・琉球史散策/グスク時代

 

皆さんは、中城グスクの城壁の中から古い城壁(14c中頃)が発見された!
というニュースを覚えていますか?

ちょうど3年前のことです。

その時の過去記事がこちら→

 

 

そこは今はすっかり埋め戻されて見る影もないのですが、
その壁の延長線にあたるコーナー部分が
新たに修復・解体工事に入っており
予想通り、古い城壁が出た!!という情報をゲットし、
早速見に行ってきました!!

 

場所は、正門から入って南の郭に向かう通路の所です。

 

 

ちょうど人がいるところ。

表面を覆っていた雑積みの城壁の中から
きれいな布積みの城壁が!

 

ふおーーーーー!!やっぱりきれい!!

曲線を描いたコーナーも美しい!!

 

 

…って……、

 

ん???

 

 

古い城壁…が外の城壁ラインに繋がっている??

 

茶色い部分が城壁に埋もれていたところ
白いところはこれまで外に出ていた城壁。

 

繋がってる!!

 

ってことは、中城グスクの起源にもせまる
古い城壁(の一部)を、
私たちはそれとは知らずに既に見ていたというのか!?

 

 

こちらが、9年前に撮影した同じ場所。

 

 

……ある…!!( ゚Д゚)

 

なんということでしょう…!

 

 

そして更に興味深いのは、
布積みの城壁の上部が崩れて
それを補修するかのように石が詰め込まれていること。

布積みの表面ラインとピッタリではなく
微妙に奥まっているので
後からのそうされたものであるのは明らか。

 

古い城壁が、むかし崩れていた。

地震でもあった?

それとも劣化?

 

一部が崩れたのを急いで補修して、
更に崩れないように表面を新たな城壁で覆って押さえたのであれば
Ⅳ期の近代ということになりますが…。

 

はてさて、想像が膨らみます。

 

表面に出ていた古い城壁のラインが
南の郭に向かってどうなっているのか、
また中に入り込んでいるのかどうかも気になりますね。

 

今、石材に印があるのは取り外されると思うので
今後の進展も気になります!
(また見に行かなきゃ…!)

 

工事の看板を見たら2月28日までって書かれていたので、
中城グスクの起源に迫る古い城壁を見たい人は
是非この機会をお見逃しなく!!

 

 

そして今気づいたんだけど、
ブログなかなか更新できてない中、
中城関連の記事が3連続だ(笑)
別に狙ったわけではなく、たまたまです。

 

 

☆現場説明会時の写真追加☆


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