阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

禁足中に思う-「審議拒否」の裏側

2010年05月18日 15時57分19秒 | 政治
 今日は13時スタート予定だった本会議の開始が遅れていて、今、禁足状態で待機中です。強行採決をしたとのことで、野党は樽床伸二・環境委員長に対する解任決議を提出するようですが、未だ提出されず、待たされている状態です。

 先日衆議院を通過した国家公務員法改正案の内閣委員会での採決も、民主党が「強行採決」をしたとのことで混乱し、本会議の開始が遅れました。ところが自民党の有力議員のパーティーがあるとかで、開始を遅らせておきながら、最後は自民党議員が座る席はガラガラになっていました。

 私が所属する外務委員会でも、自民党議員はほとんどの審議で8割前後の方が欠席です。いつも出席しているのは1~2人の議員ぐらいで、他の議員は自分が質問する時しか出て来ない方が大半です。他の議員が質問したことを繰り返し質問し、挙句の果てに質問時間を十分確保しなかったから委員長を解任すべきというのはおかしいと思います。

 外務委員会での審議でも、自民党の質問者が大臣の答弁に対し、「委員会軽視ですよ!」と、言い切った瞬間、自民党の委員は他には誰も出席しておらず、民主党は16人全員が出席していて、失笑が広がったことがありました。特に安倍元総理などは 外務委員でありながら姿を見ることは滅多にありません。普段、審議に参加しないのに「審議が尽くされていない。強行採決だ!」と、国会を混乱させることには納得がいきません。

 今日は17:20からカンボジアから来日中のシアモニ国王を迎賓館で表敬する予定なのですが、その予定も宙に浮いたままです。カンボジア議連の事務局長として役割が沢山あるのですが…。



 追記: 本会議は20:00開始になり、深夜におよぶことになりました。今日は自民党のパーティーはなかったようです。大幅に遅れたお陰でカンボジア国王に謁見することができました。迎える側の議員が誰もいなかったらとヒヤヒヤしていましたが、間に合いました!

 追記2:今、代議士会が終わり、20:40開始で明日0:40頃の終了になるようです。普段、議員会館から帰る時間とあまり変わりませんが、時間を計画的に使えないのはストレスを感じます。 

 写真:カンボジア・シハモニ国王と。「王様と私」のユル・ブリンナーのような、精悍な王様でした。