感想:帰ってきたあぶない刑事

2024-06-11 00:21:31 | 映画







子供のころからテレビドラマにほとんど興味がなくて
舘ひろしと柴田恭兵がかっこいいのはそりゃあ解っていたけれど
旧作自体は全然知らないわけで。
実際のところ、ほかの映画との時間合わせで観ただけだったんだが。



これがものすごく面白い。

バブルの時代を模したオープニングにノスタルジーを刺激されまくった。
日本が元気だった時代。何をやっても日本が世界から注目された時代。
「あの頃をもう一度体験したい」なんて思わされてしまう極上の演出。


そしてメイン二人の魅力がハンパない。
老いた舘ひろしと柴田恭兵なんて見たくない!! と最初は思ったのに
全盛期と遜色ない立ち振る舞い。本当に70を過ぎたジジイなのか?
カッコよすぎてマジ反則。

アクションもすげえ。
どういう鍛え方を続ければあのキックの足の上がり方ができるんだ……。




ストーリーもいたってシンプル。

ヒロインの土屋太鳳!!
タカとユージのどちらかの娘!!

突如現れる昔の恋人!!

悪いやつがいて、もっと悪いやつが出てきて
警察のコンプライアンスなど関係なしにぶっ殺す!!

リアリティなんてクソくらえの爽快感。



ジジイになっても自分を魅力的に見せるスキルが激高で
それだけで作品そのものが面白くなってしまう。

岸谷五朗の円熟味もとても良かったし
仲村トオルも58歳なのに若造キャラのままの演技が素晴らしかったし
旧作を観ていればもっと楽しめたかと思うと悔しい!!



やはり古い作品をリメイクするにあたって、
余計なことをせずに良い作品をそのまま再現するだけで
劣化することなく面白くなるんだよなあ。

老化を自虐するネタが時折入るのは悲しいが
まったく無視するのも逆に不自然だしなw
「下半身は二十代!」というセリフがハードボイルドすぎて最高。

二人とも女たらしなのにコンビとして恋人以上の絆を見せてくれるのが
究極にシビれる!!




うむ。実にいいものを観た。
仕事で疲れた脳を弾けさせてくれるエンタメ映画。
カリスマ俳優のオーラは劇場のスクリーンだと一層際立つな。

オススメ。



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