阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

陳情案件の現場を視察

2009年12月08日 22時18分59秒 | 政治
 今日は、紀の川市、そして海南市から寄せられた陳情案件の現場を視察しました。じっくり時間を取って案件の進捗状況や問題点を議論した後、京奈和自動車道の工事現場や、長く放置されている紀の川南岸の農道、また、370号線など、道幅が狭く危険を伴う国道のバイパス予定地などを見てまわりました。また、車内でも率直な意見交換ができました。忙しい中、時間を割いてくださった市役所の皆さんには心から感謝します。

 現場の声は、自治体の職員だけではなく、実際に生活している方々の声と合わせて聞かなければなりません。例えば農道に関しては、事業凍結への不満の声と同時に、10年以上経過したにも関わらず、分断されたままで無残な姿を晒す姿に「工事のための工事や。アホな税金の使い方の見本として残しといた方がええんちゃうか!?」などと怒りをあらわにする方にも大勢出会いました。

 今年の税収見込みは36兆9000億円とのこと。当初見込みよりも9兆円も少ないのですから、無駄な事業に予算をつける余裕などあるはずもありません。一方で、地域振興に繋がるインフラ整備や、農業、環境、人づくり、そして社会保障の予算はできる限り確保したいものです。

 限られた税収を活かし、民主党の価値観を反映させて、かつ未来に責任を果たす。本当に重い立場ですが、できる限り現場の声を聞き、議論を尽くすことで政権与党の国会議員としての責務を果たす。そんな覚悟を新たにしました。


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陳情の内容についての意見交換

2009年12月07日 23時40分38秒 | 政治
 今日は、6時20分から林間田園都市駅で朝立ち。橋本市議会議員補欠選挙に民主党公認で立候補予定の松本健一氏、瀧洋一橋本市議会議員とともに活動。私の後援会の方々も多数参加してくださりました。

 その後海南市まで移動し、先日の「戦略会議」で陳情して頂いた案件について、海南市の実務者の方々と2時間ほど意見交換をしました。明日はさらに紀の川市と海南市で現場を視察することになりました。私の事務所が窓口になっている以上、できる限り現場に行くべきですし、また、地域住民など、行政以外の声もしっかり聞いていかなくてはなりません。

 その後、津波対策として海南市の沖合に設置が検討されている浮動式防波堤についてもヒアリングを行いました。私は、スマトラ島で壊滅的な被害を受けたインドネシア・アチェで復興支援活動を行った経験から、津波ほど破壊的な自然災害はないとさえ思います。その被害を最小化するための対策ですから、できる限り深く理解しなければなりません。

 夜は「民主党政権になった現在の国政状況について」というテーマで講演。1時間30分を頂いたので、思う存分、私のビジョンをお話しさせて頂きました。

 明日は岩出駅で朝立ちです。 


 
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和歌山2区地域戦略会議

2009年12月06日 02時43分47秒 | 政治
 今日は、民主党から地方議員として立候補を希望してくださる方への面接を行いました。それぞれの方が、大変緊張しながらも、政治に賭ける思いを訴えられる姿に力を頂きました。

 夕方には、「和歌山2区地域戦略会議」を実施しました。

 新しい陳情・要望システムについては、すでにブログでも紹介しましたが、

http://blog.goo.ne.jp/xday0321/e/d52996776869fc7607c34cadcd230bd5

今日は、選挙区内の4市4町の首長さん、または幹部の方々に来て頂き、私から直接説明、質疑応答対応を行うとともに、それぞれの地域の要望を聞く機会を作りました。

 政権交代が実現し、新しい価値観で行われる陳情システムや、予算の組み方、査定の仕方などには、大きな期待とともに戸惑いもあると思います。和歌山2区の総支部長として、民主党の考え方を説明するとともに、質問に対しては、できる限り丁寧に答えるように努めました。大変多くの質問を頂いたこと、意義があったと思います。同時に、県をまたがっての事業への対応など、課題も見つかりました。例えば大阪府と和歌山県を結ぶ道路などは、和歌山県側にとっては強い要望ではあっても、大阪府側はそれほどでもないケースがあります。このような時に、どのようにニーズを伝えるのか、戦略も必要だと感じました。 

 個々の自治体の要望としては、とにかく道路についての要望が圧倒的でした。私が地域を歩き、住民の方々と対話した時は、年金や医療、農業や雇用についてのものが多く、自治体の要望と住民の要望は必ずしも一致するあけではありません。しかし、和歌山県は他府県に比べてインフラ整備が遅れているのもまた事実です。限られた予算を有効に使うためには、徹底的に「無駄を省く」こと、地域のバランス、生活への影響や対費用効果、また事業の透明性などで「優先順位を付ける」こと、そして、「和歌山への優先順位を上げる」ための努力も必要だと感じました。

 じっくりと意見交換ができた今日の会議は非常に有意義でした。相互理解、信頼醸成のためには、定期的に会合を行うこと、また、地方自治体だけでなく、各種団体や企業、そして一般市民の声を聞く機会なども作っていきたいと思います。また、できる限り現場にも足を運び、様々な角度から精査した上で、党本部への陳情対応を行うつもりです。

 休日であり、また、通知からあまり時間がなかったにも来てくださった関係者の皆さん、そして取材に来てくださったマスコミの方々のご協力に心から感謝を申し上げます。

 力を合わせ、知恵を出し合って和歌山を元気にしていきましょう!



