博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『大漢風』第7話

2006年11月20日 | ドラマ『大漢風』
いつの間にか劉邦と呂雉との間に娘(魯元公主)が産まれましたが、劉邦はと言えば相変わらず暇を見ては曹姫のもとに通っております。そこで業を煮やした呂雉が曹姫の産んだ劉肥を攫って井戸に沈めて溺死させようとする暴挙に出ます。幸い夏侯嬰が劉肥を助けて今回は事なきを得ますが、呂雉の行動はどこまでエスカレートしていくのでしょうか……

業を煮やすと言えば、二世皇帝が酒食に溺れて政務を趙高に任せきりにしているのに業を煮やした李斯が後宮に乗り込んできて暴れまくるという場面がありましたが、李斯・二世皇帝・趙高の三人が出て来る場面は毎回コントのようで、秦の天下が危機に瀕しているとかそういう悲壮感が全く感じられません(^^;)
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『封神榜』その3

2006年11月20日 | 中国古典小説ドラマ
『封神榜』第17~24話まで見ました。

姫昌の西岐帰還、殷の宰相比干の横死、黄飛虎一家の西岐への投降、崇侯虎の敗死といったエピソードが展開されます。姜子牙がやっとこさ西岐の丞相に登用され、武吉、雷震子、黄天化、黄天祥、聞仲といった原典でもお馴染みの連中が続々と登場してきます。雷震子は最初はかわいい少年ですが、師父・雲中子の陰謀により、とても7歳の子供とは思えない姿に変身させられてしまいます。

こんな姿にさせられても怒らない雷震子もアレですが、突然彼と遭遇して「7年前にあなたに拾われた雷震子です」と告げられ、「おおっ、あの時の!」と素直に納得する姫昌も大概です(^^;)

ここへきてやっとこさ戦闘の場面も増えてきましたが、雑魚レベルの武将でも一騎打ちとなるといちいち騎乗から飛び上がって空中戦を繰り広げるのは何とかならんもんでしょうか……

で、物語は文王の死期が近づく中、申公豹が手下の妖怪・鳳来(ドラマオリジナルキャラです)を人間の女性に化けさせ、彼女を亡き比干の娘の子嫻(やはりオリジナルキャラ。黄飛虎の妹で紂王の妃の黄貴妃から剣術を習ったという設定。)と道連れにして西岐に向かわせ、妲己に取り憑いた狐狸精と同じように彼女を武王の妃にして誘惑させようとした所で一旦完結です。

この続きが気になるところですが、残念ながら後編のDVDがまだリリースされておりませぬ…… タイトルには「四十集電子連続劇」とあるので、残り十六話分がそのうち出るということなんでしょう。ここまでは殷周の宮廷での動きを丁寧に描いてきましたが、残り話数から勘定すると、肝心の殷周両陣営や闡教・截教の戦いは大幅に省略されそうな悪寒が…… それでもエンディングのキャストを見ると楊戩や十天君、趙公明といった面子は登場してくれるようでありますが。
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