阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や平和構築活動、趣味や日常生活についてメッセージを発信します。

バングラデシュ報告(1)

2009年12月29日 23時58分20秒 | 政治
 少し遅くなってしまったのですが、バングラデシュの報告を書きます。

1.出張の目的とチッタゴン丘陵に住む先住民族

 17日から22日まで、バングラデシュ・チッタゴン丘陵地帯に行き、ベンガル人と先住民族の和平協定の実施を後押しすることを目的に政治対話と調査を行いました。

 チッタゴン丘陵は、私たち日本人に似たモンゴル系の先住民族の人々が住む地域です。多くは仏教徒で、竹でできた家に住み、丁寧で、謙虚で、とても働き者です。チャクマ族、マルマ族、トリプラ族など異なる風習や言葉を持つ11の民族があり、長らく慣習法に基づいて焼畑農業をおこなっていました。しかし、81年以降、バングラデシュ政府がベンガル人入植者を送り込み、彼らが定住した地域では、先住民族と土地を巡る争いが起こっています。軍の威光を背景に、ベンガル人入植者による殺人や焼き打ち、またレイプなどが頻発し、先住民族の人々は、恐怖と隣り合わせで生活しています。

 このような状況については、一応の知識はありましたが、強い問題意識を持つきっかけをくれたのは、ジュマ・ネット代表の下澤嶽氏と事務局の佐藤未希さんです。佐藤さんは私が日本外国語専門学校で教員をしていた時の教え子です。青年海外協力隊員としてバングラデシュで活動した後、ジュマ・ネットに参加。議員会館に現地の状況を説明に来てくれました。


 写真:孤児のための教育施設で僧侶と


阪口直人政治活動ホームページ
阪口直人国際協力活動ホームページ

阪口直人のつぶやき(ツイッター)

ブログ「もうひとりの阪口直人」