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平山郁夫画伯の死を悼む

2009年12月02日 22時31分32秒 | 政治
 日本画家の平山郁夫画伯が逝去されました。親戚のお姉さんが東京芸大で平山先生に指導してもらっていたこともあり、とても身近に感じていました。私にとっては、世界最高の芸術家。各地で絵画展があれば訪れ、時間が許す限り絵の前で佇んでいました。シルクロードの夜の明るさを明るい藍色で表した手法、その美しさと幻想的な世界に魅了されました。

 私が高校生の頃、NHKが「シルクロード」という特集を連続で放送したことがあります。その頃は、まだ外国に行ったことはありませんでしたが、異文化の中に遥かな歴史のロマンを感じ、もっとも行ってみたい場所のひとつになりました。そして、私のシルクロードへの関心にイマジネーションを与えてくださったのが、平山郁夫画伯の絵でした。

 異文化に対する強い関心と共感を持つようになったきっかけ、そして、私の世界観や価値観を形成するきっかけを作ってくださったのが平山画伯が描く世界でした。

 中国の西域地方、アンコールワット、アフガニスタン、サラエボなど、私がずっと興味を持ち、また、実際に活動した紛争地域をテーマに描かれた絵の数々はとりわけ思い出深いです。特に1996年、ボスニア統一選挙の指導員としてサラエボに赴任していた同じ時期、平山先生もサラエボを描いていたそうです。戦争で破壊され尽くした中、明るい笑顔の子供たちこそが、未来への光。そんな思いで描かれた「サラエボの祈り」は、特に印象的な作品です。平和を希求し、苦難と希望の対比を描いた独自の世界は、日本が世界に誇るべき最高の芸術だと思います。

 平山郁夫先生の冥福を心からお祈り致します。



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スターを作れ!-国際的な名声が調停役の力

2009年12月01日 21時50分16秒 | 政治
 今日は本会議の後、「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」の土井香苗さん、「ヒューマン・ライツ・ナウ」の伊藤和子さん、そして土井さんの後輩の東大生の女性が来訪しました。発展途上国の人権問題について共通の認識を持ってもらうため、議員を対象に連続勉強会を実施すること、また、その問題意識を、人権問題を抱える国のリーダーに対する要望として届けるなど、今後の活動方針についての「戦略会議」を行いました。

 「現場」と「国政」の架け橋になることは、国会議員としての私の一番の使命と任じていることですから、そのための役割を果たすことは、もっとも喜びとするところです。勉強会の実施や、できれば現地での実情調査など、積極的に行っていきたいと思います。議員会館の私の部屋が、NGO活動家のミーティング場所になるような雰囲気を作りましょう!
 
 私は、日本が果たすべき大きな役割は、国際紛争を解決するための調停役を担うことだと思います。今は、和平協定が結ばれた後に何らかの負担を求められる受身の役割が大半ですが、国の戦略として、調停役として世界が認めるような名声を伴う「スター」を育てることも必要です。パレスチナ和平におけるペレス元イスラエル首相、旧ユーゴ、北朝鮮、イラク問題のソフトランディングに奔走したカーター元米国大統領、アチェ和平におけるアハティサーリ元フィンランド大統領などが果たした役割、日本人が果たしたっていいのです! 

 では、日本では誰が適任者か? 今のところ、一番近くにいるのは鳩山首相でしょう。人権、環境、平和など人類の普遍的なテーマについて友愛外交が成果を挙げることが条件ですが、国連総会でCO2排出を1990年比25%減を約束した演説では国際社会の高い評価を得ましたし、可能性は十分だと思います。友愛外交を支える小さな成果の蓄積も大切。そのための力になれるなら、裏方としての役割を喜んで果たしたいと思います。

 土井香苗さんについては、昨日発売された「週刊現代」で、「才媛が選んだ人生」として、その生き方や考え方が紹介されています。メッセージからも、写真からも、あふれるような正義のオーラを感じるのは私だけではないと思います。

 鳩山首相の次の次ぐらいの「調停役」になり得るのは、彼女かもしれません!


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