がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

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一足お先に、辺戸大川で若水取り

2020年12月30日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

ここ数年、
年末詣&フライング若水取りが
ワタシの年末行事です。
(正月の朝一で取る水のことを若水というので、
フライングしちゃうと本当は若水とは言わないのでしょうが…
まぁ、お正月に向けてのお水ということで(^^;))

 

前回(垣花樋川)→
前々回(澤岻樋川・金武大川)→

 

今年の若水取りは、
いつかは…
と思っていたこちらのお水。

 

 

クイクイよろしく
お水取り
若水のんで健康

 

ブロック塀にマジックのゆる~い表示の
辺戸の大川へ。


琉球七御嶽の一つである安須森御嶽から流れるこの水は
いわゆる聖なる水であり、
首里城の正月行事で用いられるため
「お水取り」が行われ首里城まで運ばれていました。

 

 

訪れるのは2度目の辺戸大川。
(前回の訪問はこちらから

なんとなく前回よりも水量は少ないように思えましたが
透き通った冷たい水は健在。

 

 

前回は訪れた時は
再現行事「首里城お水取り行事」で使用された
クバの敷物が残されていましたが、
大々的な行列儀式が取りやめとなった去年、今年は
それもなく、ただただ自然の風景。

 

 

汲ませていただきました。

 

 

 

本当はお正月の朝に使うのがベストなのでしょうけど、
あまり日を置くのも心配だったので早速。

濾過装置で2度濾過して、
さらにしっかり煮沸。

 

飲料に関しては今年もこちらの本を参考にさせてもらいました。

 

『おきなわ湧き水紀行』
(ぐしともこ著/ボーダーインク)


本によると、辺戸大川の水は軟水らしいです。
著者は関東風お雑煮に使用しているとのことでしたが、

 

 

ワタシはいつも抹茶を点てています。

 

 

お茶請けは、国頭つながりのクニガミドーナツで。

 

 

さあ、2020年が終わります。

年末詣で今年一年の感謝と来年の抱負を報告して、
辺戸大川パワーウォーターをしっかり取り込んだことだし、

よし、来年も頑張るぞ!


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